imitate
動詞「imitate」の詳細解説
1. 基本情報と概要
英単語: imitate
品詞: 動詞 (他動詞)
意味(英語): to copy the way someone or something acts, speaks, or moves
意味(日本語): (誰かや何かの)動作・話し方・動きをまねる、模倣する
「誰かの言動などをまねる」という意味の英単語です。日常会話では「誰かの動きや発言をそっくりそのまま真似する」ような場面で使われることが多いです。まねるだけでなく、「手本として見習う」というニュアンスで使われる場合もあります。
活用形
- 原形: imitate
- 三人称単数現在形: imitates
- 過去形: imitated
- 過去分詞形: imitated
- 現在分詞形: imitating
他の品詞への派生
- 名詞形: imitation(模倣、偽物)
- 名詞形: imitator(まねる人)
- 形容詞形: imitative(模倣の、模倣的な)
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 「模倣をする」や「真似をする・追随する」というニュアンスを表し、多様な文章や会話で使われるためB2あたりのレベルと考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: imit-
- 接尾語: -ate(主に動詞を作る役割)
関連語や派生語
- imitation (名): 模倣、偽物
- imitator (名): まねる人
- imitative (形): 模倣の、模倣的な
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- imitate a style(スタイルをまねる)
- imitate someone’s voice(誰かの声をまねる)
- imitate the behavior(行動を模倣する)
- imitate a technique(技術を模倣する)
- be easy to imitate(まねしやすい)
- difficult to imitate(まねしにくい)
- imitate a celebrity(有名人をまねる)
- imitate steps(ステップをまねる/ダンスなど)
- imitate nature(自然を模倣する)
- imitate the original(オリジナルをまねる)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の“imitari”(まねる)から来ており、古代から「真似をする」という意味を持っていました。
ニュアンス
- 「意図的にそっくりまねる」場合によく使います。ただし、ふざけた口調で人をからかうようなまねをするときにも使えますが、その場合は少し失礼なニュアンスを伴うことがあります。
- 堅い文章よりは、日常会話やエッセイなどで広く使われますが、オフィシャルな書き方でも問題ありません。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞として、目的語(模倣する対象)を取ります。
例: He imitated his teacher. (彼は先生のまねをした)「imitate + 名詞(人・物・行動など)」の形が基本です。
一般的な構文とイディオム
- (subject) imitate (object): もっとも基本的な構文。
- imitate oneself after someone: 誰かを見習う(文語的であまり一般的ではありません)。
フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使いやすい動詞です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“My little brother loves to imitate cartoon characters.”
(弟はアニメキャラクターのモノマネをするのが大好きなんです。)“Stop imitating me! It’s annoying.”
(私のまねをしないでよ! うっとうしいよ。)“She can imitate many famous singers perfectly.”
(彼女は多くの有名歌手を完璧にまねできます。)
ビジネスシーンでの例文
“We should try to imitate successful companies’ best practices.”
(私たちは成功している企業のベストプラクティスをまねるべきです。)“He often imitates his boss’s communication style to fit in.”
(彼は職場に馴染むために上司のコミュニケーションスタイルをよくまねています。)“Our competitors are trying to imitate our product design.”
(競合他社が私たちの製品デザインを模倣しようとしています。)
学術的な文脈での例文
“Children tend to imitate the behaviors they observe in adults.”
(子どもは大人の行動を目にすると、そのまままねをする傾向があります。)“Robotics engineers attempt to imitate natural movements in their designs.”
(ロボット工学のエンジニアは、ロボットの設計で自然界の動きを模倣しようとします。)“In literature, some authors deliberately imitate classical styles.”
(文学では、一部の作家が古典風の文体を意図的に模倣することがあります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- copy(コピーする、模写する)
- 「そっくりそのまま写し取る」ニュアンスに強調があります。
- 「そっくりそのまま写し取る」ニュアンスに強調があります。
- mimic(まねる、ものまねする)
- 声や仕草を面白おかしくまねるニュアンスが強いです。
- 声や仕草を面白おかしくまねるニュアンスが強いです。
- replicate(再現する、複製する)
- 科学や技術の分野で、「正確に再現する」ニュアンスが強いです。
- 科学や技術の分野で、「正確に再現する」ニュアンスが強いです。
- emulate(見習う、模擬する)
- 目標として尊敬する相手のやり方を「追随する・見習う」という前向きなニュアンスが含まれます。
反意語(Antonyms)
- originate(創始する、独自に始める)
- 「新しく生み出す」という真逆の方向を示す単語です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈɪmɪteɪt/
- アメリカ英語: イミテイト(「テ」は日本語のテに近い音)
- イギリス英語: イミテイト(アメリカ英語とほぼ同じですが、喉の奥の発音がやや異なり、硬めに聞こえる場合が多い)
- 強勢: 頭の “I” の部分(最初の音節 “IM”)にアクセントがきます。
- よくある間違い: /aɪmɪteɪt/ のように “I” をアイと読んでしまうというミス。正しくは「イ」と発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「imitate」のスペルミスとして「immitate」と“m”を重ねてしまう間違いが起こりがちです。
- 「imitate」を「mimic」と混同すると、微妙なニュアンスの違いがわからなくなるかもしれません。mimicはモノマネ色、からかい色が強いことがあります。
- TOEICや英検などで、「模倣する」という意味として出題される場合、類似語との比較問題で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- スペリングのポイント: 「i-m-i-t-a-t-e」で、iとtが交互にくると覚えておくと便利です。
- イメージ連想: imitate = “in my TATE”(テート美術館で芸術家の作品を“模倣”するイメージ)など、自分なりのこじつけでもよいのでゴロ合わせすると記憶に残りやすいでしょう。
- 練習法: 友達の話し方や好きな俳優の口調を実際にまねしてみると、単語の意味を体感的に覚えられます。
以上が「imitate」の詳細解説です。模倣のニュアンスを上手に理解し、さまざまな場面で使ってみてください。
…‘を'見習う,手本にする
…‘の'まねをする
…‘を'模写(模造)する,‘に'似せて作る