最終更新日:2025/09/18
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元となった辞書の項目

fluently

IPA(発音記号)
副詞

流暢に,ペラペラと

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外国人は英語を流暢に話していた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: fluently

品詞: 副詞 (adverb)

活用形: fluently は副詞のため、形自体に活用はありません。形容詞の形は “fluent”、名詞形は “fluency” などとなります。

意味(英語): in a fluent manner; smoothly and easily

意味(日本語): 「流暢に」「スラスラと」

「流暢に〜する」という表現です。主に言語を話す・読む・書く際に、滑らかで自然な流れを持って行うことを表します。

他の品詞の例:


  • 形容詞: fluent(例: He is fluent in English.)

  • 名詞: fluency(例: His fluency in Spanish is impressive.)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

英語である程度の学習を進め、会話やリスニングをスムーズにできるようになってくるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “flu-” (ラテン語の「流れる」を意味する “fluere” に由来)

  • 接尾辞: “-ent”(形容詞を作る語尾: fluent)

  • 副詞化の接尾辞: “-ly”(副詞を作る語尾: fluently)

詳細な意味


  • 「流れるように話す・読む・書く」などの動作のスムーズさやスピード感を表す。

  • 「言葉に詰まらず円滑に行う」というニュアンスを含む。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. speak fluently(流暢に話す)

  2. read fluently(スラスラ読む)

  3. write fluently(流れるように書く)

  4. communicate fluently(円滑にコミュニケーションをとる)

  5. express oneself fluently(自身を流暢に表現する)

  6. perform fluently(スムーズにやり遂げる)

  7. transition fluently(流れるように移行する)

  8. move fluently(滑らかに動く)

  9. adapt fluently to changes(変化に柔軟に対応する)

  10. operate fluently(支障なく動作する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “fluere”(流れる)に由来し、そこから派生した “fluent” (流暢な)に “-ly” が付加されて “fluently” となりました。

  • 「流れるように」という元々のイメージが、言葉や動作を途切れず滑らかに行う様子を表します。

ニュアンス・使用上の注意


  • 言語を話すときに使うと「ネイティブに近いくらいスラスラ話す」ニュアンスを持つことも多いです。

  • カジュアルな会話でもビジネスでも広く使う表現です。

  • ただし「完璧な」ではなく、「スムーズに」という点を強調します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞なので、主に動詞を修飾して「どのように〜するか」を表します。

  • 典型的には “speak fluently,” “read fluently,” “write fluently,” などで使われます。

  • 文中の位置は、動詞を修飾する位置(例: “She speaks French fluently.”)や文末・文頭に置かれることが多いです。

イディオムや構文の例


  • “He doesn’t just speak; he speaks fluently.”(単に話せるだけでなく、流暢に話す)

  • “To read fluently is to enjoy literature without stumbling.”(流暢に読むということは、本をつっかえずに楽しむということだ)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I want to speak English fluently when I travel abroad.”


    • 「海外に行くときは英語を流暢に話せるようになりたいんだ。」


  2. “She reads novels so fluently that I’m amazed.”


    • 「彼女は小説を本当にスラスラ読んでいて、びっくりするよ。」


  3. “He can write fluently in Spanish without any mistakes.”


    • 「彼はスペイン語をほとんどミスなしで流暢に書けるんだ。」


ビジネスでの例文


  1. “Our new colleague speaks English fluently during client meetings.”


    • 「新しい同僚はクライアントとのミーティングで英語を流暢に話します。」


  2. “If you can express your ideas fluently, you’ll impress the board.”


    • 「考えを流暢に伝えられれば、役員にも良い印象を与えられますよ。」


  3. “She handled the presentation fluently, answering every question.”


    • 「彼女はプレゼンを流れるようにこなし、あらゆる質問に対応しました。」


学術的な文脈での例文


  1. “He can read academic journals fluently in their original language.”


    • 「彼は学術誌を原文でスラスラ読めます。」


  2. “The researcher explained the complex theory fluently to the audience.”


    • 「研究者はその複雑な理論を聴衆に流暢に説明しました。」


  3. “To write fluently in an academic context requires clarity and precision.”


    • 「学術的な文脈で流暢に書くには、明確さと正確さが必要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. smoothly(スムーズに)

  2. effortlessly(難なく)

  3. readily(容易に)

  4. easily(簡単に)


  • “fluently” は特に言語能力や一連の動作を「流れるように」行うニュアンスを強調します。一方で “smoothly” などは、動きや流れ全般を指す場合が多いです。

反意語


  1. awkwardly(ぎこちなく)

  2. haltingly(途切れ途切れに)

  3. hesitantly(ためらいがちに)


  • “fluently” の反対に、「言葉に詰まる」「不自然な動き」という状態を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈfluː.ənt.li/

  • アメリカ英語: [フルーアントリー] のように発音し、 “fluː” の部分が長めに発音されがちです。

  • イギリス英語: [フルー・əント リ] のように発音する傾向があります。

  • 強勢は最初の “flu-” の部分にあります。

  • よくある間違いは “fleuntly” のようにスペルミスしたり、 “flu” を [フロ] と読んでしまうことです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: “flu-” + “-ent” + “-ly” なので “fluently”。

  • 同音異義語との混同: “flu”(インフルエンザ)と一部似ていますが、品詞も意味も異なります。

  • (TOEICや英検などで)読解問題や会話表現、ライティングの添削などで「流暢に話す・書く」能力を表す文脈でよく登場します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源 “fluere” = 「流れる」から想像: 川のように言葉が流れ続けるイメージ。

  • “flu” → “flow” とつなげて、「言葉が水のように絶え間なく流れる」イメージを持つと覚えやすいです。

  • スペリングは「flu + ent + ly」と3つのブロックに分けて覚えるとミスを減らせます。


「fluently」は「流れるように」という本来の意味から、主に「言語をスラスラ話す」場面を中心に使われる副詞です。上達したい言語やスキルをイメージして、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
fluently

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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