最終更新日:2025/09/18

急で短い,瞬間的な / 《英話》(現代ふうで)気のきいた

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元となった辞書の項目

flash

IPA(発音記号)
形容詞

急で短い,瞬間的な / 《英話》(現代ふうで)気のきいた

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解説

以下では、形容詞としての“flash”について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: “flash”

  • 日本語: 「猛烈に目立つ、しゃれた、見せびらかしの」、「派手な」、「一瞬で起こるような」(ただし、形容詞としては主に「派手な」「見せびらかしの」というニュアンスで使われることが多いです)

たとえば、「He drives a flash car.(彼は派手な車に乗っている)」のように、「見た目や装いがとにかく目立つ・派手」というニュアンスで使われます。特にイギリス英語の口語では「見せびらかすような」「ちょっと自慢げな」というニュアンスが強い形容詞です。

品詞と活用形


  • 品詞: 形容詞 (adjective)

  • 比較級: “flasher”

  • 最上級: “flashest”

※ 形容詞として比較級・最上級はあまり一般的ではないですが、口語的には使われる可能性があります。

他の品詞になった時の例


  • 名詞 “flash”:


    • 「閃光」「一瞬のひらめき」「瞬間的に強い光が出るもの」を指す。

    • 例: “There was a flash of lightning.”(稲妻が光った)


  • 動詞 “to flash”:


    • 「ピカッと光る」「一瞬だけ光を放つ/見せる」

    • 例: “Lightning flashed across the sky.”(空を稲妻が走った)


  • 副詞 “flash” はありませんが、“flashily”は “flashy” の副詞形(“flashy” の副詞としては “flashily” になる)で「派手に」という意味で使われます。

CEFRレベル

形容詞としての用法は口語的かつ文脈によってはスラング的でもあるため、B2(中上級)以上の学習者が耳にした時に理解できるとよいでしょう。


  • A1: 超初心者 → 日常では名詞・動詞としての“flash”を先に学ぶことが多いです。

  • B2: 中上級 → 日常会話の幅広い文脈の中で使われる形容詞用法を理解し始める段階。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “flash”

  • 特に目立った接頭語や接尾語は含まれていません。

形容詞としての詳細な意味


  1. (主に英)口語で「派手な」「目立つ」「見栄っ張りな」


    • 金ピカな車や服装、身なりが、とても目につくときに使う


  2. 稀に「一瞬で起こるような」を表す形容詞的用法


    • “a flash decision” のように「瞬時に下す決定」という文脈で使われることがある


類縁語や派生語


  • “flashy” (形容詞): 「(より定番な)派手な、けばけばしい」

  • “flashiness” (名詞): 「派手さ、けばけばしさ」

  • “flashily” (副詞): 「派手に」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “flash car” → 派手な車

  2. “flash clothes” → 目立つ服装

  3. “flash lifestyle” → 派手なライフスタイル

  4. “flash money around” → お金をこれ見よがしに使う(周りに見せびらかす)

  5. “flash decision” → 一瞬での決定

  6. “flash sale” → 一瞬または短期間だけのセール(形容詞的用法)

  7. “make a flash entrance” → ド派手な登場をする

  8. “flash performance” → 一瞬で目を引くパフォーマンス(瞬間的で印象的な演出)

  9. “in a flash” → 一瞬で(慣用表現だが、形容詞の “flash” を含むイメージ)

  10. “flash mob” → フラッシュモブ(もとは短時間で突然集まるイベントだから “flash” の語感)


3. 語源とニュアンス

語源

“flash”は中英語(Middle English)や古期フランス語(Old French)の “flashe” や “flasshe” などに由来し、「突然のひらめき」「パッと光る」という意味を持っていました。

そこから転じて「見た目がパッと目立つ」という意味でも使われるようになり、現在の「(形容詞)派手な」「金ピカな」といったニュアンスが生まれました。

使用のニュアンスや注意点


  • イギリス英語の口語で“flash”は「ちょっと偉そうに見せびらかす印象」を持つことが多いです。

  • あまりフォーマルな場では使われません。主に会話や非公式な文章で使う単語です。

  • 「高級感」というよりは、「けばけばしさや成金っぽさ」に近いニュアンスがあるので、褒め言葉にならないこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞 “flash” は基本的には限定用法(名詞の前につける)に使われることが多いです。


    • 例: “He bought a flash car.”


