最終更新日:2025/09/15
(米国・カナダの)『1セント銅貨』,セント / 『ペニー』(《英》の貨幣単位およびその銅貨で,1971年以降の新ペニーは1/100ポンド,旧ペニーは1/12シリング=1/240ポンド) / (一般に)金銭,金割
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元となった辞書の項目
penny
IPA(発音記号)
名詞
(米国・カナダの)『1セント銅貨』,セント / 『ペニー』(《英》の貨幣単位およびその銅貨で,1971年以降の新ペニーは1/100ポンド,旧ペニーは1/12シリング=1/240ポンド) / (一般に)金銭,金割
解説
名詞 “penny” の詳解
1. 基本情報と概要
英単語: penny
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベル: B1(中級)
- 日常的な金額を表す単語でありながら、やや古風・慣用表現などにも登場するため、中級レベルの学習者にとって扱いやすい単語です。
意味(英語):
- A coin or unit of currency in some English-speaking countries, traditionally the smallest denomination.
- In the UK, “one penny” is often referred to as a single coin, while the plural “pence” refers to multiple coins or an amount of money in total.
意味(日本語):
- ペニー:英語圏で使われる最小額の硬貨や通貨単位
- イギリスでは1枚の貨幣を指す場合は “penny”、複数の金額を指すときは “pence” が使われることが多いです。
「penny」は硬貨や非常に少量の金額を表すときに使われます。イギリス、アイルランド、アメリカなど、地域によって歴史的に使用状況は異なりますが、基本的には「ほんの少しのお金」のニュアンスで使用されます。
活用形
- 単数形: penny
- 複数形: pennies (複数の硬貨一枚一枚を数えるとき) / pence (金額を総称して言うとき)
- 例: “two pennies” (2枚のペニー硬貨), “two pence” (2ペンス)
他の品詞形
- 直接的に他の品詞形になるケースはあまりありませんが、動詞で「penny」が使われることは通常ありません。
- 派生的に “penniless” (形容詞: 一文無しの, お金がない) などが存在します。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: “penn-”
- 接尾語: 特になし
- 接頭語: 特になし
“penny” はごくシンプルな構成で、派生語としては “penniless” がよく知られています。“penniless” は「ペニーがない = お金がない」という意味です。
コロケーション・関連フレーズ(10個)
- “A penny for your thoughts.”
- 「あなたの考えを聞かせて」
- 「あなたの考えを聞かせて」
- “Penny pincher.”
- 「倹約家、けちけちした人」
- 「倹約家、けちけちした人」
- “Spend a penny.”
- 「トイレに行く」(イギリスの俗語)
- 「トイレに行く」(イギリスの俗語)
- “Every penny counts.”
- 「どんな小銭でも大切だ。」
- 「どんな小銭でも大切だ。」
- “Penny-wise and pound-foolish.”
- 「目先の安さに囚われて、結局は損をする」
- 「目先の安さに囚われて、結局は損をする」
- “Not worth a penny.”
- 「まったく価値がない」
- 「まったく価値がない」
- “Penny dropped.”
- 「ようやく理解ができた」
- 「ようやく理解ができた」
- “Penny loafers.”
- 「ペニーローファー(靴)」
- 「ペニーローファー(靴)」
- “In for a penny, in for a pound.”
- 「どうせやるなら最後まで徹底的にやる」
- 「どうせやるなら最後まで徹底的にやる」
- “Pretty penny.”
- 「かなりの金額」、例: “It cost me a pretty penny.”「かなりのお金がかかった」
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の「penig」やドイツ語の「Pfennig」に由来しており、ヨーロッパで小額貨幣を指す共通の語源を持ちます。
- 歴史的な使われ方: 中世イングランドの頃から最小単位の貨幣としての地位を確立しており、時代が進むにつれて金銭的価値が変動してきました。
- ニュアンス・使用上の注意:
- 英国英語では「1ペニー硬貨」を話す時に “a penny” と言い、金額として複数の場合は “pence” と言う傾向が強いです。
- 米国英語では現在の通貨表記としては “cent” が一般的ですが、硬貨自体を “penny” と呼ぶこともよくあります。
- カジュアルな会話やイディオムで登場することがあります。フォーマルすぎず、日常的に使われます。
- 英国英語では「1ペニー硬貨」を話す時に “a penny” と言い、金額として複数の場合は “pence” と言う傾向が強いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “penny” は硬貨を数える場合に可算名詞として扱い、複数形は “pennies” となります。
- 金額を表す総称: 例えば「5ペンス」というように金額として言う場合は “5 pence” と言います(英国英語の場合)。
- イディオム: “A penny for your thoughts” などはカジュアルな表現として日常会話や文章でも見かけます。“Penny pincher” は口語的な表現です。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I found a penny on the sidewalk this morning!”
