最終更新日:2025/09/28

『無意味な言葉』(『行為』),たわごと;ばかげた考え(振舞い) / くだらないこと(もの)(trifles)

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元となった辞書の項目

nonsense

名詞

『無意味な言葉』(『行為』),たわごと;ばかげた考え(振舞い) / くだらないこと(もの)(trifles)

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解説

名詞「nonsense」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: nonsense

日本語: くだらないこと、ばかげたこと、ナンセンス

品詞: 名詞(主に不可算)

概要(やさしい説明)

「nonsense」は、「意味をなさないこと」「ばかばかしい話」「本当にくだらないこと」を指す英単語です。たとえば、「そんなことありえないよ!」というように、「馬鹿げている」「ナンセンスだ」と強調したいときによく使われます。日常会話だけでなく、ビジネスやフォーマルな場面でも、相手の言ったことが的外れなときや意味をなさないときに「That’s nonsense.」のように用います。

活用形


  • 名詞形: nonsense(通常は不可算名詞扱い)

  • 形容詞形: nonsensical (例: a nonsensical idea)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 新聞記事やビジネス英語など、複雑な内容でもある程度理解できるレベルの人に使われる可能性が高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • non-(否定を表す接頭語) + sense(意味)

「sense(センス、意味)」に「non-」がついて、直訳すると「意味がない」「無意味」というニュアンスを生み出しています。

関連・派生語:


  • nonsensical (形容詞) : 無意味な、ばかげた

  • sense (名詞/動詞) : 意味、感覚

  • sensible (形容詞) : 分別がある、賢明な

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. talk nonsense:でたらめを言う

  2. utter nonsense:まったくのナンセンス

  3. absolute nonsense:全くの馬鹿げた話

  4. pure nonsense:純粋に根拠のないばかばかしい話

  5. total nonsense:全然意味をなさないこと

  6. make nonsense of ...:...を台無しにする、意味をなくさせる

  7. nonsense verse:ナンセンス詩(特に19世紀イギリスなどで流行ったジャンル)

  8. that’s nonsense:それはくだらない話だ

  9. nonsense words:無意味な単語

  10. a no-nonsense approach:真面目で手堅いやり方(「甘えを許さない態度」といったやや異なる使い方も含む)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “non”(=「〜でない」) と “sensus”(=「感覚」「意味」) に由来します。

  • 中英語を経て “nonsense” という形に定着しました。

使用時の注意点:


  • 「ばかげている」というニュアンスが強い場合もあれば、「非現実的で意味をなさない」というややソフトな指摘の場合もあります。

  • 口語でも書き言葉でも頻繁に使うことができますが、相手に対して「失礼」になり得る表現でもあるため、使い方には注意が必要です。ふざけ 半分のときは「That’s nonsense!」と笑いながら言う場面もあります。

よく使われるシーン:


  • ふざけて「バカバカしいね」と言うとき

  • 友人や仲間内で冗談めかして使うとき(ややカジュアル)

  • ビジネスやフォーマル文脈で、「そんなことを言っても無意味だ」というニュアンスを伝えるとき(もう少し硬め)


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算: 「nonsense」は通常は不可算名詞として扱われます。特に「サム・ナンセンス」という表現も可能ですが、基本的には「That’s nonsense.」のように直接使われることが多いです。

  • 他動詞/自動詞: 名詞なので該当しませんが、形容詞派生の“nonsensical”を補語に使う構文などがあります。

一般的な構文例:


  • “That’s complete nonsense!”(完全にばかげている!)

  • “Don’t talk nonsense.”(ばかげたことは言わないで)

  • “His theory turned out to be nonsense.”(彼の理論は結局馬鹿げたものだった)

イディオム的表現:


  • “cut the nonsense” : 「ばかなことはやめて、まじめにやろう」

  • “no-nonsense approach” : 「無駄やおふざけを排した実直なやり方」


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “You think aliens built the pyramids? That’s nonsense!”

    (ピラミッドを宇宙人が作ったって? そんなのナンセンスだよ!)


  2. “Stop talking nonsense and help me clean the room.”

    (くだらないこと言ってないで、この部屋を片付けるのを手伝ってよ。)


  3. “All this gossip about me is pure nonsense.”

    (私についてのうわさ話は全部、根拠のないナンセンスだよ。)


ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “The proposal seems like nonsense unless we have clear data to support it.”

    (明確なデータがない限り、その提案はナンセンスに思えます。)


  2. “We can’t move forward on nonsense assumptions.”

    (根拠のない想定をもとに進めるわけにはいきません。)


  3. “I respect your opinion, but I find that argument to be nonsense.”

    (あなたの意見は尊重しますが、その主張はナンセンスだと思います。)


学術的な文脈


  1. “The researcher dismissed the theory as philosophical nonsense.”

    (研究者はその理論を哲学的ナンセンスとして退けた。)


  2. “Critics argued that the concept was linguistic nonsense.”

    (批評家たちは、その概念が言語的にナンセンスだと論じた。)


  3. “Some might interpret the poem as nonsense, but others see deep meaning.”

    (その詩をナンセンスと捉える人もいれば、深い意味を見出す人もいる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. rubbish(くだらない話)

  2. absurdity(不条理さ、ばかげたこと)

  3. foolishness(愚行、愚かさ)

  4. balderdash(ナンセンス、たわごと)

  5. gibberish(意味不明の言葉)

これらはどれも「無意味な」や「ばかげている」という意味を持ちますが、そのトーンや使われる地域・文体の違いによるニュアンスが異なります。例えば「rubbish」は主にイギリス英語で「ばかげたこと」を表すときに使いますが、「gibberish」は単に「意味不明の言葉」を話しているニュアンスが強いです。

反意語:


  • sense(意味、分別)

  • logic(論理)

  • reason(合理性)

「nonsense」とは逆に「筋が通っていること」や「理にかなっていること」を示します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈnɑːn.sens/

    • イギリス英語: /ˈnɒn.səns/


  • アクセント:

    “non” の部分に強勢を置きます(NON-sens)。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:

    アメリカ英語では [ɑː] と発音するのに対し、イギリス英語では [ɒ] の音が使われるのが一般的です。


  • よくある誤り:

    “nonesense” とつづってしまうスペルミスや、アクセントを “sen” のところに置いてしまう発音の間違いに注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「nonsence」や「non-sence」と書いてしまうことがありますが、正しくは “nonsense” です。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、「ノンセンス」音ママのカタカナ英語でも、スペリングを混乱しがちです。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも読解問題中に「その主張はフェイクやナンセンスだ」という文脈で出てくることがあります。「無意味」「ばかげている」を示す重要ボキャブラリーとしてよく耳にします。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「non + sense = 意味がない」 → 「ナンセンス」

  • 語呂合わせ: 「NO(ノー)意味(センス)」で、「意味が無い!」という一言で覚える。

  • 勉強テクニック: 「This is nonsense!」を口癖のように何度か声に出してみると、自然と口に馴染みやすい。

“nonsense” は日常会話でも学術論文でも時折現れる、使い勝手のいい語です。スペルとアクセントだけしっかり押さえておけば、ネイティブのような自然な表現に近づきます。

意味のイメージ
nonsense
意味(1)

無意味な言葉(行為),たわごと;ばかげた考え(振舞い)

意味(2)

くだらないこと(もの)(trifles)

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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