最終更新日:2025/09/16

〈C〉(一定の形に固めた) パンの一塊 / (ある形にした食品の) / 砂糖の円すい形の塊

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元となった辞書の項目

loaf

IPA(発音記号)
名詞

〈C〉(一定の形に固めた) パンの一塊 / (ある形にした食品の) / 砂糖の円すい形の塊

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私はパン屋から一塊のパンを買いました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: loaf

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味 (英語): A shaped mass or portion of bread, typically baked in one piece and sliced for consumption.

意味 (日本語): パンをまとまった形(かたち)に焼いたひとかたまりのこと。一般的には大きなひとかたまりを薄く切って食べます。「1斤のパン(1 Loaf of bread)」のように、パン1つ分の塊を表す単語です。

「loaf」はパンを表すときに「(パンの)かたまり」を指して使われます。「A loaf of bread, please.(パン1斤ください)」のように日常的に使われる表現です。


  • 活用形: スペルが変化するのは 複数形のみ で、単数形 “loaf” / 複数形 “loaves” (loaf → loaves)。


  • 他の品詞の例: 動詞 “to loaf” → 「ぶらぶら過ごす、怠ける」の意味になります。(今回のメインは名詞なので補足程度に)


  • CEFRレベル: A2 (初級)


    • A2レベル: 基本的な会話の中で出てくる単語。買い物や料理など、暮らしに密着した話題で登場することが多い単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語幹: “loaf”

  • 接頭語・接尾語: なし(単純語)

「loaf」はもともと一塊のパンを意味する単語で、派生語として動詞の “to loaf” (ぶらぶらする、怠ける)などが存在します。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. a loaf of bread → パン1斤

  2. freshly baked loaf → 焼きたてのパンの塊

  3. sliced loaf → スライスされたパン

  4. wholemeal loaf → 全粒粉のパン

  5. white loaf → 白パン

  6. rye loaf → ライ麦パン

  7. loaf tin → パン焼き型(ローフ型)

  8. bread loaf → パンの塊 (ほぼ「a loaf of bread」と同義)

  9. stale loaf → 古くなったパンの塊

  10. to slice a loaf → パンをスライスする


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    中英語(※中世英語)の “lof” や古英語の “hlāf” に由来するとされています。古代では普段の主食であるパンを示す重要な単語でした。


  • ニュアンス:

    「loaf」はパンを1塊として認識する際に用いる、日常的でカジュアルな単語です。スーパーやパン屋で「loaf of bread」と言うと馴染み深い響きになります。ただしフォーマルな文書でも「loaf」は普通に使われるため、カジュアル・フォーマルの区別なく使える単語とも言えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “loaf” は 可算名詞 です。「1 loaf」や「2 loaves」のように数えられます。

  • 使用シーン:


    • 日常会話で「Loaf of bread」のようにパン1斤を欲しいときや説明するときに使います。

    • 文章の中でも問題なく使えます。例えばレシピや料理書などで「Take one loaf of bread and slice it.」のように指示で頻出します。


  • 一般的な構文:


    • “buy (someone) a loaf (of bread)” → 「(誰かのために)パン1斤を買う」

    • “slice a loaf into pieces” → 「パンを数切れにスライスする」

    • “This loaf is stale/fresh.” → 「このパンは古い/焼きたてだ。」


  • イディオム的表現:

    名詞の「loaf」に直接イディオムは少ないですが、英語のスラングでは “use your loaf” (頭を使え) という口語表現があります。これはロンドン訛りのコックニー・ライムスラングで “loaf of bread” = “head” として使われています。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Can you pick up a loaf of wholemeal bread when you go shopping?”

    (買い物に行くときに全粒粉のパンを1斤買ってきてくれる?)


  2. “I just baked a fresh loaf this morning, would you like a slice?”

    (今朝焼きたてのパンを作ったんだけど、ひと切れいかが?)


  3. “We have one loaf left in the pantry, so we should buy more tomorrow.”

    (パントリーに1斤だけ残っているから、明日もっと買わないといけないね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our bakery’s new loaf has become very popular with health-conscious customers.”

    (当店のパン屋の新作パンは健康志向の顧客にとても人気になっています。)


  2. “Please ensure every loaf is packaged neatly before delivery.”

    (配送前に各パンがきちんと包装されているか確認してください。)


  3. “The cost of producing a single loaf has increased due to the rising price of wheat.”

    (小麦の価格高騰により、パン1斤の製造コストが上昇しました。)


(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The study examined the nutritional differences between a standard white loaf and a wholemeal loaf.”

    (その研究は、一般的な白パンと全粒粉のパンとの栄養学的な違いを調査しました。)


  2. “When preparing a biochemical analysis, each loaf was sampled at uniform intervals.”

    (生化学的分析を行う際、各パンは一定間隔でサンプリングされました。)


  3. “This museum exhibit showcases historical methods of shaping and baking a traditional loaf.”

    (この博物館の展示では、伝統的なパンの形作りや焼き方が紹介されています。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. “bread” (パン)


      • 一般的にパン全般を指す極めて広い意味


    2. “bun” (丸パン、ロールパン)


      • 小ぶりの丸いパン


    3. “roll” (小型のパン)


      • 食事の付け合わせに出るような小型のパン



これらは「パン」という大きな意味合いでは似ていますが、「loaf」はパンを“ひとかたまり”として強調する点が異なります。


  • 反意語 (Antonyms)

    厳密な反意語はありませんが、パンを小分けにした「slice」や「piece」などは「大きい塊 vs 小片」で対照的な表現になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • イギリス英語: /ləʊf/ (「ローf」のように「オウ」を短めに)

    • アメリカ英語: /loʊf/ (「ロウf」のように「ロウ」をはっきりめに発音)


  • アクセント:


    • 単音節の単語なので強勢は単語全体にあります。

    • よくある発音の間違いとしては “loaf” の “oa” を「アウ」や「オフ」と読んでしまうことです。正しくは日本語の「ロー」に近い音です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “loff” や “loafe” 等と間違えないようにしてください。

  • 複数形のミス: 複数形は “loaves” (/loʊvz/ または /ləʊvz/) となり、“f”を“v”に変えたうえで“es”をつけます。

  • 同音異義語との混同: とくに “loaf” は同音異義語はあまりありませんが、動詞 “to loaf” と名詞 “loaf” は綴りも発音も同じですが意味は全く異なるので注意。

  • 試験対策 (TOEIC・英検など): 日常生活に関わる単語として読解問題やリスニングで登場する可能性があります。特にレシピ、説明書などでの単語として要注意です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「loaf」は「ローフ」と発音し、「1ひとかたまりのパン」というイメージ。

  • 「loaf of bread」というフレーズでまとめて覚えると便利です。

  • 複数形の“loaves”を “leaf(葉)” の複数形 “leaves” と似た変化、とイメージしておくと覚えやすいです (f → v + es)。

  • パン1塊のイメージを頭の中に思い描いて、視覚的に「固まりで焼かれたパン」を想像すると記憶に残りやすいでしょう。


以上が名詞 “loaf” の詳細な解説です。日常会話や料理の文脈で比較的よく登場する単語ですので、ぜひ「loaf of bread」のフレーズごと覚えて活用してください。

意味のイメージ
loaf
意味(1)

(一定の形に固めた)パンの一塊

意味(2)

(ある形にした食品の)

意味(3)

砂糖の円すい形の塊(=sugar loaf)

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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