最終更新日:2025/12/06
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元となった辞書の項目

plus

接続詞

その上, さらに

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彼はユーモアのセンスがあり、その上優しい人だ。

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解説

以下では、英単語 “plus” を「接続詞」を中心に、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: plus

品詞: 主に接続詞(conjunction)として使われるが、前置詞(preposition)、形容詞(adjective)、名詞(noun)としても使用される。

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “in addition; also”

  • 日本語: 「さらに」「加えて」「しかも」などの意味を持ちます。

会話の中では、「Aに加えてBもある」というニュアンスで使われることが多いです。たとえば、「I have two dogs, plus a cat.」は「犬を2匹飼っていて、その上、猫も飼っている」という内容になります。

活用形


  • 基本的に “plus” 自体は変化しません。

  • 名詞形(複数形)として使う場合は “pluses” となります。(例: “the pluses and minuses” 「利点と欠点」)

他の品詞での例


  • 前置詞: “It costs $10 plus tax.”(税金を加えて10ドルかかる)

  • 形容詞: “He has a plus score in the test.”(テストでプラスの成績を取っている)

  • 名詞: “One of the pluses of living here is the beautiful view.”(ここに住む利点の一つは美しい景色です)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    「and」などと比べるとややカジュアルかつ応用的な接続詞表現なので、中級〜中上級で理解・使用される単語といえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語は特にありません。

  • 語源的にはラテン語の “plus” が由来で、元々 “more(より多く)” の意味を持ちます。

他の単語との関連性・派生語


  • surplus(余剰):sur(超過)+ plus(より多く)

  • plural(複数の):同じラテン語の語幹 “plur-” が独自の形で発展

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ10選


  1. plus sign → プラス記号

  2. plus factor → プラス要因 / 有利な要素

  3. plus side → プラス面 / メリット面

  4. it’s a plus that … → …ということはプラスになる

  5. a big plus → 大きな強み / 大きなメリット

  6. cost plus shipping → 価格に送料を加えた合計

  7. membership plus perks → 会員特典に加えて追加の特典

  8. plus or minus ~ → およそ〜(プラスマイナス)

  9. plus friends/family → さらに友人や家族も含めて

  10. plus additional fees → 追加料金を含めて


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “plus” から来ており、本来は “more” を意味していました。古フランス語を経て英語に取り入れられ、主に「加える」「より多く」という概念を表すようになりました。

ニュアンスと使用上の注意


  • 口語的かつカジュアル: 接続詞 “plus” は日常会話やカジュアルな文脈で「そして」「そもそも」「その上」といった感覚で使われます。

  • ビジネス文書などフォーマルな場面では、より正式な “in addition” や “also” を使うことが多いです。ただし、 eメールやチャットなどの軽めのビジネスコミュニケーションには、適度に使用されることもあります。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  1. “A, plus B” → 「Aに加えてBもある」の形。「and」のカジュアルな代わり。

  2. 前置詞として “plus” を用いた場合は、後ろに名詞または名詞句が続きます。

    例) “He earns $50,000 plus bonus.”

イディオム


  • “plus one” → パーティーやイベントなどで「同行者1名」を示す informal な表現。

  • “be in the plus” → 利益が出ている状態、プラス収支であることを示す表現。

フォーマル/カジュアルの使い分け


  • ビジネスレターや公的文書では “plus” よりも “in addition” を使う方がよりフォーマルな印象を与えます。

  • カジュアルな会話やカジュアルなメールでは “plus” がしばしば使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I got a free drink, plus they gave me a discount on my meal.”

    (無料ドリンクをもらった上に、食事代も割引してくれたんだ。)

  2. “She’s smart, plus she has a great sense of humor.”

    (彼女は賢いし、それにユーモアのセンスもある。)

  3. “The weather is perfect today, plus we have a whole day off!”

    (今日は天気が最高だし、しかも1日休みだよ!)

ビジネス文脈での例文


  1. “The new marketing strategy reduced costs, plus it increased brand awareness.”

    (新しいマーケティング戦略によりコストを削減でき、さらにブランド認知度も上がりました。)

  2. “We secured additional funding, plus we formed a key partnership.”

    (追加の資金を確保し、さらに重要なパートナーシップを締結しました。)

  3. “He has years of management experience, plus he's fluent in three languages.”

    (彼は長年のマネジメント経験があり、その上3か国語に堪能です。)

学術的な文脈での例文


  1. “The results show a significant decrease in error rates, plus a noticeable improvement in efficiency.”

    (結果から、エラー率の大幅な減少と効率の顕著な向上が示されました。)

  2. “These data support the hypothesis, plus they suggest potential new areas for further study.”

    (これらのデータは仮説を裏付けるとともに、さらなる研究の可能性を示唆しています。)

  3. “Our methodology is reproducible, plus it aligns with previous studies in the field.”

    (私たちの方法論は再現性がある上に、この分野の先行研究とも合致しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “and” → 「そして」:最も基本的な接続詞。カジュアルからフォーマルまで幅広い。

  2. “also” → 「また、さらに」:ややフォーマルで、文頭や文中で使いやすい。

  3. “furthermore” → 「さらに」:フォーマルな文脈で多用。

  4. “in addition” → 「加えて」:フォーマル度が高く、ビジネスや学術文書で使われる。

反意語


  • 接続詞として明確に「逆の意味」をもつ単語はありませんが、文脈によって “minus” (前置詞) を対比的に使うことがあります。例: “It’s $10 minus the discount.”(割引を差し引いて10ドルだ。)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • 米音 / 英音: /plʌs/

アクセントと発音の違い


  • 1音節の単語のため、強勢は “plus” 全体にかかるイメージです。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな差はありません。

  • /ʌ/ の発音を “ア” と “オ” の中間くらいで発音するのがポイントです。

よくある発音の間違い


  • /pluːs/(プルース)のように伸ばしてしまうケースがありますが、正しくは /plʌs/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “plus” を “pluse” や “pluss” と書いてしまう誤り。

  2. 意味の取り違え: 数学で見慣れた“+”のイメージから、前置詞だけしかないと勘違いすることがありますが、接続詞としても使われます。

  3. 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、 “plush”(ふかふかした)などの単語と混同しないように注意。

  4. 試験での出題傾向: TOEICや英検では、よりフォーマルな “in addition” に置き換え可能かどうかなどが問われる場合があります。“plus” が会話的表現として出ることもあるので、文脈判断が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • プラス記号(+) と関連付ける: 元々「足し算」「追加する」イメージを持っているため、その流れで「何かにさらに上乗せする」という感覚をつかむと覚えやすいです。

  • スペル暗記のコツ: “p-l-u-s” の4文字だけ。シンプルなので、ほかの余計な文字を足さないように意識しましょう。

  • 語源 “more”: 「さらに多く」というニュアンスを常にイメージすると、接続詞での「加えて」にも自然につながります。


以上が、接続詞 “plus” の詳しい解説です。会話でカジュアルに「しかも」「しかもさらに」と言いたいときに、気軽に使ってみてください。

意味のイメージ
plus
意味(1)

その上, さらに

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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