form
動詞 “form” の詳細解説
1. 基本情報と概要
英語の意味: 「形作る」「形成する」「構成する」「(関係・組織などを)作り上げる」
日本語の意味: 何かの形を作る、結論や意見をまとめる、組織を立ち上げる、関係を築くなどの意味をもちます。「何かを新しく作り出す、またはまとめる」というニュアンスで、日常会話からビジネス・学術まで幅広く使われます。
- 品詞: 動詞 (Verb)
活用形:
- 原形: form
- 三人称単数現在形: forms
- 過去形: formed
- 過去分詞: formed
- 現在分詞・動名詞: forming
- 原形: form
他の品詞形:
- 「form」は名詞として「形」「書式」などの意味でも使われます (例: “application form” = 申込用紙)。
- 「formation」は名詞形で「形成」「構成」「隊形」などの意味があります。
- 「formal」は形容詞形で「正式な」「形式的な」という意味になります。
- 「form」は名詞として「形」「書式」などの意味でも使われます (例: “application form” = 申込用紙)。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1(中級)のイメージ: 日常的な話題をある程度スムーズに理解し、自分の意見を述べることができるレベル。簡単な文脈で「形作る」「構成する」という動詞を理解・使用できます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語源的要素: 接頭語や接尾語はありませんが、ラテン語の “forma” (形, 形状) が由来です。
関連する派生語:
- reform (再編成する、改革する)
- transform (変形させる、変容させる)
- inform (知らせる)
- deform (変形させる)
- reform (再編成する、改革する)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10選)
- form an opinion(意見を形成する)
- form a habit(習慣を形作る[身につける])
- form a line(列を作る)
- form a relationship(関係を築く)
- form a plan(計画を立てる)
- form a bond(絆を結ぶ)
- form a conclusion(結論を導く)
- form an alliance(同盟を結ぶ)
- form a committee(委員会を設立する)
- form a theory(理論を立案する)
- form an opinion(意見を形成する)
上記はいずれも「何かを形作る・構成する」という基本イメージに基づく表現です。
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の “forma” から派生し、フランス語を経由して現在の英語に取り込まれました。「形」や「外見」、そこから転じて「定義する・形作る」という概念をもつようになりました。
- ラテン語の “forma” から派生し、フランス語を経由して現在の英語に取り込まれました。「形」や「外見」、そこから転じて「定義する・形作る」という概念をもつようになりました。
使用時のニュアンス・注意点
- 「form」は比較的ニュートラルな単語で、フォーマル・カジュアル問わず広く使われます。
- 高度に学術的な文脈では “establish” や “constitute” と入れ替え可能な場合がありますが、やや形式的になる場合もあります。
- 日常会話でも、「列を作る」「何かを作り上げる」など気軽に利用されます。
- 「form」は比較的ニュートラルな単語で、フォーマル・カジュアル問わず広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 「form」は主に他動詞として使用され、目的語を伴うことが多い (例: form a plan)。
- 状況によっては自動詞的にも使われますが、日常では他動詞としての用法が主流です。
- 「form」は主に他動詞として使用され、目的語を伴うことが多い (例: form a plan)。
よく使われる構文・イディオム
- “A forms B.”(AがBを形作る)
- “form up”(整列する・隊形を組む:軍隊用語や組織内で使われる)
- “form into groups”(グループを作る)
- “A forms B.”(AがBを形作る)
フォーマル/カジュアル
- どちらでも使用可能。レポートや論文などでも使用されますし、会話でも「Let's form a line.」などとカジュアルに使えます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文(3つ)
“Let’s form a line here to buy the tickets.”
(ここで列を作ってチケットを買いましょう。)“We decided to form a team for the school project.”
(学校のプロジェクトのためにチームを作ることにしました。)“It’s important to form good habits early in life.”
(若いうちに良い習慣を身につけることは大切です。)
(2) ビジネスシーンでの例文(3つ)
“We need to form a clear strategy to enter the new market.”
