元となった辞書の項目
smoker
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: smoker
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
CEFRレベル: B1 (中級)
意味(英語 & 日本語)
- 英語での意味: A person who smokes tobacco (e.g., cigarettes, cigars, etc.)
- 日本語での意味: タバコを吸う人のことです。
- 「smoker」は、「タバコなどを常習的に吸う人」というニュアンスで使います。
活用形
名詞の場合は、複数形はsmokersとなります。
- 単数形: a smoker
- 複数形: smokers
他の品詞の例
- 形容詞: “smoking” (例: “smoking room” タバコが許可されている部屋)
- 動詞形は “smoke”。
例: “He smokes a cigarette.” (彼はタバコを吸う)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- smoke(動詞・名詞)+ -er(~する人・ものを示す接尾語)
“-er” は「~する人・もの」を表す接尾辞です。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- chain smoker (チェーンスモーカー:タバコを立て続けに吸う人)
- heavy smoker (ヘビースモーカー:タバコをたくさん吸う人)
- non-smoker (タバコを吸わない人)
- social smoker (社交的にたまに吸う人)
- smoker’s cough (喫煙者の咳)
- designated smoker’s area (喫煙指定エリア)
- smoker-friendly environment (喫煙者に優しい環境)
- occasional smoker (時々吸う喫煙者)
- ex-smoker (元喫煙者)
- smoker’s lounge (喫煙ラウンジ)
3. 語源とニュアンス
語源
- “smoke”は古英語の“smoca”やゲルマン祖語などに由来します。
- そこに「~する人」を表す接尾語“-er”がついて”smoker”になりました。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「smoker」は極めて直接的に「喫煙者」を指します。
- 口語でも文章でも使われますが、フォーマルな書き言葉よりは、会話や一般的な文書で使われることが多いです。
- 近年、健康志向の高まりなどから、喫煙は社会的に批判的に捉えられることも多いので、文脈によっては注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞なので、冠詞 (a / the) や複数形 (smokers) を用います。
- 「喫煙者が多い」は “There are many smokers.” などと表現します。
- 「~な喫煙者」は形容詞を前に置いて “a heavy smoker,” “a chain smoker” のように使います。
イディオムやよくある構文
- “He’s a heavy smoker.”(彼はヘビースモーカーです)
- “Smoking area for smokers.”(喫煙者のための喫煙スペース) – タバコを吸うための特定の場所を指す際など
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Are you a smoker or non-smoker?”
(あなたは喫煙者ですか、それとも非喫煙者ですか?) - “There’s a new smoker in the office, and the smell bothers me.”
(オフィスに新たに喫煙者がいて、においが気になります。) - “My dad used to be a smoker, but he quit last year.”
(父は以前は喫煙者でしたが、去年やめました。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We have designated areas for smokers to accommodate everyone’s preferences.”
(すべての人の希望に対応するために、喫煙者専用の場所を設置しています。) - “Our company policy states that smokers must use the outdoor smoking lounge.”
(当社の方針では、喫煙者は屋外の喫煙ラウンジを利用しなければなりません。) - “The meeting was delayed because several smokers needed a break.”
(何人かの喫煙者が休憩を取る必要があり、会議が遅れました。)
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “Studies show that smokers have a higher risk of lung cancer.”
(研究によれば、喫煙者は肺がんのリスクが高いことが示されています。) - “The statistical analysis indicated that former smokers still exhibit some long-term effects.”
(統計分析によると、元喫煙者でも長期的な影響が見られることがあります。) - “This research focuses on the psychological factors that motivate smokers to quit.”
(この研究は、喫煙者が禁煙を決心する心理的要因に焦点を当てています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “tobacco user” (タバコの使用者)
- “smoker”よりフォーマルで、タバコ以外(パイプや噎せタバコなど)の場面でも使える。
- “smoker”よりフォーマルで、タバコ以外(パイプや噎せタバコなど)の場面でも使える。
- “cigarette user” (タバコを吸う人)
- 特に紙巻きタバコを指すが、そこまで一般的な言い方ではない。
- 特に紙巻きタバコを指すが、そこまで一般的な言い方ではない。
反意語
- “non-smoker” (非喫煙者)
- 「タバコを吸わない人」を直接的に表す。
- 「タバコを吸わない人」を直接的に表す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈsməʊkər/ (イギリス英語), /ˈsmoʊkər/ (アメリカ英語)
- アクセント: “smo” の部分に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- イギリス英語は “sməʊkər” と [əʊ] の音、
- アメリカ英語は “smoʊkər” と [oʊ] の音になります。
- イギリス英語は “sməʊkər” と [əʊ] の音、
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “smoker” の “o” を “a” にして “smaker” や “smoaker” と間違えないよう注意。
- 同じ “smoke” から派生しているため、「smoking」という動名詞や形容詞との混同に注意。
- TOEICや英検などでは、健康面や社会面の話題で“smoker”/“non-smoker”のように形容する問題が出ることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “smoke + er” = “タバコの煙(smoke)を吸う人” という簡単な合成イメージで覚えやすいです。
- 覚え方テクニック: 「-er」は「~する人・もの」の意味をもつ接尾語。runner(走る人)、teacher(教える人)、smoker(吸う人)というように連鎖的に覚えるとわかりやすいです。
以上が「smoker」の詳細解説です。ぜひ参考にしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
喫煙家
意味(2)
(またsmoking car)喫煙車
意味(3)
《まれ》男だけの楽しみの集まり