最終更新日:2025/09/15
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元となった辞書の項目

groom

IPA(発音記号)
名詞

新郎

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新郎はタキシード姿でハンサムに見えました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: groom

品詞: 名詞 (動詞としても使われますが、ここでは名詞として解説します)

活用形:


  • 単数形: groom

  • 複数形: grooms

  • 所有格: groom’s / grooms’ (文脈によって変わる)

意味 (英語):

1) A bridegroom (the man who is getting married).

2) A person who takes care of horses in a stable.

意味 (日本語):

1) 結婚式における「新郎」を指します。

2) 馬の世話をする人のことです。

「groom」は結婚式のシーンでよく出てくる「新郎」の意味だけでなく、馬を世話したり手入れしたりする人のことも指します。

CEFRレベル目安: B1(中級)

→ 「新郎」の意味などはある程度英語に慣れてから出てくる単語で、会話や読解で中級レベル以降によく見聞きします。

他の品詞形


  • 動詞: “to groom”


    • 意味: (馬やペットなどを)手入れする、(人を)教育・準備する

    • 例: “I need to groom the dog.” / “He’s being groomed for the managerial position.”


2. 語構成と詳細な意味

“groom” は接頭語や接尾語が付かない単語ですが、語幹としては「世話をする」「手入れをする」といったニュアンスを持ちます。

派生語としては「groomer(手入れをする人・トリマー)」などが挙げられます。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “the bride and groom” (新婦と新郎)

  2. “groom-to-be” (これから新郎になる人、婚約者)

  3. “best man and groom” (ベストマンと新郎)

  4. “the groom’s family” (新郎の家族)

  5. “stable groom” (厩舎係)

  6. “groom’s suit” (新郎のスーツ)

  7. “father of the groom” (新郎の父)

  8. “groomsmen” (新郎付添人)

  9. “to groom horses” (馬を手入れする)※動詞用法ですが関連してよく使われる

  10. “groom’s speech” (新郎のスピーチ)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語(Middle English)の “grome” から来ており、当時は「少年」「召使い」という意味をもっていました。その後、家畜を世話する人を指すようになり、さらに「花婿(bridegroom)」を短くして「groom」と呼んだのが定着したとされています。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「新郎」の意味では、結婚式関連のフォーマルなシーンでよく使われます。

    • 「馬などの動物の世話をする人」の意味では、やや専門的・職業的なニュアンスがあります。

    • 「groom」という単語自体にはカジュアル・フォーマル両方の場面で使えますが、結婚式の文脈では必ずフォーマルに使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算): “groom” は数えられる名詞なので、a groom / two grooms のように使います。

  • 使用シーン:


    • 結婚式:ほとんどの場合「新郎」として使われます。

    • 馬の世話:クラシックな小説や馬術関連の世界でよく登場します。


  • 一般的な構文例:


    • “He is the groom at the wedding.”

    • “She hired a new groom to take care of her horses.”


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Did you meet the groom yet? He’s really friendly.”

    (新郎にもう会った?とても気さくだよ。)


  2. “My cousin works as a groom at a local stable.”

    (私のいとこは地元の厩舎で馬の世話係として働いているよ。)


  3. “The groom arrived at the venue before everyone else.”

    (新郎はほかの人より先に式場に到着したよ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to confirm the groom’s measurements for the wedding suit by Friday.”

    (金曜日までに新郎のスーツのサイズを確認する必要があります。)


  2. “Our hotel offers a special room for the bride and groom after the ceremony.”

    (当ホテルでは式後に新婦と新郎専用の部屋をご用意しております。)


  3. “They’re looking to hire a stable groom for their resort’s horseback riding program.”

    (リゾートの乗馬プログラム向けに厩舎係を募集しているそうです。)


(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “A groom’s duties typically include feeding, grooming, and exercising horses.”

    (馬の世話係は通常、給餌・毛並みの手入れ・運動などを担当する。)


  2. “Historical records show that royal families employed numerous grooms for their stables.”

    (歴史的記録によると、王族は厩舎に多くの世話係を雇っていたことがわかる。)


  3. “In sociological studies of marriage, the role of the groom has evolved over centuries.”

    (結婚に関する社会学的研究では、新郎の役割は何世紀にもわたって変化してきている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. bridegroom(花婿)


    • 「groom」とほとんど同じ意味ですが、より正式な形。“Bridegroom” は「花婿」をはっきり表します。


  2. stable hand / horseman(馬の世話係)


    • 「馬の世話係」という意味での類義語。日常的には “stable hand” の方が分かりやすい表現かもしれません。


  3. husband-to-be(婚約者、将来の夫)


    • 「groom-to-be」と似たニュアンスで、結婚前の男性を指します。


反意語


  • bride(新婦)


    • 結婚式における新郎の相手が新婦なので、反意的立場として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡruːm/

  • アクセント: 一音節語なので、特に明確なアクセント移動はありません。

  • アメリカ英語とイギリス英語: ほぼ同じ発音ですが、アメリカ英語ではやや “u” の発音が長めに感じる場合がある程度です。

  • よくある発音の間違い: “grooom” と “o” を重ねてしまう、あるいは “gram” と混同してしまわないように注意が必要です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “groom” を “grom” や “gram” と書いてしまうことがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: “gloom” (陰気) は綴りが似ていますが全く別の意味です。

  • 試験対策: TOEICなどのビジネス寄りの試験では「ホテルや式場のサービスに関する文中に出てくる可能性あり」。英検では結婚や馬にまつわるトピックで見かけるかもしれません。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “groom” を「グルーミング(毛づくろい)」と関連づけると覚えやすいかもしれません。

  • “bridegroom” の「groom」部分は「新郎」の意味に直結する、とイメージしておく。

  • つづりの特徴は “gr + oo + m”。“oo” は長い「ウー」の音で覚えるとよいでしょう。


以上が名詞「groom」の詳細解説です。結婚式にまつわるフォーマルな場面から、馬の世話という専門的な仕事の場面まで、幅広く使われる単語です。英語学習者は両方の意味を知っておくと、ニュース記事や小説の読解に役立ちます。

意味のイメージ
groom

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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