(新しい市場に参入するために、明確な戦略を立てる必要があります。)“The company plans to form a steering committee to oversee the project.”
(その会社はプロジェクトを監督するために運営委員会を設立する予定です。)“Let’s form a partnership with a reliable local distributor.”
(信頼できる現地のディストリビューターとパートナーシップを結びましょう。)
(3) 学術的・専門的文脈での例文(3つ)
“The data suggest that new clusters may form under certain conditions.”
(データは、特定の条件下で新たなクラスターが形成される可能性を示しています。)“Researchers strive to form hypotheses that can be tested empirically.”
(研究者は実証的に検証可能な仮説を立てようと努力します。)“This theory helps us understand how galaxies form in the universe.”
(この理論は、銀河が宇宙でどのように形成されるのかを理解するのに役立ちます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- create(創造する)
- ニュアンス: 無から何かを生み出すイメージ。
- ニュアンス: 無から何かを生み出すイメージ。
- build(建設する、作り上げる)
- ニュアンス: 着実に構築する、組み立てるイメージが強い。
- ニュアンス: 着実に構築する、組み立てるイメージが強い。
- establish(設立する、確立する)
- ニュアンス: 公式に組織・制度を作り上げる意味合いが強い。
- ニュアンス: 公式に組織・制度を作り上げる意味合いが強い。
- organize(組織する)
- ニュアンス: 体系立てて整理し、まとめるイメージ。
- ニュアンス: 体系立てて整理し、まとめるイメージ。
- create(創造する)
反意語
- destroy(破壊する)
- dismantle(分解する、解体する)
- break down(壊す、分解する)
- destroy(破壊する)
「form」は作り上げる方向性に対し、これらの反意語は壊す、分解する方向性のニュアンスをもちます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA)
- アメリカ英語: /fɔːrm/ または /fɔrm/
- イギリス英語: /fɔːm/
- アメリカ英語: /fɔːrm/ または /fɔrm/
- アクセント
- アクセント(強勢)は “form” 全体にあります。短い単語なので頭に力を入れるように発音します。
- アクセント(強勢)は “form” 全体にあります。短い単語なので頭に力を入れるように発音します。
- よくある発音の間違い
- “from” (フロム) と混同してしまう人が多いので注意してください。/r/ の後の母音に意識を集中するとよいでしょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “from” と混ざって “form” と書いてしまう、もしくは逆をするミスが頻繁に起こります。語順に注意しましょう。
- “from” と混ざって “form” と書いてしまう、もしくは逆をするミスが頻繁に起こります。語順に注意しましょう。
- 同音異義語との混同
- “forme” はフランス語の綴り等ですが、英語では通常 “form” だけになります。
- “forme” はフランス語の綴り等ですが、英語では通常 “form” だけになります。
- 試験対策
- TOEIC・英検などで、語彙問題や文法問題で「何かを形作る」という意味で出題されることがあります。
- 「form an opinion」などのコロケーションがリーディング問題に出やすいので覚えておきましょう。
- TOEIC・英検などで、語彙問題や文法問題で「何かを形作る」という意味で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のイメージ
- 「フォーム」を想像すると分かりやすいです。「申込書 (application form) = 書式・形」を連想し、それを「作る (to form)」感じで意味を関連付けると暗記しやすいです。
- 「フォーム」を想像すると分かりやすいです。「申込書 (application form) = 書式・形」を連想し、それを「作る (to form)」感じで意味を関連付けると暗記しやすいです。
- 勉強テクニック
- “form” を使ったフレーズを声に出して練習し、 “from” と区別することに慣れましょう。
- コロケーションごとにイメージし、例文丸ごと暗記するのも有効です。
- “form” を使ったフレーズを声に出して練習し、 “from” と区別することに慣れましょう。
以上が動詞 “form” の詳細解説です。ぜひコロケーションとともに、文の中で繰り返し使いながら身につけてみてください。