gifted
1. 基本情報と概要
英単語: gifted
品詞: 形容詞 (adjective)
日本語訳: 才能のある、優れた能力を持った
意味・概要(英語と日本語の両方)
- 英語: “Gifted” means having a natural ability or talent, often significantly above average in a particular field or overall.
- 日本語: 「gifted」は「生まれつき才能がある」「特に高い能力を持っている」という意味です。一般的には「才能に恵まれた人」を指すときに使われる形容詞です。例えば、非常に音楽や学問に優れた子どもを「gifted child」と言ったりします。
「gifted」は「とても優れた才能や資質に恵まれている」というニュアンスの単語です。学校教育文脈では「特別支援が必要なほど高い学習能力を示す生徒」といった場面でも使われます。
活用形
- 形容詞: gifted(比較級・最上級の形は通常“more gifted / most gifted”を用いますが、あまり使われないことも多いです)
他の品詞になったときの例
- gift (動詞): “to gift someone something” (人に何かを贈る)
- 例: “I gifted my friend a book.”
- 例: “I gifted my friend a book.”
- gift (名詞): 「贈り物」「才能」の意味
- 例: “She has a gift for music.”(彼女には音楽の才能がある)
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 「gifted」は比較的日常的にも使われる語ですが、文脈によっては学術的なシーン(教育や心理学など)で深い意味を持つことがあるため、中上級レベルとして挙げられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “gift” (贈り物、才能)
- 接尾語: “-ed” (形容詞化する形または過去分詞形を示す)
「gift」に「-ed」がついて「gifted」となることで、「才能を与えられた」「才能を持った」という形容詞が形成されています。
他の単語との関連性(派生語や類縁語)
- gift (名詞/動詞)
- giftedness (名詞): 才能に恵まれている状態、天賦の才
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- gifted child → 才能のある子ども
- gifted program → (学校などでの)英才教育プログラム
- gifted and talented → (教育文脈で)才に恵まれた子どもたち(を指すカテゴリー)
- highly gifted → 非常に才能に恵まれた
- naturally gifted → 生まれつき才能に恵まれた
- academically gifted → 学問的に才能がある
- intellectually gifted → 知的に才能がある
- musically gifted → 音楽的に才能がある
- truly gifted → 本当に才能がある
- gifted with something → 何か(才能など)を授かった
3. 語源とニュアンス
語源
- “gift”は古英語の “gift” (贈り物、花嫁の持参金など) に由来するとされます。古期ゲルマン語の「与える」「贈る」という概念に遡り、“gifted”は「贈られた才能を持つ」というイメージが背景にあります。
ニュアンスや使用時の注意点
- 「gifted」は主にポジティブな意味合いで使われますが、時に「(本人の努力と無関係に)与えられた才能」というニュアンスから、必ずしも努力の成果ではないという含みを示すこともあります。
- 主に文章、教育・心理学関連、あるいは日常会話で使います。フォーマルかカジュアルかというと、教育文脈ではややフォーマル、大人同士の会話でも十分通じる幅広い単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞なので、名詞を修飾する立場で使われます。例: “He is a gifted artist.”
- 可算/不可算の区別はありません(形容詞なのでそもそも数えられる・数えられないの概念はありません)。
- 「be gifted with + 名詞」の構文で「〜に恵まれている」という表現も可能です。
- 例: “She is gifted with remarkable intuition.”
- 例: “She is gifted with remarkable intuition.”
一般的な構文やイディオム
be gifted in/at + 名詞/動名詞: ~に才能がある
- 例: “He is gifted in mathematics.” / “She is gifted at playing the piano.”
- 例: “He is gifted in mathematics.” / “She is gifted at playing the piano.”
gifted children: 英才教育などでよく使われる専門用語的フレーズ
- 例: “Many gifted children need specialized educational programs.”
5. 実例と例文
ここでは日常会話、ビジネス、学術的文脈の3つに分けて例文を示します。
日常会話での例 (3文)
“My sister is really gifted at drawing animals; her sketches look so real!”
- 「私の姉(妹)は動物を描くのが本当にうまいんだ。彼女のスケッチは本物みたいに見えるよ!」
“John was always the gifted one in our family; he could solve puzzles way faster than anyone else.”
