元となった辞書の項目
isle
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: isle
品詞: 名詞 (countable noun)
活用形:
- 単数形: isle
- 複数形: isles
意味 (英語): A small island
意味 (日本語): 小さな島、とくに“島”を指す言葉の文語表現
「isle」は“island”の文語的・詩的表現として使われることが多い単語です。現代の日常会話では “island” の方が一般的ですが、文学的な表現や地名などで“isle”という単語が見られます。ちょっと格式ばった、ロマンチックな響きがあります。
CEFRレベル目安: B2(中上級)
・日常会話というよりも、文芸・詩・小説などでも見られる少し高度な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: isle
- もともとフランス語の île(島)から来ており、「小さな島」という意味を持ちます。
- もともとフランス語の île(島)から来ており、「小さな島」という意味を持ちます。
- 関連形:
- islet:より“小さな島”を指す単語
- island: より一般的な「島」
- islet:より“小さな島”を指す単語
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- the British Isles(ブリテン諸島)
- a tropical isle(熱帯の小島)
- deserted isle(無人島)
- emerald isle(常緑の島/アイルランドの雅称:エメラルドの島)
- remote isle(人里離れた島)
- rocky isle(岩だらけの島)
- isle of tranquility(平穏な島)
- on a secluded isle(人里離れた島で)
- flee to an isle(小島へ逃げる)
- explore a hidden isle(隠された島を探索する)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の insula(島)がフランス語の île を経て、中英語で isle になりました。
- 古めかしい、あるいは詩的なニュアンスを持ちます。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「isle」は「island」と同義ですが、文学的・詩的・ロマンチックな響きがあります。地名や特定の呼称などでも見かけます。
- 日常会話で「小島」と言いたい場合は “small island” や “islet” などを使う方が一般的です。
口語/文章・カジュアル/フォーマル
- 文章・文学的な文脈でフォーマル寄りに使われることが多いです。日常会話ではあまり一般的ではありません。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞なので、文中では主語・目的語・補語として使われます。
- 「可算名詞」ですので、単数・複数がおこり「an isle」「two isles」のように使えます。
一般的な構文例
- “He lives on a remote isle.”(彼は人里離れた小島に住んでいる。)
- “They sailed around the isle.”(彼らはその小島の周りを航海した。)
イディオム・定型表現
- the Emerald Isle でアイルランド全体を指すような定型表現があります。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I've heard there's a tiny isle near the bay.”
(湾の近くに小さな島があるって聞いたよ。) - “I want to spend my vacation on an isle with no crowds.”
(人が少ない島で休暇を過ごしたいな。) - “Have you ever been to that isle before?”
(あの小島に行ったことはある?)
ビジネス (ややフォーマル)
- “Our company is planning to establish a resort on the isle.”
(当社はその島にリゾートを建設する計画です。) - “The isle’s economy relies heavily on tourism.”
(その島の経済は観光産業に大きく依存しています。) - “We must consider environmental impact when developing the isle.”
(島を開発する際は、環境への影響を考慮しなければなりません。)
学術的・文献的
- “This isle exhibits a unique ecosystem due to its isolation.”
(隔絶された環境のため、この島には独特の生態系が見られます。) - “Historical records show an ancient settlement on the isle.”
(歴史書によると、この島には古代の集落が存在したことがわかっています。) - “Geologists have been studying the isle’s volcanic formation.”
(地質学者たちは、その島の火山形成を研究しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- island (島)
- より一般的な表現。日常会話はこちらを使うのが普通。
- より一般的な表現。日常会話はこちらを使うのが普通。
- islet (小島)
- より小規模な島を表現するカジュアルな単語。
- より小規模な島を表現するカジュアルな単語。
- cay / key (珊瑚礁の小島)
- サンゴ環礁などにできる小島を指す。地形の種類に特化。
- サンゴ環礁などにできる小島を指す。地形の種類に特化。
反意語
- 本来「島」の反意語は明確にはありませんが、海に囲まれていない「内陸」や「大陸 (mainland)」が対概念として挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /aɪl/
- アメリカ英語 / イギリス英語 ともに “アイル” のように発音。
- アクセント(強勢): 単音節語なので特に強勢位置の問題はありません。
- よくあるミス: “s” を発音してしまうことがあります。文字上「isle」でも “s” は発音しない点に注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- “aisle”(通路)との混同: スペルは似ていますが意味は大きく異なります。 “isle” = 「島」, “aisle” = 「通路」。
- “island” との混用: 意味は同じでも、使われる文脈や文語度が違います。
- TOEICや英検などの資格試験では、読解問題や語彙問題でまれに見かける程度。スペルや発音をしっかり覚えましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のヒント
- “isle” は “island” の短縮系、と考えると覚えやすいかもしれません(実際には語源的には形を変えたものですが、イメージで捉えると頭に入りやすいでしょう)。
- “isle” の “s” はまるで海に沈んでしまって音が消えている、とイメージすると発音ミスを防げます。
- “isle” は “island” の短縮系、と考えると覚えやすいかもしれません(実際には語源的には形を変えたものですが、イメージで捉えると頭に入りやすいでしょう)。
- ストーリーやイメージ
- 映画や文学作品で「孤島」を表現するときに “isle” という単語がよく登場します。神秘的・抒情的な雰囲気を思い描くと印象付けやすいでしょう。
以上が「isle」の詳細な解説です。文学的で詩情が感じられる表現ですが、日常会話よりも文芸作品や特別なシーンで使われることが多い単語です。
意味のイメージ
意味(1)
《詩》島(island)