- 「今朝歩道でペニーを拾ったよ!」
- 「今朝歩道でペニーを拾ったよ!」
- “Do you have a penny? I need it for the vending machine.”
- 「ペニー持ってる?自販機に必要なんだ。」
- 「ペニー持ってる?自販機に必要なんだ。」
- “A penny for your thoughts? You seem lost in thought.”
- 「考えてることあるんじゃない?ちょっと話を聞かせて。」
(2) ビジネスでの例文
- “Every penny in our budget matters, so let’s plan carefully.”
- 「私たちの予算のあらゆるお金が重要なので、慎重に計画しましょう。」
- 「私たちの予算のあらゆるお金が重要なので、慎重に計画しましょう。」
- “We should not waste a single penny from the investment fund.”
- 「投資ファンドからの資金を1円たりとも無駄にしてはなりません。」
- 「投資ファンドからの資金を1円たりとも無駄にしてはなりません。」
- “Our cost-saving strategy saved us thousands of pennies, literally.”
- 「コスト削減戦略のおかげで、文字通り何千ものペニーの節約になりました。」
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “Historically, the penny was made of copper, representing the smallest unit of currency.”
- 「歴史的にペニーは銅で作られ、通貨の最小単位を表していました。」
- 「歴史的にペニーは銅で作られ、通貨の最小単位を表していました。」
- “The concept of a penny has evolved over time, reflecting economic and cultural shifts.”
- 「ペニーという概念は時代とともに変化し、経済的・文化的変遷を反映しています。」
- 「ペニーという概念は時代とともに変化し、経済的・文化的変遷を反映しています。」
- “In examining the poverty line, even the value of a single penny can be significant to some communities.”
- 「貧困線を調査する際、たった1ペニーの価値でさえ一部のコミュニティでは重要になり得ます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “cent” (セント)
- アメリカ通貨などで使う最小単位。硬貨そのものを指すときは “penny” と呼ぶこともあるが、金額表記は “cent” が一般的。
- アメリカ通貨などで使う最小単位。硬貨そのものを指すときは “penny” と呼ぶこともあるが、金額表記は “cent” が一般的。
- “coin” (コイン)
- 硬貨の総称。特定の通貨単位を示さず、すべての硬貨を指す言葉。
- 硬貨の総称。特定の通貨単位を示さず、すべての硬貨を指す言葉。
- “cent” (セント)
反意語
- 通貨単位として明確な反意語はありませんが、金額の大小で比較すると “banknote” (紙幣) や “bill” (紙幣) が対照的なイメージです。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA表記: /ˈpɛni/
- 発音はアメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じです。
- アクセントは最初の音節 “pen” に置かれます。
- 発音はアメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じです。
- よくある間違い: “pinny” (エプロンを指す別の単語) と混同しないように注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「peny」や「pennny」などと綴ってしまうミス。
- 複数形の混乱: “pennies” と “pence” の使い分け。硬貨を枚数として数えると “pennies”、金額を表す場合は “pence”。
- 同音異義語との混同: “penne” (パスタの一種) との混同など。
- 試験対策: 英検やTOEICでは、イディオム“penny-wise, pound-foolish” が表現問題に出たり、小額のお金を表す文脈で “penny” が出題されるケースがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “penny” は “pen” という身近な音から始まるので、ペン(筆記具)のように小さなもの、というイメージで覚えるとよいでしょう。
- “penniless” = “penny + less” (ペニーもない、すなわち「お金がない」) とセットで覚えておくと便利です。
- “A penny for your thoughts.” というイディオムを聞くと「話して、話して!」という内容と結びつき、印象に残りやすいです。
以上が名詞 “penny” の詳細解説です。日常からビジネス、学術的文脈まであらゆるシーンで登場しうる単語ですので、複数形の使い分けやイディオムに注意しながら覚えてください。
意味(1)
(米国・カナダの)1セント銅貨,セント
意味(2)
(一般に)金銭,金割
意味(3)
ペニー(《英》の貨幣単位およびその銅貨で,1971年以降の新ペニーは1/100ポンド,旧ペニーは1/12シリング=1/240ポンド)