最終更新日:2025/10/07

『あらしの』,暴風雨の,あらしになりそうな / (感情・言動が)『激しい』

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元となった辞書の項目

stormy

IPA(発音記号)
形容詞

『あらしの』,暴風雨の,あらしになりそうな / (感情・言動が)『激しい』

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天気予報では、あらしの夜が予想されています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: stormy

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: 形容詞なので、比較級・最上級(stormier, stormiest)があります。


  • 原級: stormy

  • 比較級: stormier

  • 最上級: stormiest

意味(英語): relating to or characterized by storms, turbulence, or strong emotion

意味(日本語): 嵐のような状態を表す、荒れた、感情的に激しい

「stormy」は、天気が荒れて嵐になるときや、感情や状況が荒々しく波乱に満ちているときに使います。気象現象だけでなく、人間関係や議論が「荒れ模様である」ことを表すこともできます。

また、動詞になった場合はありませんが、名詞の「storm(嵐)」や動詞の「to storm(荒れ狂う、突進する)」などの関連形があります。

難易度 (CEFR レベル): B1(中級)


  • B1:中級 … 天気に関する基本単語をすでに学習している人が、感情や比喩的な表現としても用いる段階。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源要素: 「storm(嵐)」+形容詞化する接尾語「-y」


    • 「-y」は「〜のような、〜に富む」という意味を付け加えることが多い接尾語です。


派生語や関連語


  • storm (名詞): 嵐

  • to storm (動詞): 嵐になる、突進する、激しく攻撃する

  • storminess (名詞): 荒れ模様、(感情や状況の)激しさ

よく使われるコロケーション・フレーズ(10個)


  1. stormy weather: 荒れた天気

  2. stormy night: 荒れた夜

  3. stormy sea: 荒海

  4. stormy relationship: 波乱含みの(荒れた)関係

  5. stormy argument: 激しい口論

  6. stormy debate: 荒れた議論

  7. stormy atmosphere: 荒れ果てた空気感(雰囲気)

  8. stormy sky: 嵐の空

  9. stormy emotions: 激しい感情

  10. stormy session (in parliament, etc.): 激しい審議(議会などでのセッション)


3. 語源とニュアンス

「stormy」は古英語から続く「storm」という言葉に形容詞化の接尾語「-y」がついたものです。元々は「激しい天気、強い風雨」を示す言葉ですが、歴史的に比喩表現として「感情や人間関係が荒れている状態」を表すのにも使われるようになりました。


  • ニュアンス: 天候については「大荒れの天気」を表す直接的な意味、比喩や感情については「非常に不安定」「独特の緊張感がある」などのニュアンスを伴います。

  • 使用シーン: 文章でも会話でも幅広く用いられるが、嵐のような天気、またはメタファー表現として「荒々しい/激しい」感情や状況を強調したいときにカジュアルからフォーマルまでどちらでも利用可能です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞と可算・不可算: 形容詞なので可算・不可算の区別はありません。

  • 構文:


    • 「It was a stormy night.」(叙述・説明)

    • 「The couple had a stormy argument.」(名詞を修飾)


  • 使用シーン: 天気・比喩表現ともに使いやすい。フォーマル・カジュアル、どちらの文脈でも問題ありません。



5. 実例と例文

日常会話で使われる例 (3つ)


  1. “It’s going to be stormy tomorrow, so let’s stay indoors.”

    「明日は嵐になりそうだから、家の中で過ごそうよ。」


  2. “We had a stormy argument last night, but we made up this morning.”

    「昨夜は激しい口論になったけど、今朝は仲直りしたよ。」


  3. “The sky looks stormy; take an umbrella just in case.”

    「空が荒れそうだね。念のため傘を持って行って。」


ビジネスの場面 (3つ)


  1. “Due to the stormy weather, we’ll postpone the company outing.”

    「嵐のような天気のため、会社のレクリエーションは延期します。」


  2. “There was a stormy debate in the boardroom over the new budget plan.”

    「新しい予算計画をめぐって、取締役会では激しい議論がありました。」


  3. “Her presentation faced a stormy reception from some of the investors.”

    「彼女のプレゼンは一部の投資家から厳しい反応を受けました。」


学術的な文脈 (3つ)


  1. “The researchers conducted a study on how stormy climates affect crop production.”

    「研究者たちは、荒れた気候が作物生産にどう影響するかを調査しました。」


  2. “In historical records, stormy eras are often linked with social upheaval.”

    「歴史的記録において、荒れた時代はしばしば社会的混乱と結びつけられます。」


  3. “Psychologically, a stormy environment can heighten stress responses in individuals.”

    「心理学的には、荒れた環境は人々のストレス反応を高める可能性があります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. turbulent (荒れ狂う、混乱した)


    • 「stormy」と似て、混乱状態や荒れ模様を示すが、天候だけでなく空気や社会情勢など広い分野で使われる。


  2. tempestuous (嵐のように激しい)


    • 「stormy」よりも文語的で、感情や状況の激しさをより強調する場合に使われる。


反意語 (antonyms)


  1. calm (穏やかな)


    • 荒れ模様の対極。「波風の立たない状態」を表す。


  2. peaceful (平和な)


    • 「精神的に平穏な」や「平和的な」状態を表す場合に使われる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈstɔːr.mi/ (アメリカ英語 / イギリス英語共通で大きな違いはありません)

  • 強勢(アクセント): 最初の音節「stor-」に強勢があります: STOR-my

  • 発音の違い(米英): アメリカ英語は「ストー(r)-ミー」と /r/ 音がやや強く発音され、イギリス英語では /r/ の発音がやや控えめになることが多いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “stormy”と“stormey”などと綴りを間違えないように注意。

  • 同音異義語ではないが似た単語: “story” (物語) と混同しやすいので、発音とスペル両方で注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検では天候を表す単語を問う問題や、感情を比喩的に表す語彙問題として出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ法: 「storm(嵐)」+「y(~のような)」で「嵐のような状態」と覚える。

  • スペリングのポイント: “storm + y” = “stormy” と、一見シンプルですが、r と m の間違いに気をつけるとよいです。

  • ビジュアル連想: 荒れ狂う海や、真っ黒な雲をイメージしながら覚えると印象に残りやすいでしょう。

以上が形容詞「stormy」の詳細な解説です。天気の表現だけでなく、感情や状況に関して「嵐のような(荒れ模様の)」ニュアンスを伝えたいときにぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
stormy
意味(1)

あらしの,暴風雨の,あらしになりそうな

意味(2)

(感情・言動が)激しい

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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