最終更新日:2025/10/22

〈U〉『生糸』,絹糸 / 『絹織物』,絹布 / 〈C〉《しばしば複数形で》絹の衣服,絹物 / 〈C〉《複数形で》《米》競馬の騎手が着るはでな色の服 / 〈U〉トウモロコシの盲 / 《英》勅選弁護士

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

silk

IPA(発音記号)
名詞

〈U〉『生糸』,絹糸 / 『絹織物』,絹布 / 〈C〉《しばしば複数形で》絹の衣服,絹物 / 〈C〉《複数形で》《米》競馬の騎手が着るはでな色の服 / 〈U〉トウモロコシの盲 / 《英》勅選弁護士

このボタンはなに?

そのドレスは絹製です。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: silk

品詞: 名詞 (noun)

意味:


  • 英語: silk

  • 日本語: 絹(きぬ)、シルク

「silk」は、蚕(かいこ)の繭(まゆ)からとれる繊維を指し、高級感のある布地や生地の名前としても使われます。柔らかくて光沢があり、「上品」「高級」「なめらか」というニュアンスを含む単語です。服飾やインテリア、生地を扱う場面など、幅広い分野で使われます。

活用形:


  • 「silk」は不可算名詞として扱われることが多いですが、文脈によっては「silks」のように複数形で用いられる場合もあります(たとえば競馬の騎手が着る「silks(勝負服)」など)。基本的に日常的には単数形「silk」が使われます。

他の品詞形:


  • 形容詞形: 「silky」(例: silky hair「絹のような髪」), 「silken」(より文語的・詩的な表現)

CEFRレベルの目安: B1 (中級)


  • A1(超初心者)やA2(初級)ほど基本的な単語ではないですが、日常生活でも使われるやや一般的な単語です。B1(中級)学習者なら十分扱いやすい単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「silk」は短い単語なので、明確な接頭語・接尾語はありません。


  • 語幹: silk

他の単語との関連性


  • silkworm (蚕): 絹を作り出す蚕のこと

  • silky (絹のような): 形容詞として、なめらかで光沢がある様子を表す

  • silken (絹製の・絹のような): 「silky」より文語的

コロケーション・関連フレーズ 10選


  1. pure silk – 純粋なシルク

  2. natural silk – 天然シルク

  3. silk thread – 絹糸

  4. silk fabric – シルク生地

  5. silk garment – シルク製の衣服

  6. silk scarf – シルクのスカーフ

  7. artificial silk – 人工シルク(レーヨンなど)

  8. raw silk – 生糸(きす)

  9. silk road – シルクロード(歴史的な交易ルート)

  10. silk production – 絹の生産


3. 語源とニュアンス

「silk」の語源は、古英語の“sioloc”にさかのぼり、さらにギリシャ語の“sērikos(中国の)”と関連があるとされています。もともと中国から伝わった絹は、古代から高級な繊維として珍重されてきました。


  • ニュアンス: 高級感・上品さ・柔らかさ・贅沢なイメージが強い単語です。

  • 使用時の注意点: 「silk」は不可算名詞として使うのが一般的なので、「a silk」や「two silks」のような言い方はしません(例外的に特殊な用法はあります)。また、歴史や文化にまつわる文脈(シルクロードなど)でよく出てきます。

  • 口語か文章か: 会話でも文章でも使いますが、高級ファッションやインテリアを語るとき、ややフォーマルな響きになる場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞: 不可算名詞 (uncountable noun) として用いられるのが基本。

  • 可算名詞的用法: 「silks」のように競馬の騎手服など専門用語として使われることがあります(例: The jockeys wore brightly colored silks.)。

一般的な構文やイディオム


  • “as smooth as silk” – 絹のようになめらかな

  • “silk purse from a sow’s ear” – 下等な素材から高品質のものを作ること(ことわざ “You can’t make a silk purse out of a sow’s ear.”)

