元となった辞書の項目
promise
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
英単語: promise
品詞: 動詞(名詞としても使われる)
活用形:
- 現在形: promise (三人称単数現在形: promises)
- 過去形: promised
- 過去分詞形: promised
- 現在分詞形: promising
意味(英語 / 日本語)
(動詞)「to assure someone that one will definitely do something」 / 「何かを必ず行うと(相手に)約束すること」
- 「誰かとの約束を交わす時に使う動詞です。“これをやります”と、しっかり言明するイメージですね。」
(名詞)「an assurance that one will do something」 / 「約束、確約」
- 「“約束”そのものを指す名詞としても使われます。」
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 日常的な約束や意思表示として、そこまで難しくはない単語ですが、さまざまな構文をとりやすい中級の単語といえます。
他の品詞例
- 形容詞: promising(有望な、見込みのある)
- 例: He is a promising student.「彼は有望な学生だ。」
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- pro-(前へ)
- -mittere(送る)
- ラテン語 promittere(前に送り出す)が語源で、「前に言葉を送る」→「誓いを前に出す」→「約束する」というニュアンスになります。
他の単語との関連性
- promissory: 「約束の」「約束手形」に関する (例: promissory note「約束手形」)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- make a promise(約束をする)
- keep a promise(約束を守る)
- break a promise(約束を破る)
- promise to do(~することを約束する)
- promise (someone) the moon(実現できないほどの大きな約束をする)
- promise well(良い結果を約束する、見込みがある)
- extract a promise((相手から)約束を取り付ける)
- fulfill a promise(約束を果たす)
- promise faithfully(誠実に約束する)
- hold someone to their promise(~が約束を守るよう要求する)
3. 語源とニュアンス
- 語源はラテン語 promittere(前へ送る)から来ています。
- 歴史的には中世英語を経て、既に「将来に向けて言明する」という意味が定着していました。
- 使用時の注意点:
- カジュアルにもフォーマルにも使える単語で、ビジネスから日常会話まで幅広く使われます。
- 人に対して何かを「約束」するニュアンスが強いので、曖昧な言い回しを避けたい場面に向いています。
- カジュアルにもフォーマルにも使える単語で、ビジネスから日常会話まで幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞として: promise + 目的語 / promise + 人 + that節
- 例: I promise you that I will finish the report on time.
- 例: I promise you that I will finish the report on time.
- 不定詞を伴う場合: promise + to do
- 例: I promise to come on time.
- 例: I promise to come on time.
- 名詞として: make a promise / keep a promise などで使われる
- フォーマル/カジュアル両方でよく使われます。
- 動詞の場合は「約束する」「見込みがある」などの意味を持ちますが、名詞の場合は「約束」という事柄そのものを指します。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I promise I’ll call you later tonight.”
- 「今夜あとで電話するって約束するね。」
- “Don’t break your promise next time, okay?”
- 「次は約束破らないでよ、わかった?」
- “She promised to help me clean my room this weekend.”
- 「彼女は今週末、部屋の掃除を手伝ってくれるって約束してくれたんだ。」
ビジネスでの例文(3つ)
- “Our company promises to deliver the product by the end of the month.”
- 「当社は今月末までに製品を納品することをお約束します。」
- “He promised his team that he would secure more resources.”
- 「彼はチームに対して、より多くのリソースを確保すると約束しました。」
- “Make sure you keep your promise to the client regarding the deadline.”
- 「締め切りに関しては、必ずクライアントとの約束を守ってください。」
学術的な文脈での例文(3つ)
- “The researcher promised to disclose all relevant data after the study.”
- 「研究者は、研究終了後に関連データをすべて公開すると約束しました。」
- “The results promise significant advancements in the field of biology.”
- 「その結果は、生物学の分野において大きな進歩をもたらすことを約束しています。」
- “He promised in his thesis to address the ethical concerns thoroughly.”
- 「彼は論文の中で、倫理的な問題を徹底的に取り上げると約束しました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- pledge(誓約する / 誓約)
- 「よりフォーマルに“誓い”や“誓約”を意味する際に使われます。」
- 「よりフォーマルに“誓い”や“誓約”を意味する際に使われます。」
- vow(誓う / 誓い)
- 「宗教的・婚姻的な場面など、厳かな状況で使われることが多いです。」
- 「宗教的・婚姻的な場面など、厳かな状況で使われることが多いです。」
- guarantee(保証する / 保証)
- 「必ず実行する、または一定の質を保証するニュアンスが強い。」
- 「必ず実行する、または一定の質を保証するニュアンスが強い。」
- swear(誓う / 誓い)
- 「口語的に“誓う”を表現するときにも使われ、やや強い感情表現です。」
反意語
- renege(約束を破る、撤回する)
- 「フォーマルな文脈で“約束を破る”という意味があり、ビジネス文書などで見かけることがあります。」
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈprɒm.ɪs/ (英), /ˈprɑː.mɪs/ (米)
- アクセント: 最初の “pro-” の部分に強勢がきます。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い
- イギリス英語では /ɒ/ と発音し、アメリカ英語では /ɑː/ に近い音になることが多いです。
- イギリス英語では /ɒ/ と発音し、アメリカ英語では /ɑː/ に近い音になることが多いです。
- よくある発音ミス
- “promise” の /ɪs/ 部分を /aɪs/ や /ɛs/ と混同してしまうことがあります。母音を短く発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “promiss” や “promice” などと書いてしまうミス。
- 同音異義語との混同: “premise”(前提)とはスペルも意味も違うので注意。
- TOEICや英検での出題傾向: ビジネスの場面(納期の約束や契約での言及など)で出題されやすい語です。また、日常会話でも頻出するため、例文で慣れておくと良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源のストーリー: 「pro-(前に)+ mittere(送る)」→「約束を前に投げかける」というイメージで覚えると分かりやすいです。
- スペル覚え方: “pro” + “mise” の二つに分けて覚えると、スペルミスが減ります。
- 勉強テクニック: “promise” を聞いたら、「前に進む+言葉を送る=約束」というイメージを思い浮かべると覚えやすいです。
以上が動詞 “promise” の詳細な解説です。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われる重要な単語なので、例文とともにぜひ覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈物事〉‘を'約束する
意味(2)
…‘の'見込みがある,おそれがある
意味(3)
《話》《Iを主語にして》〈人〉‘に'断言する,保証する,警告する
意味(4)
約束する
意味(5)
《状態の副詞を伴って》(…の)見込み(望み)がある