schoolteacher
以下では、英単語 schoolteacher
(名詞)について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語: schoolteacher
日本語: 学校の先生、教員
品詞: 名詞(可算名詞)
英語で「schoolteacher」とは、学校で生徒を指導する先生のことです。日本語では「学校の先生」「教員」といった意味になります。教科ごとに担当の先生がいる場合もありますが、特に小学校などではすべての教科を教える先生を指す場合が多いです。「schoolteacher」は、主に学校教育に従事する立場をイメージすると分かりやすいでしょう。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
学習者にとって比較的分かりやすい単語ですが、やや長めで複合語のため、B1程度(中級)として考えてよいでしょう。
活用形
- 単数形: a schoolteacher
- 複数形: schoolteachers
※「teacher」の部分は動詞化されることはありませんが、別の品詞に派生するときは to teach
(動詞, 教える)、teachable
(形容詞, 教えられる/教えやすい)などがあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- school: 学校
- teacher: 教師
これらの複合語として「学校で働く教師」を指す単語が「schoolteacher」です。
関連語や派生語
- teacher(先生)
- teaching(教えること、教職)
- teach(動詞:教える)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(計10個)
- a dedicated schoolteacher(熱心な学校教師)
- an experienced schoolteacher(経験豊富な学校教師)
- primary schoolteacher(小学校教師)
- high schoolteacher(高校教師)
- respected schoolteacher(尊敬される学校教師)
- part-time schoolteacher(非常勤の学校教師)
- retired schoolteacher(退職した学校教師)
- aspiring schoolteacher(教師志望の人)
- qualified schoolteacher(資格をもつ学校教師)
- former schoolteacher(以前に学校で教えていた人)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「school」(古英語
scolu
やラテン語schola
などを由来とする言葉)と - 「teacher」(古英語
tǣcan
〈教える〉が直接の語源)
これらが組み合わさった複合語です。
英語圏では、特に幼稚園から高校までの教師全般を指すときに用いられてきました。大学や専門学校などの教師にはふつう使わないため、より子どもに教える立場の人をイメージさせます。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「schoolteacher」は、具体的に「小・中・高などの学校で教える教員」というニュアンスが強い
- 「teacher」だけでも「先生」の意味をすべて含みますが、場所や対象をはっきり伝えたい場合に「schoolteacher」が使われやすいです
- 主に文章や日常会話で用いられますが、ややカジュアルな響きがあり、フォーマルな文脈では「teacher at a (specific) school」などと言い換えることもあります
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a schoolteacher / schoolteachers
- 修飾語を伴いやすい(例: “an experienced schoolteacher”)
- 大学など高等教育機関の教授を指す場合は使わないので注意
一般的な構文例
- He/She is a schoolteacher.(彼/彼女は学校の先生です)
- My mother works as a schoolteacher.(私の母は学校の先生として働いています)
イディオムや定型表現
- 特に決まったイディオムは少ないですが、「he’s my old schoolteacher(かつての先生だ)」のように “old” をつけて「昔の先生」を表すことが多いです。
5. 実例と例文
日常会話で使われる例文(3つ)
- “My aunt is a schoolteacher, and she absolutely loves working with children.”
(私のおばは学校の先生で、子どもと一緒に働くのが本当に好きなんだ。) - “I used to think being a schoolteacher was easy, but it’s actually quite challenging.”
(学校教師の仕事は簡単だと思っていたけど、実際はかなり大変なんだよね。) - “Are you planning to become a schoolteacher after you graduate?”
(卒業後は学校の先生になる予定ですか?)
ビジネスシーンで使われる例文(3つ)
- “The local board of education is hiring qualified schoolteachers for the upcoming semester.”
(学期に向けて、地元の教育委員会が有資格の学校教師を募集しています。) - “We have organized a workshop for schoolteachers on modern teaching techniques.”
(現代の教授法に関するワークショップを学校教師向けに開きました。) - “Our company develops software that helps schoolteachers manage classroom activities.”
(当社は学校教師が授業を管理するのに役立つソフトウェアを開発しています。)
学術的な文脈で使われる例文(3つ)
- “Research indicates that schoolteachers play a pivotal role in early childhood development.”
(研究によると、学校教師は幼児の発達に極めて重要な役割を果たします。) - “Many academic papers focus on improving schoolteacher training programs.”
(多くの学術論文は学校教師の研修プログラムの改善に焦点を当てています。) - “The conference addressed the challenges that schoolteachers face in diverse classrooms.”
(その会議では、多様な生徒がいる教室で学校教師が直面する課題について取り上げました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- teacher(先生)
全般的に「先生」を指す最も一般的な単語。大学などにも使える。 - educator(教育者)
幅広い教育分野を指し、フォーマルなニュアンスを持つ。 - instructor(指導者)
スポーツや特定技能の指導者を指すことが多い。学校だけとは限らない。 - tutor(個人指導者)
個別に生徒を教える分類。学校以外でも使われる。
「schoolteacher」は、学校で教える先生という具体的なイメージがはっきりしている点が特徴です。
反意語(Antonyms)
- student(生徒、学生)
教えられる側を示す単語ですが、直接対義語としてはストレートに「教師」と「生徒」の関係になります。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA(国際音声記号):
アメリカ英語: /ˈskuːlˌtiːtʃər/
イギリス英語: /ˈskuːlˌtiːtʃə/アクセント位置: “school” の「scoo」の部分がやや強めに発音され、続けて “teacher” の 「tee」が第2アクセント気味になります。
アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語は語尾の「-er」をはっきり “ər” と発音し、イギリス英語は “ə” に近い発音になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「shoolteacher」や「schooltecher」などとつづりを間違える可能性があります。
- 複合語と分解: 「school」と「teacher」を分けて間違って覚えないようにしましょう。
- 同音異義語との混同: とくにありませんが、「teacher」を「feature」と聞き間違えることがあるかもしれません。
- 試験対策: TOEICや英検では、職業を問う問題や会話文中に登場する場合があります。複合語であることを意識しておくと、リスニングでは聞き取りやすくなります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「school」+「teacher」で「学校の先生」とイメージすれば単純明快。
- 「スクール(school)」と「ティーチャー(teacher)」のセットで一人のイメージを作ると覚えやすい。
- 「schoolteacher」と書くと少し長いですが、「school」と「teacher」がひと続きで発音されることを意識するとリズムよく言えます。
たとえば、頭の中で「スクールティーチャー」と一気に言うのをイメージして、音のまとまりで覚えるのがコツです。
以上が、英単語「schoolteacher」の詳細な解説です。学校で教える先生をイメージすると、とても分かりやすい単語ですので、ぜひ覚えて使ってみてください。
(小・中学校・高校の)先生,学校教師