- 「ジョンはうちの家族の中でもずば抜けて才能があったよ。パズルを誰よりも早く解いちゃうんだ。」
“I’ve heard that Sarah’s a gifted singer—have you seen her perform?”
- 「サラがすごく歌がうまいって聞いたよ。彼女のパフォーマンス見たことある?」
ビジネスでの例 (3文)
“Our company is actively recruiting gifted programmers to lead our new software project.”
- 「私たちの会社は、新しいソフトウェアプロジェクトを率いてくれる優秀なプログラマーを積極的に募集しています。」
“I believe she is a gifted communicator; her presentations always capture the audience’s attention.”
- 「彼女はコミュニケーションに長けていると思います。プレゼンテーションでいつも聴衆を引き込むんですよ。」
“The workshop aims to train gifted employees to become future leaders in the organization.”
- 「この研修は、才に恵まれた社員を将来のリーダーに育成することを目的としています。」
学術的な文脈での例 (3文)
“Psychologists often assess whether a student is academically gifted through standardized tests and interviews.”
- 「心理学者は標準化テストや面接を通して、生徒が学業的に優れているかどうかを評価することが多いです。」
“Recent studies highlight the importance of specialized curricula for gifted children.”
- 「最近の研究では、才能ある子どもたちのための特別なカリキュラムの重要性が強調されています。」
“Identifying giftedness early can significantly impact a child’s educational trajectory and social development.”
- 「早期に高度な才能を見いだすことは、その子どもの教育的進路や社会性の発達に大きな影響を与えます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- talented (才能のある)
- 「gifted」とほぼ同義ですが、「talented」はやや幅広く使われやすい表現で、カジュアルな場面でも頻出します。
- 「gifted」とほぼ同義ですが、「talented」はやや幅広く使われやすい表現で、カジュアルな場面でも頻出します。
- skilled (熟練した)
- 後天的に身につけた技術があるイメージで、「gifted」のように生まれつきの才能とは限りません。
- 後天的に身につけた技術があるイメージで、「gifted」のように生まれつきの才能とは限りません。
- able (有能な)
- 能力がある、という広い意味の表現。生まれつきかどうかは問わない。
反意語 (Antonyms)
- unskilled (技能のない)
- 後天的に技能が身についていない状態をさす。
- 後天的に技能が身についていない状態をさす。
- untalented / not talented (才能のない)
- 「talented」の反対語として使われることが多いです。カジュアルな印象があります。
- 「talented」の反対語として使われることが多いです。カジュアルな印象があります。
- incompetent (無能な)
- 「まったく能力を発揮できない」という厳しいニュアンスが含まれます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈɡɪf.tɪd/ (米英共通でほぼ同じ)
- アクセント(強勢): 最初の音節 “GIF” の部分に強勢がきます。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「-ed」部分の発音がやや「ɪd」により近く、イギリス英語はもっと軽く発音される場合もあります。
- よくある発音ミス: “gifted” の “t” を落として「ギフディド」のようにしてしまうと不自然に聞こえます。しっかり “t” を発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “gifted” と書くところを “giftid” や “giffted” と綴ってしまうミスに注意。
- 同音異義語: “gift” には紛らわしい同音異義語はあまりありませんが、ドイツ語で “Gift” が「毒」を意味するので、多言語学習者は混同しないように注意。
- 試験対策: TOEICや英検で “gifted” が出題される際は、「才能がある」「特別な能力を持つ」という文脈でチェックされます。「gifted children」などの文脈で使われやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ギフト(gift)」=「贈り物」+「-ed」 → 「才能という贈り物を授かった」とイメージすると覚えやすいです。
- “gift” の部分を思い浮かべ、「プレゼントとして与えられた才能」というストーリーを頭に描くと記憶に残りやすいでしょう。
- 学習テクニックとしては、他の「-ed」形容詞(例えば “learned”, “educated” など)との比較や例文をセットで覚えておくと、スペルミスや発音ミスを防げます。
以上が「gifted」の詳細解説です。才能をイメージしながら使いこなし、表現の幅を広げてみてください。
天分のある,才能豊かな