最終更新日:2025/09/08

(…の)保護,保存,保管;(食料などの)貯蔵》+『of』+『名』》

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元となった辞書の項目

preservation

IPA(発音記号)
名詞

(…の)保護,保存,保管;(食料などの)貯蔵》+『of』+『名』》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: preservation

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 不可算名詞 (通例、複数形はありません)


  • 英語の意味: The act or process of keeping something in its original or existing state, preventing it from decay or destruction.

  • 日本語の意味: 何かを元の状態のまま保つこと、腐敗や破壊から守ること。

「preservation」は、「何かを大切に維持し、保護する」というニュアンスで使われる単語です。たとえば、文化財や自然環境、食品などに対して用いられます。


  • 他の品詞形:


    • 動詞: preserve (保存する)

    • 形容詞: preservable (保存可能な), preserved (保存された), preservative (保存に役立つ)


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B2は、自分の専門分野や興味のあるトピックにおいて複雑な文章を理解したり、ある程度抽象的な議論をこなせるレベルの目安です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • preservation は動詞 “preserve” に名詞を表す接尾語 “-ation” がついた形です。


    • pre-(前に、またはしっかりと) + serve(ラテン語の “servare”(守る、保つ)に由来)

    • -ation(行為・状態を表す接尾語)


関連性のある単語


  • preserve (動詞: 保存する)

  • preservative (名詞・形容詞: 保存料、保存の役に立つ)

  • conservation (名詞: 保護、保存。ただし「資源保護」「環境保全」の文脈でよく使う)

  • protection (名詞: 保護)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. historic preservation(歴史的保存)

  2. food preservation(食品保存)

  3. wildlife preservation(野生生物保護)

  4. cultural preservation(文化的保存)

  5. environmental preservation(環境保護)

  6. preservation society(保存協会)

  7. preservation efforts(保存の取り組み)

  8. heritage preservation(遺産保護)

  9. preservation order(保存命令・保護命令)

  10. self-preservation(自己防衛、自己保存)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “preservare” (pre-「前もって」 + servare「守る」)に由来し、中英語を経て現代英語の “preserve”, “preservation” となりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「preservation」は比較的フォーマルな文脈で使われます。専門的な議論(環境問題、文化財保護など)やビジネス文書、学術文献などでよく見られます。

  • 口語では、「保存する」という意味でよりカジュアルに “keep” や “store” を使うことも多いですが、特に「保護」「保存」という意識を強調したい場合には “preservation” が適切です。

  • 感情的・主観的な響きよりも、やや公式・客観的なイメージがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての使い方


    • 通常は不可算名詞として扱われますが、文脈によっては「いくつかの保存行為」を示す際に可算扱いされる場合もあります。


  • 一般的な構文例


    • “the preservation of 〜” の形で「〜の保護・保存」と表現する。

      例: “the preservation of historical buildings” (歴史的建造物の保存)


  • フォーマル/カジュアル


    • フォーマルな文章や学術的なレポート、公式文書などで多用されます。カジュアルな会話では “keep safe” や “maintain” といった他の言葉に置き換えられることもあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文(カジュアル)


  1. “I’m really interested in food preservation methods.”


    • 「私は食品保存の方法にとても興味があるの。」


  2. “We should focus on the preservation of our local park.”


    • 「地元の公園を守ることに力を入れないとね。」


  3. “Proper preservation of leftovers can prevent food waste.”


    • 「残り物をしっかり保存すれば食品ロスを防げるよ。」


ビジネスシーンでの例文(ややフォーマル)


  1. “Our company is dedicated to the preservation of natural resources.”


    • 「当社は天然資源の保護に尽力しています。」


  2. “A budget was allocated for the preservation of historical assets in the area.”


    • 「地域の歴史的資産の保存のために予算が割り当てられました。」


  3. “Effective preservation strategies can enhance brand reputation.”


    • 「効果的な保存(保護)戦略は企業のブランドイメージを高めます。」


学術的な文脈での例文(フォーマル/アカデミック)


  1. “This study examines the role of preservation in biodiversity conservation.”


    • 「本研究は、生物多様性の保全における保存の役割を検証します。」


  2. “Preservation of ancient manuscripts requires strict environmental controls.”


    • 「古代の写本を保存するには、厳格な環境管理が必要です。」


  3. “The paper highlights the importance of cultural preservation in a globalized world.”


    • 「この論文は、グローバル化した世界における文化的保存の重要性を強調しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. conservation(保護)


    • 「資源や環境を保護する」という文脈でよく使われます。科学的・公共政策の分野で用いられることが多いです。

    • 例: “wildlife conservation” 「野生動物保護」


  2. protection(保護)


    • より一般的に「守ること」を表し、危険からの防御というニュアンスでも使われます。

    • 例: “protection of children” 「子どもの保護」


  3. maintenance(維持)


    • 既存の状態を維持する意味合いが強いです。修理や管理が必要な場合などに使われます。

    • 例: “maintenance of machines” 「機械の保守点検」


反意語


  • 明確な「反意語」はありませんが、動詞でいえば “destroy” (破壊する) や “neglect” (放置する) が「保存」とは逆のニュアンスになります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌprɛz.ɚˈveɪ.ʃən/ (米), /ˌprez.əˈveɪ.ʃən/ (英)

  • アクセント (強勢): “preserVAtion” の “va” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: 「プレザーヴェイション」っぽい「ɚ」(r音) が強く発音される。

    • イギリス英語: 「プレゼヴェイション」っぽい /ə/ の音。


  • よくある間違い:


    • “perservation” のように “r” の位置を間違えて綴るミス。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “preservation” は最初の “preser-” と後半の “-vation” を確認する。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、動詞 “preserve” と混ざりやすいので注意。

  • 試験・資格対策:


    • TOEICや英検などでは、「環境保護」「文化財の保存」などの文脈で理解できているか問われることがあります。文中で “preservation” が出てきても、とっさに「保存・保護」の意味だとわかるようにしておくとよいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “pre-” + “serve” で「前もって守る」イメージ。あらかじめしっかり守っておく、という連想ができます。

  • 「保存」の意味を覚えるときは “preserve” とセットで考えるとよいでしょう。

  • 食品や文化財など、何かを「守る」「維持する」具体的なイメージを思い浮かべると記憶に残りやすいです。

  • スペリングは「preser + va + tion」の3つのブロックで区切って練習する方法がオススメです。


以上が、名詞 “preservation” の詳細な解説です。保存・保護の文脈で見かけることが多く、学術的・ビジネス的な文書でも頻繁に使われるため、覚えておくと幅広く応用できます。

意味のイメージ
preservation
意味(1)

(…の)保護,保存,保管;(食料などの)貯蔵》+of+

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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