最終更新日:2025/10/31

…‘を'計画に加える(含める);(…するように)…‘の'計画を立てる《++todo》 / (コンピューターで)…‘の'プログラムを作る;〈コンピューター〉‘に'プログラムを入れる

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元となった辞書の項目

program

IPA(発音記号)
動詞

…‘を'計画に加える(含める);(…するように)…‘の'計画を立てる《+**名**+**to**do》 / (コンピューターで)…‘の'プログラムを作る;〈コンピューター〉‘に'プログラムを入れる

このボタンはなに?

ロボットは命令に応じて反応するようにプログラムされていた。

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解説

以下では、英単語 “program” を「動詞」として、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語・日本語の意味


  • 英語: “program” (verb)

  • 日本語: 「プログラムする」「(行動や予定などを)計画する」「コンピュータにプログラムを書く」

コンピュータにコードを書く、あるいは物事の手順や計画を組むときに使われる動詞です。

「プログラムする」というときは主にソフトウェアや機械を動かすための指示を与えるニュアンスがあります。

また、日常的には「テレビの録画予約をする」などの設定行為も “program” で表すことがあります。

品詞と活用形


  • 品詞: 動詞 (他動詞)

  • 活用:


    • 原形: program

    • 三人称単数現在形: programs

    • 過去形: programmed

    • 過去分詞形: programmed

    • 現在分詞形: programming


他の品詞形


  • 名詞: a program (番組、計画、プログラム)


    • 英国英語では名詞として “programme” が用いられることもありますが、動詞の場合は米英ともに “program” が主流です。


CEFRレベルの目安


  • B2: 中上級

    (コンピュータ用語として少し専門的要素があるため、中上級レベルを目安としました。)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 “pro-”: 「前に」「先に」というニュアンスを含むラテンあるいはギリシャ語由来の要素

  • 語幹 “gram”: ギリシャ語 “gramma”(書いたもの、書かれたもの)に由来

直訳すると「前もって書かれたもの」というイメージがあり、「あらかじめ書き出す・指示を与える」という意味合いが背景にあります。

他の単語との関連性(派生語)


  • reprogram (再プログラムする)

  • programmer (プログラマー)

  • programming (プログラミング、またはプログラムを書く行為)

  • programmable (プログラム可能な)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. program a computer → コンピュータをプログラムする

  2. program a device → デバイスを設定する / プログラムする

  3. program a robot → ロボットをプログラムする

  4. program the VCR / DVD recorder (昔ながらの表現) → ビデオ・DVDレコーダーを予約設定する

  5. program in C++ / Python → C++ / Python でプログラムを組む

  6. program the function → ある機能をプログラムする

  7. program your alarm → 目覚ましを設定する

  8. program instructions → 指示をプログラムする (またはコマンドを入力する)

  9. program the system → システムをプログラムする

  10. schedule or program an event → イベントの予定を組む / イベントを計画する


3. 語源とニュアンス

語源

ギリシャ語 “programma” は “pro-” (前) + “gramma” (書かれたもの) に由来します。元々は「前もって書いておいたもの」という意味で、徐々に「計画」「予定表」の意味を持つようになりました。現代では主に「コンピュータでコードを書く」意味が強くなっています。

微妙なニュアンス・使用時の注意点


  • コンピュータ関連で使われる場合、「コードを書く」という技術的な響きがあります。

  • 「予定を組む」といった文脈でも使われますが、ややフォーマルまたは実務的なイメージです。

  • 日常会話で「録画予約をする」などの動作にも使われますが、会話によっては「set up (セットアップする)」で言い換えられることも多いです。

口語/文章、カジュアル/フォーマル


  • 口語:例えばデバイス設定の文脈などで「Can you program this device for me?」のように普通に使われます。

  • 文章:ビジネス文書や技術文書で「The engineer will program the new application.」のように使うとフォーマルな響きです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 主に他動詞 (transitive verb) → “program + 目的語” の形で使用。 例: “She programmed the computer.”

