lorry
1. 基本情報と概要
単語: lorry
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A large truck used for transporting goods, primarily used in British English.
意味(日本語): 大型トラック。主にイギリス英語で使われる表現で、荷物や商品を運ぶためのトラックを指します。アメリカ英語では「truck」が一般的です。
「lorry」はイギリス英語特有のニュアンスを持ち、道路を走る重量のある貨物用車両を指すときに使われます。アメリカの英語学習環境ではあまり聞きなじみのないかもしれませんが、イギリスやその他の英連邦圏ではごく一般的な単語です。
- 活用形: 名詞なので基本的に変化形はありませんが、複数形はlorriesになります。
- 他の品詞への派生: 名詞「lorry」は他の品詞に変化することはほぼありませんが、たとえば「lorry driver」(トラック運転手)のような複合名詞として使われることが多いです。
- CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- A1: 超初心者
- A2: 初級
- B1: 中級
- B2: 中上級(語彙が増え、トピックに合わせて専門的な単語やイギリス特有の表現などに触れ始める段階)
- C1: 上級
- C2: 最上級
- A1: 超初心者
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: もともと「lorry」ははっきりした接頭語や接尾語を持たず、語幹として「lorry」が一つの単語として成り立っています。
- 派生語や類縁語:
- lorry driver: トラック運転手
- lorry load: トラック一台分の積荷
- articulated lorry: 連結トラック
- lorry park: トラック用の駐車場(休憩所)
- lorry driver: トラック運転手
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- articulated lorry → 連結式の大型トラック
- lorry driver → トラック運転手
- heavy goods lorry → 重量物運搬用のトラック
- lorry load → トラック一杯の荷物
- lorry park → トラック専用の駐車エリア
- lorry fleet → トラックの保有台数(車両群)
- lorry route → トラックの運行ルート
- lorry accident → トラック事故
- haulage lorry → 運送業向けトラック
- tailgate a lorry → トラックの後ろギリギリを走行する
3. 語源とニュアンス
- 語源: 19世紀中頃に「lurry」という言葉からの派生とも言われており、もともとは「運ぶ、引っ張る」というニュアンスを持つ方言(イギリス内)から生まれたとされています。
- ニュアンス:
- イギリス英語: 「lorry」は一般的で会話や文章、どちらでもよく使われます。
- アメリカ英語: 「lorry」はほとんど使われず、「truck」が使われるため、アメリカ人にとってはやや古風またはイギリス的な響きがあります。
- フォーマル・カジュアル両方で使われますが、日常的な話題でも頻出する単語です(特に英国圏において)。
- イギリス英語: 「lorry」は一般的で会話や文章、どちらでもよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: 「lorry」は可算名詞 (a lorry / two lorries)。
- 一般的な構文例:
The lorry was loaded with goods.
(そのトラックには荷物が積まれていた)An articulated lorry has multiple sections for cargo.
(連結式トラックは複数のカーゴセクションを持つ)
使用シーン:
- 日常会話からビジネス、正式な文書まで幅広く使われますが、主にイギリスやその影響下にある国々でよく目にします。
5. 実例と例文
日常会話での例文
I saw a lorry pass by with a giant logo on it.
→ (巨大なロゴを載せたトラックが通り過ぎるのを見たよ。)Could you move your car? A lorry needs to park here for a moment.
→ (車を動かしてもらえますか?一瞬このトラックがここに駐車する必要があるので。)My uncle drives a lorry for a living.
→ (私のおじは大型トラック運転手として働いています。)
ビジネスシーンでの例文
Our company has purchased five new lorries to expand our delivery services.
→ (我が社は配送サービス拡大のため、新しいトラックを5台購入しました。)We need to schedule the arrival of the lorry to unload the cargo before noon.
→ (正午までに貨物を降ろすため、トラックの到着時間をスケジュールする必要があります。)The lorry fleet maintenance costs have increased this quarter.
→ (今四半期はトラック車両群のメンテナンス費用が増加しています。)
学術的・専門的状況での例文
The efficiency of lorry transportation significantly impacts the logistics industry.
→ (トラック輸送の効率性は物流業界に大きな影響を及ぼします。)Researchers are examining the emission levels of modern diesel lorries.
→ (研究者たちは最新ディーゼルトラックの排出ガス量を調査中です。)An articulated lorry can carry heavier loads compared to standard models.
→ (連結式トラックは通常のモデルに比べてより重い荷物を運ぶことができます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- truck (トラック)
- 一番広く使われる単語。アメリカ英語圏では「lorry」の代わりにこちらが一般的。
- 一番広く使われる単語。アメリカ英語圏では「lorry」の代わりにこちらが一般的。
- heavy truck (大型トラック)
- 用途やサイズを明確に示したいときに使われる。
- 用途やサイズを明確に示したいときに使われる。
- van (バン)
- 「lorry」に比べて小型の配送用車両を指す。
- 「lorry」に比べて小型の配送用車両を指す。
反意語(厳密な意味での反意語はあまりありませんが、用途の対照として)
- car (乗用車)
- 人を運ぶのが主目的で、小型。
ニュアンス・使い方の違い:
- 「lorry」はイギリス英語圏で有名な大型トラックの総称。
- 「truck」はアメリカ英語圏で使われるもっとも一般的な単語。イギリスでも「lorry」と「truck」は区別なく使われる場合がありますが、公式的には「lorry」がイギリス寄り。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- イギリス英語: /ˈlɒr.i/ (「ロ(ラ)リー」のように「ɒ」の音がやや短い)
- アメリカ英語: /ˈlɔːr.i/ または /ˈlɑːr.i/ (アメリカではそもそもあまり使われませんが、発音するとすれば「ローリー」あるいは「ラーリー」に近い)
- イギリス英語: /ˈlɒr.i/ (「ロ(ラ)リー」のように「ɒ」の音がやや短い)
- アクセント: 先頭の「lor」にアクセントがきます。
- よくある間違い: 日本語由来で「ロリー」や「ローリー」と聞こえてしまう場合がありますが、英国発音では「ロ(ラ)リー」のように母音がやや短くなる点が特徴です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「lory」「lorie」などとミスしないように注意してください。
- 同音異義語との混同: 近い発音の単語が少ないためあまりないですが、「lorry」と「lorry’s (所有格)」はアポストロフィで区別します。
- 試験対策: TOEICや英検などでは日常生活やビジネスでの単語として出題されることもありますが、「truck」と併せて違いを理解しておくと混乱を避けられます。とくにイギリス関連の文章では「lorry」が登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方: 「ロリー」「ローリー」という音からイギリスで見かける大型トラックをイメージすると定着しやすいです。
- イメージ: 大きな貨物トラックがイギリスの田舎道を走っている光景を思い浮かべながら覚えるとよいでしょう。
- 勉強テクニック:
- 「Britain = lorry, U.S. = truck」とセットで覚える。
- 例文の写真や映像を見て実際の車両のイメージと結び付ける。
- 「Britain = lorry, U.S. = truck」とセットで覚える。
上記を参考に、「truck」との違い、イギリス英語での頻出度合いをしっかり押さえておくと、「lorry」を正しく使いこなせるようになるでしょう。
貨物自動車,(特に大型の)トラック)《米》truck)