最終更新日:2025/12/07
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元となった辞書の項目

stream

動詞

〈自〉流れる

このボタンはなに?

美しいステンドグラスの窓から太陽の光が差し込んできた。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: stream

品詞: 動詞(名詞としても使用可能)

意味(英語):


  1. To flow like a liquid or in a continuous current.

  2. To transmit or receive (data, especially video and audio material) over the internet in real time.

意味(日本語):


  1. 水や空気などが流れ続けることを表します。

  2. インターネット上で映像や音声のデータをリアルタイムに配信・受信することを表します。

たとえば、川の水のように「流れる」イメージから、「インターネットで動画をリアルタイムで流す・見る」まで、広く使われる単語です。

活用形:


  • 現在形: stream

  • 三人称単数現在形: streams

  • 過去形: streamed

  • 過去分詞形: streamed

  • 現在分詞形: streaming

他品詞形:


  • 名詞としての“stream”は「小川」「流れ」という意味になります(例:a stream in the forest)。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級):ある程度の専門的な話題や技術的用語に触れるレベル。インターネット配信という概念や比喩的な用法もあり、やや上級者向けです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: なし

  • 語幹: “stream”

  • 接尾語: なし

もともと「流れ」を表す単語が、そのまま動詞化もしやすい形をとっています。

その他の関連語や派生語


  • mainstream (形容詞/名詞): 主流(の)、大勢に受け入れられたもの

  • streamline (動詞): (作業工程などを)合理化する/簡素化する

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. stream live / ライブ配信する

  2. stream online / オンラインで配信する

  3. stream from a server / サーバーからストリーミングする

  4. stream high-quality video / 高画質の動画をストリーミングする

  5. stream across the internet / インターネットを介して配信する

  6. stream tears / 涙を流す(比喩表現で使うことも)

  7. data stream / データの流れ・ストリーム(名詞的な表現)

  8. continuous stream / 絶え間ない流れ

  9. stream out / 一斉に外へ流れ出る

  10. stream along / (大勢や洪水のように)前へ流れていく


3. 語源とニュアンス

語源:

古英語の「strēam」から来ており、「流れる水」「流れ」という意味を持ちます。時代が進むにつれて「流れ」の概念が物理的な水流から比喩的表現(人や物事の流れ)へと広がり、インターネット技術の発展とともに「映像や音声をリアルタイムで配信する」意味へと拡大しました。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 「流れる」イメージが強いため、動作を連続的に捉える表現でよく使われます。

  • インターネット配信(動画や音楽など)に関して使う場合は、割とカジュアルからビジネスまで幅広く使用されます。フォーマルな文書でも一般的になりました。

  • 日常会話では「ストリーミングする」というように外来語として日本語化している場面もあり、特にIT関連の文脈で多用されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞 / 他動詞:

    「stream」は自動詞として「(データなどが)流れる」、他動詞としては「~をストリーミング配信する」のようにも使われます。


    • 自動詞例: The water streamed down the mountainside.

    • 他動詞例: We will stream the concert live tomorrow.


  • 使用シーン(フォーマル / カジュアル):


    • IT用語としては会議資料でも使われるため比較的フォーマル。

    • 日常会話の「Netflixで動画をストリームする」のようなカジュアルな表現でもOK。


  • 名詞用法:

    「小川/流れ」を意味する可算名詞として使用する場合は、a stream, the stream, streams のように冠詞や複数形を付けられます。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I’m going to stream my favorite show tonight.”

    (今夜、お気に入りの番組をストリーミングするよ。)

  2. “Music streams from my phone whenever I plug in my headphones.”

    (イヤホンをつなぐと、いつも音楽がスマホから流れてくるんだ。)

  3. “The river streams gently behind our house.”

    (家の裏には川が穏やかに流れています。)

ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “We plan to stream the product launch to all our clients worldwide.”

    (製品発表を世界中の顧客に向けてストリーミング配信する予定です。)

  2. “Our servers can handle a large volume of data streaming during peak hours.”

    (ピーク時でも、当社のサーバーは大量のデータストリーミングを処理できます。)

  3. “We need to ensure high-quality streaming for the webinar.”

    (ウェビナーの高品質なストリーミングを確保する必要があります。)

学術的な文脈 (フォーマル)


  1. “Participants were able to stream the conference proceedings from remote locations.”

    (参加者は遠隔地からカンファレンスの進行をストリーミングで視聴することができた。)

  2. “The fluid streams through the narrow channel at a constant velocity.”

    (液体は一定の速度で狭い水路を流れる。)

  3. “By streaming lectures, universities can reach a wider audience.”

    (講義をストリーミング配信することで、大学はより広範な受講者にリーチできる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. flow(流れる)


    • 物理的・比喩的なすべての「流れ」に広く使われる。

    • “flow”は連続的な動きやプロセスを強調する。


  2. run(流れ出る、流れる)


    • 水や液体が「走る・流れ出る」イメージ。より日常的・口語的。


  3. broadcast(放送する)


    • 主にテレビやラジオに関して使われるが、近年はインターネットでも使用。


反意語


  • stop(止まる)

  • halt(停止する)

    どちらも「流れ」や「送信」を止めることを意味する動詞として対比的に使われます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • アメリカ英語: /striːm/

  • イギリス英語: /striːm/

どちらも “ストリーム” のようにほぼ同じ発音ですが、アメリカ英語ではややrが強めになります。


  • 強勢(アクセント): 単語全体を一度で発音する短い語なので、先頭の [str] に強めの意識が置かれがちです。

  • よくある発音ミス: /stɹim/ のrを弱く発音したり、語尾の/m/が曖昧になるなど。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「steam(蒸気)」「stream(流れる・ストリーミング)」と間違えることが多いので要注意です。

  • 同音異義語との混同: 厳密には “steam” は /stiːm/ で同音ではありませんが、日本語で「スティーム」と混同しやすいので気をつけましょう。

  • 試験対策: TOEICやIELTSなどでも、IT関連の文章中で“streaming service”のように出題される場合があります。意味をとり違えないようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ストリーム」は「ス(s)とトリーム(tream)」に分けてイメージすると、最初の”s”が「滑らかに流れ出す水の音」を連想させて、覚えやすいかもしれません。

  • 水が絶えず流れるイメージ→そこから映像や音声が絶え間なく届けられるイメージへと関連づけると覚えやすいです。

  • 「Steam (蒸気)」との違いはしっかり頭に入れておきましょう。「あたたかい蒸気」(steam) と「流れ」(stream) はスペル一文字違い。


以上が、動詞「stream」の詳細解説です。水の流れからインターネット配信まで幅広く使えるので、ぜひ例文やコロケーションと一緒に覚えてみてください。

意味のイメージ
stream
意味(1)

〈液体が〉流れる

意味(2)

(を)流し出す,流す《+with+名》

意味(3)

〈人などが〉流れるように続く,絶えず続く

意味(4)

〈旗などが〉ひるがえる,なびく

意味(5)

〈液体〉‘を'流し出す,流す

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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