フォーマル/カジュアル


  • 「silk」という単語自体は日常会話でも出てきますが、織物やファッションについて語る場合はややフォーマルなトピックでよく使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3例)


  1. “I love how soft this silk scarf feels.”

    (このシルクのスカーフ、手触りがすごくいいんだ。)


  2. “She bought a silk dress for the wedding.”

    (彼女は結婚式用にシルクのドレスを買ったよ。)


  3. “Is that blouse made of silk or satin?”

    (そのブラウスはシルク製?それともサテン?)


ビジネスシーンでの例文 (3例)


  1. “Our company specializes in importing high-quality silk fabrics.”

    (当社は高品質のシルク生地を輸入することを専門としています。)


  2. “We’d like to showcase our new line of silk ties in next season’s catalog.”

    (来季のカタログで、当社の新しいシルクネクタイのラインナップを紹介したいと思っています。)


  3. “The demand for natural silk has been steadily increasing in international markets.”

    (天然シルクの需要は、国際市場で着実に増えてきています。)


学術・アカデミックな文脈 (3例)


  1. “Researchers are exploring the properties of spider silk for medical applications.”

    (研究者たちは医療応用のためにクモの絹の特性を調査しています。)


  2. “Silk production was a driving force in the ancient Chinese economy.”

    (古代中国の経済において、絹の生産は大きな原動力でした。)


  3. “The unique molecular structure of silk fibers contributes to their strength and flexibility.”

    (シルク繊維の独特の分子構造が、その強度と柔軟性に寄与しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. satin (サテン) – 光沢がある生地だが、シルクではなく合成繊維などでも作られる

  2. chiffon (シフォン) – 軽くて透け感のある生地。シルクでもポリエステルでも作られる

  3. velvet (ベルベット) – 毛羽立ったやわらかな感触の高級生地

「silk」との違い:


  • 「satin」や「chiffon」などは生地の織り方や仕上がりを指し、素材として純粋に「絹」であることを強調するのが「silk」です。

反意語 (Antonyms)


  • wool (ウール) – 羊毛

  • cotton (コットン) – 綿

  • synthetic fabric (合成繊維)

これらは質感や原材料が全く異なり「上質な光沢」「なめらかさ」という意味合いで“silk”と対照的です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /sɪlk/

  • アクセント: 第一音節 “silk” のみなので、特に複雑なアクセントの移動はありません。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありません。どちらも /sɪlk/ と発音します。

  • よくある発音ミス: /sɪlk/ の /l/ を弱く発音してしまう、あるいは “milk” と混同してしまう場合があるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “slik” や “sirk” などと間違えることがあります。形容詞形の “silky” とごっちゃにならないように注意。

  • 同音異義語との混同: “silk” と同音の単語はほとんどありませんが、“milk” との見た目や発音の類似に注意しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでもファッションや生地に関する文章で目にする可能性があります。繊維関連の語彙をまとめて覚えるとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「シルクロード(Silk Road)」をイメージすると、絹を中心とした歴史的な貿易ルートが思い浮かび、単語としての印象も強く残るでしょう。

  • スペリングは “milk” に似ていますが、頭文字が “s” であることを意識して覚えると混同しにくいです。

  • 覚えるときは「なめらかな」のイメージや、高級感のある光沢をイメージすると記憶しやすいです。


以上が名詞「silk」の詳細解説です。シルクの特性や文脈知識とあわせて学ぶと、ファッションや文化、歴史に関わる英語表現にも役立ちます。ぜひ実際の会話や文章の中で使ってみてください。

意味のイメージ
silk
意味(1)

〈U〉生糸,絹糸

意味(2)

絹織物,絹布

意味(3)

〈C〉《しばしば複数形で》絹の衣服,絹物

意味(4)

〈C〉《複数形で》《米》競馬の騎手が着るはでな色の服

意味(5)

〈U〉トウモロコシの盲

意味(6)

《英》勅選弁護士

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★