(傷・患部が)『痛い』,触って痛い / (人が)(けが・打ち身などで)『痛みを感じる』 / 《古》つらい,ひどい,痛ましい / 《名詞の前にのみ用いて》(精神的に)痛い,苦しい
sore
(傷・患部が)『痛い』,触って痛い / (人が)(けが・打ち身などで)『痛みを感じる』 / 《古》つらい,ひどい,痛ましい / 《名詞の前にのみ用いて》(精神的に)痛い,苦しい
1. 基本情報と概要
単語: sore
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): painful, tender, or aching
意味(日本語): 痛い、ひりひりする、または心が傷ついている状態
「sore」は、たとえば筋肉が疲れて痛むときに「筋肉痛で痛い」、のどが痛いときに「のどが痛い」と表現するときに使われる形容詞です。「身体的に痛い」という意味だけでなく、「心が痛む」「感情的に傷ついている」というニュアンスでも使われることがあります。
活用形: 形容詞ですので、修飾する名詞の前に置いたり、be動詞などの補語として使われることが多いです(sorer, sorest という比較級・最上級もありますがあまり日常的ではありません)。
- 例: sore → sorer → sorest
他の品詞の例:
- 名詞: soreness(痛み、ひりひりする感じ)
- 副詞: sorely(痛ましく、ひどく)
- 名詞: soreness(痛み、ひりひりする感じ)
CEFRレベル: B1(中級)
→ 「hurt(痛い)」のような基本的な言葉に比べると少し語感が強く、ニュアンスの幅が広い中級レベルの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語・接尾語: 特になし
- 語幹: sore
- 接頭語・接尾語: 特になし
派生語や類縁語:
- soreness(名詞:痛み、ひりひり感)
- sorely(副詞:痛ましく、ひどく)
- soreness(名詞:痛み、ひりひり感)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- sore throat(のどの痛み)
- sore muscles(筋肉痛/筋肉が痛い状態)
- sore spot/point(痛い部分、話題として触れたくない部分)
- feel sore(痛みを感じる/ムッとしている)
- still sore about ~(〜についてまだ怒っている/心が痛んでいる)
- extremely sore(非常に痛い)
- sore loser(負けを認められない人)
- sore feet(足が痛い)
- leave someone sore((何かが)人の気分を害する/怒らせる)
- sore to the touch(触ると痛い)
- sore throat(のどの痛み)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語「sār」(痛み、苦しみ) に由来し、古くから「肉体的・精神的な痛み」を表してきました。
- ドイツ語やオランダ語にも類似の表現があり、「痛み」を中心とした共通のゲルマン語ルーツを持ちます。
- 古英語「sār」(痛み、苦しみ) に由来し、古くから「肉体的・精神的な痛み」を表してきました。
ニュアンス:
- 「身体がひりひり痛む」のような直接的な痛みを表すほか、感情が傷ついて「まだ気にしている/怒っている」という意味でも使われます。
- カジュアルな日常会話でもよく使われますが、「I’m still sore about the argument(あの口論のことをまだ根に持っている)」のように比較的カジュアルでも感情のトーンを強める表現になることがあります。
- 「身体がひりひり痛む」のような直接的な痛みを表すほか、感情が傷ついて「まだ気にしている/怒っている」という意味でも使われます。
使用時の注意点:
- 具体的な身体の痛みを表す場合と、感情的に傷ついている場合の両方に使われるので文脈に注意が必要です。
- 「sore point」や「sore spot」は「話題にすると怒りを買う/気まずくなる話題」という意味も持つので、フォーマルな文章よりも日常会話でよく遭遇する表現です。
- 具体的な身体の痛みを表す場合と、感情的に傷ついている場合の両方に使われるので文脈に注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- 形容詞として主に補語(be動詞などのあとに置く)か名詞修飾(名詞の前に置く)として使われます。
- 例:
- My arm is sore.(私の腕が痛い)
- I have a sore arm.(私は痛い腕を抱えている)
- 形容詞として主に補語(be動詞などのあとに置く)か名詞修飾(名詞の前に置く)として使われます。
一般的な構文・イディオム:
- be sore about something(何かについてまだ腹を立てている/心が落ち着かない)
- hit a sore spot(痛いところを突く)
- a sore point with someone(ある人にとって話したくない問題)
- be sore about something(何かについてまだ腹を立てている/心が落ち着かない)
使用シーン:
- フォーマル度合いはそこまで高くなく、カジュアルや日常会話で使われる表現が多いです。ビジネスシーンでは身体的な痛みというよりは「I’m still sore about the budget cuts」のように比喩的に「不満がある」という使い方をすることもあります。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I went for a run yesterday, and now my legs are really sore.”
