stormy
1. 基本情報と概要
単語: stormy
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形: 形容詞なので、比較級・最上級(stormier, stormiest)があります。
- 原級: stormy
- 比較級: stormier
- 最上級: stormiest
意味(英語): relating to or characterized by storms, turbulence, or strong emotion
意味(日本語): 嵐のような状態を表す、荒れた、感情的に激しい
「stormy」は、天気が荒れて嵐になるときや、感情や状況が荒々しく波乱に満ちているときに使います。気象現象だけでなく、人間関係や議論が「荒れ模様である」ことを表すこともできます。
また、動詞になった場合はありませんが、名詞の「storm(嵐)」や動詞の「to storm(荒れ狂う、突進する)」などの関連形があります。
難易度 (CEFR レベル): B1(中級)
- B1:中級 … 天気に関する基本単語をすでに学習している人が、感情や比喩的な表現としても用いる段階。
2. 語構成と詳細な意味
- 語源要素: 「storm(嵐)」+形容詞化する接尾語「-y」
- 「-y」は「〜のような、〜に富む」という意味を付け加えることが多い接尾語です。
派生語や関連語
- storm (名詞): 嵐
- to storm (動詞): 嵐になる、突進する、激しく攻撃する
- storminess (名詞): 荒れ模様、(感情や状況の)激しさ
よく使われるコロケーション・フレーズ(10個)
- stormy weather: 荒れた天気
- stormy night: 荒れた夜
- stormy sea: 荒海
- stormy relationship: 波乱含みの(荒れた)関係
- stormy argument: 激しい口論
- stormy debate: 荒れた議論
- stormy atmosphere: 荒れ果てた空気感(雰囲気)
- stormy sky: 嵐の空
- stormy emotions: 激しい感情
- stormy session (in parliament, etc.): 激しい審議(議会などでのセッション)
3. 語源とニュアンス
「stormy」は古英語から続く「storm」という言葉に形容詞化の接尾語「-y」がついたものです。元々は「激しい天気、強い風雨」を示す言葉ですが、歴史的に比喩表現として「感情や人間関係が荒れている状態」を表すのにも使われるようになりました。
- ニュアンス: 天候については「大荒れの天気」を表す直接的な意味、比喩や感情については「非常に不安定」「独特の緊張感がある」などのニュアンスを伴います。
- 使用シーン: 文章でも会話でも幅広く用いられるが、嵐のような天気、またはメタファー表現として「荒々しい/激しい」感情や状況を強調したいときにカジュアルからフォーマルまでどちらでも利用可能です。
4. 文法的な特徴と構文
- 品詞と可算・不可算: 形容詞なので可算・不可算の区別はありません。
構文:
- 「It was a stormy night.」(叙述・説明)
- 「The couple had a stormy argument.」(名詞を修飾)
- 「It was a stormy night.」(叙述・説明)
使用シーン: 天気・比喩表現ともに使いやすい。フォーマル・カジュアル、どちらの文脈でも問題ありません。
5. 実例と例文
日常会話で使われる例 (3つ)
“It’s going to be stormy tomorrow, so let’s stay indoors.”
「明日は嵐になりそうだから、家の中で過ごそうよ。」“We had a stormy argument last night, but we made up this morning.”
「昨夜は激しい口論になったけど、今朝は仲直りしたよ。」“The sky looks stormy; take an umbrella just in case.”
「空が荒れそうだね。念のため傘を持って行って。」
ビジネスの場面 (3つ)
“Due to the stormy weather, we’ll postpone the company outing.”
「嵐のような天気のため、会社のレクリエーションは延期します。」“There was a stormy debate in the boardroom over the new budget plan.”
「新しい予算計画をめぐって、取締役会では激しい議論がありました。」“Her presentation faced a stormy reception from some of the investors.”
「彼女のプレゼンは一部の投資家から厳しい反応を受けました。」
学術的な文脈 (3つ)
“The researchers conducted a study on how stormy climates affect crop production.”
「研究者たちは、荒れた気候が作物生産にどう影響するかを調査しました。」“In historical records, stormy eras are often linked with social upheaval.”
「歴史的記録において、荒れた時代はしばしば社会的混乱と結びつけられます。」“Psychologically, a stormy environment can heighten stress responses in individuals.”
「心理学的には、荒れた環境は人々のストレス反応を高める可能性があります。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- turbulent (荒れ狂う、混乱した)
- 「stormy」と似て、混乱状態や荒れ模様を示すが、天候だけでなく空気や社会情勢など広い分野で使われる。
- 「stormy」と似て、混乱状態や荒れ模様を示すが、天候だけでなく空気や社会情勢など広い分野で使われる。
- tempestuous (嵐のように激しい)
- 「stormy」よりも文語的で、感情や状況の激しさをより強調する場合に使われる。
- 「stormy」よりも文語的で、感情や状況の激しさをより強調する場合に使われる。
反意語 (antonyms)
- calm (穏やかな)
- 荒れ模様の対極。「波風の立たない状態」を表す。
- 荒れ模様の対極。「波風の立たない状態」を表す。
- peaceful (平和な)
- 「精神的に平穏な」や「平和的な」状態を表す場合に使われる。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈstɔːr.mi/ (アメリカ英語 / イギリス英語共通で大きな違いはありません)
- 強勢(アクセント): 最初の音節「stor-」に強勢があります: STOR-my
- 発音の違い(米英): アメリカ英語は「ストー(r)-ミー」と /r/ 音がやや強く発音され、イギリス英語では /r/ の発音がやや控えめになることが多いです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “stormy”と“stormey”などと綴りを間違えないように注意。
- 同音異義語ではないが似た単語: “story” (物語) と混同しやすいので、発音とスペル両方で注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検では天候を表す単語を問う問題や、感情を比喩的に表す語彙問題として出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ法: 「storm(嵐)」+「y(~のような)」で「嵐のような状態」と覚える。
- スペリングのポイント: “storm + y” = “stormy” と、一見シンプルですが、r と m の間違いに気をつけるとよいです。
- ビジュアル連想: 荒れ狂う海や、真っ黒な雲をイメージしながら覚えると印象に残りやすいでしょう。
以上が形容詞「stormy」の詳細な解説です。天気の表現だけでなく、感情や状況に関して「嵐のような(荒れ模様の)」ニュアンスを伝えたいときにぜひ活用してみてください。
あらしの,暴風雨の,あらしになりそうな
(感情・言動が)激しい