lifelong

1. 基本情報と概要

単語: lifelong

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味（英語）: “lasting for the whole of a person’s life”

意味（日本語）: 「生涯にわたる」「一生続く」

「lifelong」は「生涯を通じてずっと続く」というニュアンスを持つ形容詞です。たとえば「lifelong friend」で「一生の友」「生涯の友」というように使われます。人生を丸ごと通して続くものを強調するときに便利な単語です。

CEFR レベルの目安: B2（中上級）

• B2: 中上級レベル。一般的な文脈で使われる単語であり、読んだり聞いたりしても自然に理解できるレベルです。

活用形

形容詞なので直接的な活用形はありませんが、比較級や最上級は通常作りません（“more lifelong” や “most lifelong” は通常使用しません）。

他の品詞になった時の例

• 「lifelong」は他の品詞（例えば名詞や動詞）としては基本的に使われません。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• life（人生 / 生／いのち）
  


• long（長い）

それぞれの単語が組み合わさって「人生全体が長く続く」という意味を持ちます。

関連語や派生語

• life（名詞）: 人生、生命
  


• lifelong learner（「生涯学習者」の意）
  


• lifelong learning（「生涯学習」の意）

よく使われるコロケーション（10個）

1. lifelong friend → 生涯の友
   


2. lifelong ambition → 生涯の大望
   


3. lifelong passion → 生涯をかけた情熱
   


4. lifelong commitment → 生涯の約束 / 献身
   


5. lifelong dream → 生涯の夢
   


6. lifelong goal → 生涯に渡る目標
   


7. lifelong habit → 生涯の習慣
   


8. lifelong partner → 生涯のパートナー
   


9. lifelong membership → 生涯会員資格
   


10. lifelong learning → 生涯学習

3. 語源とニュアンス

語源

• life: 古英語「līf」
  


• long: 古英語「lang」
  
  この2つが結びついて「一生の間続く」という意味に発展しました。

ニュアンス

「人生を通じてずっと続く」という強い継続性を強調します。フォーマル／インフォーマルどちらでも使いやすい単語ですが、「一生の友達」「一生の夢」のように、特別な価値や深いつながりを語るシーンでよく用いられます。

• 口語: “He’s been my lifelong friend.” など比較的カジュアルに使われます。
  


• 文章: エッセイや学術的な文章でも「生涯にわたる影響」のように使われる場合があります。
  

4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・使用例

• attributive use（前置修飾）: “He is my lifelong friend.”（彼は私の生涯の友です。）
  


• predicative use（述語修飾）: 稀ですが “This commitment is lifelong.”（この約束は一生ものだ。）というように用いられる場合もあります。

形容詞なので、名詞を修飾する形で使うのが基本です。可算・不可算や他動詞・自動詞のように特別な区別はありません。

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文

1. “He’s been my lifelong friend since we were kids.”
   
   （子どもの頃からの生涯の友なんだ。）
   


2. “I’ve had a lifelong love of reading.”
   
   （読書は、生涯を通じて大好きなことなんです。）
   


3. “She finally achieved her lifelong dream of writing a novel.”
   
   （彼女はついに小説を書くという生涯の夢を叶えた。）

(2) ビジネスでの例文

1. “Our company aims to build lifelong relationships with clients.”
   
   （当社はお客様との生涯にわたる関係構築を目指しています。）
   


2. “He described his lifelong dedication to the field of marketing.”
   
   （彼はマーケティング分野への生涯の献身を語りました。）
   


3. “We offer lifelong membership to our exclusive service.”
   
   （当社の特別サービスには生涯会員資格を提供しています。）

(3) 学術的な文脈での例文

1. “Researchers study the lifelong effects of environmental factors on health.”
   
   （研究者は健康に対する環境要因の生涯にわたる影響を研究しています。）
   


2. “Lifelong education is crucial for adapting to a rapidly changing world.”
   
   （急速に変化する社会に適応するためには生涯学習が不可欠です。）
   


3. “The curriculum is designed to foster lifelong learning in students.”
   
   （そのカリキュラムは学生に生涯学習を促すよう設計されています。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. permanent（永久の）：ずっと存在する点を強調するが、一生というよりも「恒久的」という響きが強い
   


2. enduring（持続する・不変の）：外部からの影響に左右されず続く意味合い
   


3. long-term（長期的な）：一生に限らず、長期間という点を強調
   

反意語

1. temporary（一時的な）：短期間だけ続く
   


2. short-lived（短命の）：続いてもごく限られた期間
   

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA):
  
  
  
  • イギリス英語: /ˈlaɪf.lɒŋ/
    
  
  
  • アメリカ英語: /ˈlaɪf.lɔːŋ/
    
  
  

強勢（アクセント）は「life」の部分（最初の音節）に置かれます。

• イギリス英語では「ロング」の部分が /lɒŋ/（「オ」より少し広めの音）
  


• アメリカ英語では /lɔːŋ/（「オー」に近い音）

よくある間違いとしては「ライフ」と「ロング」の間を区切ってしまったり、life long と2単語で書いてしまうことが挙げられます。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペル: “lifelong” を “life-long” とハイフンを入れるケースがありますが、通常は一語で書きます。
   


2. 類似表現: “long life” とは逆（「長生き」）ですので取り違えに注意。
   


3. 発音: “life” の後にすぐ “long” をつなげて発音する。
   


4. 混同: “live long” （長生きする）と混同しないように注意しましょう。

資格試験やTOEICなどでも、読解に出ることがありますが、それほど頻繁に出題される語ではありません。文脈から正しい意味を推測しやすい単語です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “life” + “long” = 「人生を通して長い」→ 「生涯にわたる」と覚えるとイメージしやすいです。
  


• 「人生（life）」と「長さ（long）」がつながっているため、スペルのミスをしないように “lifelong” を一語で書きましょう。
  


• 「一生の友、一生の夢」など大切な価値や長い継続を表すときによく使うので、感情面でも印象的に覚えられます。

ぜひ “lifelong friend” や “lifelong passion” などのフレーズを声に出して繰り返し練習して、自分の英語表現の中に取り入れてみてください。