(昨日ランニングをして、今は脚がとても痛いんだ。) - “She has a sore throat, so she’s been drinking hot tea all day.”
(彼女はのどが痛いので、一日中温かいお茶を飲んでいるよ。) - “I’m still sore about what he said to me yesterday.”
(昨日彼が私に言ったこと、まだ気になってるんだ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “I’m sorry, but I’m still a bit sore about how that meeting ended.”
(すみませんが、あの会議の終わり方にはまだ少し不快感を覚えています。) - “They were sore over the budget cuts, so negotiations didn’t go smoothly.”
(彼らは予算削減に腹を立てていたので、交渉はうまく進みませんでした。) - “My back is sore from sitting all day at my desk.”
(一日中デスクに座っていたので、背中が痛いんです。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “Participants reported feeling sore muscles approximately 24 hours post-exercise.”
(被験者は運動後約24時間で筋肉痛を感じると報告しました。) - “The study concluded that the subjects experienced sore joints due to repeated stress on the limbs.”
(この研究では、四肢への反復的な負荷により被験者が関節痛を経験したと結論付けています。) - “Though the disagreement left some members quite sore, the committee proceeded with the plan.”
(その意見の不一致で一部のメンバーはかなり気分を害したものの、委員会は計画を続行しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- painful(痛い)
- 一般的に「痛い」と表現するときに使われる広い意味。
- 一般的に「痛い」と表現するときに使われる広い意味。
- aching(うずくように痛む)
- 「ずきずきするような痛み」を強調するときに。
- 「ずきずきするような痛み」を強調するときに。
- tender(さわると痛い、敏感な)
- 触れると痛い状態や、デリケートな部分に使われる。
- hurt(痛い・傷ついている)
- 動詞としても使われ、より幅広く「~が痛い」「感情的に傷ついている」を表す。
- painful(痛い)
反意語:
- painless(痛みのない)
- comfortable(快適な)
- numb(感覚がない/しびれている)
- painless(痛みのない)
ニュアンスや使い方の違い:
- “painful”は心情面でもフィジカルな痛みでも幅広く使う。
- “sore”は「痛みが残っている」「根にもっている」といった、ややしつこい印象を与える場合が多い。
- “tender”は「優しく扱わないと痛い」といったニュアンスが強い。
- “painful”は心情面でもフィジカルな痛みでも幅広く使う。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /sɔr/ または /sɔːr/
- イギリス英語: /sɔː/
- アメリカ英語: /sɔr/ または /sɔːr/
強勢(アクセント):
- 1音節の単語のため、特にアクセントの位置を気にする必要はありません。
- 1音節の単語のため、特にアクセントの位置を気にする必要はありません。
よくある発音の間違い:
- “soar”(空高く舞い上がる)や “saw”(のこぎり/過去形の saw)との混同。
- “soar” と “sore” は一部の英語話者には同音になることがありますが、スペリングで区別します。
- “soar”(空高く舞い上がる)や “saw”(のこぎり/過去形の saw)との混同。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “soar” と “sore” の混同に注意。
- 同音異義語との混同: 方言や発音によっては “soar” と “sore” が同音に聞こえる場合があり、文脈で判断することが大事です。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、身体の状態だけでなく感情的な文脈でも使われる可能性があるため、出題される際には「感情面での“まだ腹を立てている”」という意味も意識しておくとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚え方のコツ:
- “SOre = SO painful” と頭文字を結びつけ、「とても痛い」というイメージで覚える。
- 走った後の筋肉痛など、「あとからくる痛み」をイメージすると記憶しやすい。
- “SOre = SO painful” と頭文字を結びつけ、「とても痛い」というイメージで覚える。
関連ストーリー:
- ランニングをして足が “sore” になるイメージ。そこから「あとに残る痛み」「根に持つ痛み」という連想をすると、感情面の「まだ傷ついている」ニュアンスも覚えやすいでしょう。
以上が、形容詞 “sore” の詳細解説です。身体的にも感情的にも「痛みが残る」イメージがポイントの単語ですので、日常会話や文章の中で上手に使い分けてみてください。
(傷・患部が)痛い,触って痛い
《古》つらい,ひどい,痛ましい
(人が)(けが・打ち身などで)痛みを感じる
《名詞の前にのみ用いて》(精神的に)痛い,苦しい