  • イディオムとしてはあまり独立した慣用句はありませんが、以下のような構文が多用されます。


    • “to program something to do ~” (〜するようにプログラムする)

    • 例: “I programmed the machine to start at 7 a.m.”


使用シーン別特徴


  • カジュアル:家庭内の機械やデバイスを設定するとき

  • フォーマル:コンピュータサイエンスやビジネスの場面でのシステム開発や計画に関する言及


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “Could you program the coffee maker so it starts brewing at 6 AM?”

    (6時にコーヒーが淹れ始められるように、コーヒーメーカーを設定してくれない?)


  2. “I need to program my DVR to record tonight’s game.”

    (今夜の試合を録画するために、レコーダーを予約設定しなきゃ。)


  3. “He programmed the thermostat to lower the temperature at night.”

    (彼は夜になると温度が下がるようにサーモスタットをプログラムした。)


ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “Our development team will program the new software by the end of this month.”

    (私たちの開発チームは、今月末までに新しいソフトウェアをプログラムします。)


  2. “Please program the scheduling system to send automatic reminders.”

    (スケジューリングシステムが自動リマインダーを送るように設定してください。)


  3. “They programmed the assembly line to increase production efficiency.”

    (彼らは生産効率を上げるために組立ラインをプログラムしました。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Students are required to program a basic sorting algorithm in Java.”

    (学生はJavaで基本的なソートアルゴリズムをプログラムする必要があります。)


  2. “The research team programmed a simulation to test various hypotheses.”

    (研究チームはさまざまな仮説を検証するためのシミュレーションをプログラムしました。)


  3. “He is investigating how to program AI to recognize subtle emotional cues.”

    (彼はAIが感情表現のちょっとした手がかりを認識できるようにプログラムする方法を探っています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. code → コードを書く


    • “code” は主に「ソースコードを書く」という技術的な表現です。 “program” より直接的にコーディング行為を指します。


  2. schedule → 予定を組む


    • “schedule” は「日程を立てる、スケジュールを組む」という意味で、物事の順序を決める際に使います。IT分野外でも広く使われます。


  3. plan → 計画する


    • “plan” は行動全般の計画を指し、技術的なニュアンスは薄いです。プログラミングとは切り離した一般的な「計画」を言います。


反意語 (Antonyms)


  • erase / delete → プログラムや設定を取り消す、削除する


    • 「書く (program)」行為の逆として「消す・削除する (erase, delete)」が反意の動作になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号)


    • 米: /ˈproʊɡræm/

    • 英: /ˈprəʊɡræm/


  • アクセントは “pro” の部分に置かれます(“pro-GRAM”)。

  • 英語学習者がよくやる間違い: “program” → “prograrm” など、Rの発音に引きずられて余計な音や巻き舌を強くしすぎることがあります。

  • イギリス英語は “programme” という綴りを名詞によく使いますが、動詞の場合は “program” 表記が一般的です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの違い: 英国英語 の名詞 “programme” と動詞 “program”。混同しやすいので注意が必要です。

  • 他動詞として目的語が必要になることが多いので、例文では何をプログラムするのかを明確にします。

  • TOEICや英検でも、ITやビジネスシーンの文章で出題されることがあります。「予定」「設定」という意味合いも含めて覚えておくと役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “pro” + “gram” → 前もって書いておく(指示を与える)イメージで覚えると、コンピュータに命令を書く行為「プログラムする」を思い出しやすいです。

  • 「予定表を作る」→「何らかの指示や計画をあらかじめ書き込む」→ 物理的にもプログラミングする感じ、とイメージをつなげると記憶が定着しやすいです。


以上が、動詞 “program” の詳細解説です。コンピュータにコードを書くという文脈から、機械や予定を「設定する」「計画する」という広い意味まで、さまざまな使い方があるので、シーンに合わせて使い分けてみてください。

意味のイメージ
program
意味(1)

…‘を'計画に加える(含める);(…するように)…‘の'計画を立てる《++todo》

意味(2)

(コンピューターで)…‘の'プログラムを作る;〈コンピューター〉‘に'プログラムを入れる

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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