最終更新日:2025/09/14

資格のある,適任の / 制限された,条件付きの

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元となった辞書の項目

qualified

IPA(発音記号)
形容詞

資格のある,適任の / 制限された,条件付きの

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彼女はその仕事の資格のある候補者です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: qualified

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形:


  • 原形: qualified

  • 比較級: more qualified

  • 最上級: most qualified

意味 (英語)


  1. Having the necessary skill, experience, or knowledge to do a particular job or activity.

  2. Limited or restricted in some way (例: a qualified success = 部分的な成功).

意味 (日本語)


  1. 「必要な技能や経験を備えている」という意味です。たとえば、ある仕事をこなす力・経験を十分に持っていることを表します。

  2. 「制限や条件がついている」という意味を表すこともあります。例として、“a qualified success”と言うと「条件つきの成功・完全ではない成功」を意味します。

こういった場面で「qualified」は、「能力や資格を持っている」「(成功などが)限定的である」というニュアンスで使われます。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

B2レベルは、英語の基礎が概ねできていて、日常会話からやや専門的なトピックまで理解できる段階です。「qualified」を適切に使えると、表現がより正確になります。

他の品詞になったときの例


  • qualify (動詞): to give someone the skills or knowledge needed for a particular job or activity / to have those skills. 例) I want to qualify as a teacher.

  • qualification (名詞): a skill, quality, or experience that makes you suitable to do a particular job or activity. 例) You need certain qualifications to apply for this position.


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): なし

  • 語幹 (root): qual- (ラテン語の qualis = “of what kind” に由来)

  • 接尾語 (suffix): -ify(動詞形にする) → qualify(動詞) → qualified(形容詞形)

関連単語・派生語


  • qualify (動詞): 資格を取得する / 資格を与える

  • qualification (名詞): 資格、適性

  • qualifier (名詞): 予選通過者、資格を与える人/もの

よく使われるコロケーション(10個)


  1. fully qualified → 完全に資格を備えている

  2. highly qualified → 非常に優秀な資格を持つ

  3. qualified candidate → 資格のある候補者

  4. qualified staff → 資格を持ったスタッフ

  5. qualified opinion → 条件付きの意見 / 限定的な意見

  6. qualified success → 完全ではない成功

  7. become qualified → 資格を得る

  8. remain qualified → 資格を維持する

  9. overqualified → その職種には資格が高すぎる

  10. underqualified → その職種には資格が不十分な


3. 語源とニュアンス

語源

「qualified」はラテン語の “qualis”(=「どのような種類の」)に、接尾語 -ify を付けた “qualify” から派生した形容詞です。もともとは「ある種類の資質を持たせる」という意味合いが根底にあります。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「必要な要件を満たしている」「立派な」といった肯定的な評価を与える場合に使われることが多いです。

  • しかし「qualified success」のように、評価に条件がつく文脈ではネガティブではないものの「100%ではない」という意味をほのめかします。

  • 口語からフォーマルまで幅広く使われますが、ビジネスや学術的な文脈でも頻繁に使用されるため、場面を問わず便利な形容詞です。


4. 文法的な特徴と構文


  • qualified は形容詞で、主語や補語として使われます。例) He is qualified. / She is a qualified teacher.

  • 他動詞としての qualify は “qualify (人) for (職務など)” の形で「(人)に(職務など)の資格を与える(付与する)」または「(人)が(職務など)の資格を得る」という意味で使います。

一般的な構文・イディオム


  • be qualified for + 名詞/役職: ~の資格がある

    例) He is fully qualified for the position.

  • qualified in + 分野/スキル: ~の分野・スキルにおいて資格を持つ

    例) She is qualified in nursing.

  • qualified success: 条件付きの成功

    例) The campaign was a qualified success.

フォーマル/カジュアル


  • カジュアルな会話でも「He’s qualified for the job.」のように普通に使えます。

  • ビジネス文書や会議の場面でもフォーマルに「She is highly qualified to lead this project.」と使います。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I’m sure you’re qualified for this job! You’ve got plenty of experience.”

    (「あなたはこの仕事に十分向いていると思う!経験が豊富だもの。」)

  2. “He seemed overqualified for the position, but he really wanted a simpler role.”

    (「彼はそのポジションには資格が高すぎるように見えたけど、もっと簡単な役を望んでいたんだ。」)

  3. “I don’t feel qualified to give advice on that topic.”

    (「そのトピックについて助言するほどの資格はないと感じるよ。」)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “She is highly qualified to manage the new department.”

    (「彼女は新しい部署を管理するのに十分な資格があります。」)

  2. “We need a qualified accountant to handle our financial statements.”

    (「財務諸表を扱える資格のある会計士が必要です。」)

  3. “I believe Tom is well-qualified for the leadership role.”

    (「トムはリーダー職にふさわしい資格があると考えています。」)

学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “Only qualified researchers are permitted to access the confidential data.”

    (「資格を持った研究者のみが機密データにアクセスできます。」)

  2. “A qualified scholar in this field will be presenting her findings at the conference.”

    (「この分野の有資格の学者が、その研究結果を学会で発表します。」)

  3. “Those who are not qualified in this methodology must complete additional training.”

    (「この方法論の資格がない人は、追加のトレーニングを修了しなければいけません。」)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. competent (有能な)


    • 「必要な能力を十分に持っている」という点が似ています。ただし「資格を公式に取得した」というニュアンスは必ずしも含まれません。


  2. capable (能力がある)


    • 「任務を果たす能力がある」という意味ですが、資格や要件の話よりも素質・力量を強調します。


  3. certified (認定された)


    • 公式な証明や認定を受けている、というニュアンスが強いです。


反意語


  1. unqualified (資格がない/不適格な)


    • 「必要な資格や条件を満たさない」という意味で、最も直接的な反意語。


  2. incompetent (無能な)


    • 単純に能力や技能が足りないという意味合いが強いです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /ˈkwɒl.ɪ.faɪd/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈkwɑː.lɪ.faɪd/


  • アクセント(強勢):


    • “KWOL” の部分に強勢があります (KWOL-i-fied)。


  • よくある発音間違い:


    • 「クォリファイド」ではなく、最初の “qua” が「クウォ」に近い音になる点に注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: qualifyed と書いてしまう間違いがよくありますが、正しくは “qualified” です。

  • 同音異義語との混同: 特に目立つ同音異義語はありませんが、“quality” (品質) と混同しないように注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICなどの試験でも、職務上のスキルや条件を問う文脈で頻繁に登場します。「be qualified to 〜」や「be qualified for 〜」を正しく使う問題が出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: “qual”- は「どのような」を意味していたので、「必要条件に合うよう調整された」というイメージを持つと覚えやすいでしょう。

  • 覚え方のコツ: 「資格を取る(→qualify)→形容詞形(→qualified)」という流れを頭に置くと混同しにくくなります。

  • スペリングのポイント: “qualify” の y を ied に変えるだけで形容詞形 (qualified) になるので、単純に 「y → i + ed」と覚えられます。

「qualified」は、仕事やスキル、試験など、あらゆる「必要条件」に絡む場面で登場する便利な形容詞です。資格や能力を表すときに積極的に使ってみましょう。

意味のイメージ
qualified
意味(1)

制限された,条件付きの

意味(2)

資格のある,適任の

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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