  • 叙述用法(補語として)に使うのは比較的稀ですが、口語で「That car is flash!」という形も耳にする可能性があります。

  • フォーマル度: カジュアル寄り


5. 実例と例文

できるだけ自然な例文を提示します。日常会話、ビジネス、学術的文脈のそれぞれで3つずつ記載します。

① 日常会話での例文


  1. “He always wears those flash trainers that cost a fortune.”

    (彼はいつも高額な派手なスニーカーを履いているんだ。)

  2. “I think that jacket’s a bit too flash for a casual dinner.”

    (そのジャケットは普段の食事にはちょっと派手すぎると思うよ。)

  3. “Her new phone is so flash—it’s got every feature imaginable.”

    (彼女の新しいスマホはすごく派手だよね。考えられるすべての機能がついてる。)

② ビジネスでの例文


  1. “He arrived in a flash sports car, but it didn’t really impress the clients.”

    (彼は派手なスポーツカーで到着したが、取引先にはあまり好印象ではなかった。)

  2. “We’re not aiming for a flash presentation; we need a clearly organized approach.”

    (私たちは見た目が派手なプレゼンではなく、明確な構成が必要です。)

  3. “Some managers appreciate a flash office, but I prefer a functional space.”

    (派手なオフィスを好むマネージャーもいますが、私は機能的な空間の方が好きです。)

③ 学術的な文脈での例文


  1. “Although the concept was presented in a flash manner, the underlying data is robust.”

    (そのコンセプトは派手な形で提示されたが、基礎データは堅実である。)

  2. “A quick, flash summary may help grab attention, but thorough analysis is essential.”

    (手短で派手な要約は注目を集めるかもしれないが、徹底的な分析が不可欠だ。)

  3. “The researchers avoided a flash launch event and chose a more formal academic conference.”

    (研究者たちは派手なローンチイベントを避け、よりフォーマルな学会を選んだ。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. “flashy” → (より一般的に使われる)派手な

  2. “showy” → 見栄えが良く派手な

  3. “gaudy” → けばけばしい、趣味が悪いほど派手

  4. “ostentatious” → (フォーマル寄り)見せびらかしの

  5. “fancy” → (時に肯定的)装飾が凝っている、しゃれている

反意語(Antonyms)


  1. “plain” → 地味な

  2. “understated” → 控えめな

  3. “modest” → 謙虚な・控えめな

  4. “simple” → 単純な・装飾が少ない

違いのニュアンス


  • “flash”は「ちらつく派手さ」が強調され、やや軽蔑的・からかいのニュアンスも含むことがあります。

  • “flashy”とよく似ていますが、日常的に使われる頻度は “flashy” のほうが高いです。

  • “gaudy” は英語圏で「ダサい派手さ」の意味合いが強い言い方です。

  • “fancy” は強いマイナスイメージはなく「きらびやかな、おしゃれな」ということが多いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /flæʃ/


    • アメリカ英語: [フラァシュ]([ʃ] の音に注意)

    • イギリス英語: [フラッシュ] とアメリカ英語とほぼ同様


  • 強勢(アクセント)は 1 つだけなので、単音節 “flash” の中で一番強く発音します。

  • よくある間違い: “flask”(フラスク)や “flush”(フラッシュ)などの単語と混同しないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリング: “flash” を “flesh”(肉)と間違えやすいので注意。

  2. 同音異義語: 同音異義語はあまり多くありませんが、“flash” と “flush” の発音が似て聞こえる場合があります。

  3. “flash” 形容詞用法と “flash” 名詞・動詞用法の違いを文脈で判断できるようにしましょう。

  4. 資格試験では、名詞や動詞としての「flash」のほうが出題される可能性が高いですが、読解問題で“flash car”のように見かける場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  1. “flash” は「パッと光る」というイメージから「派手な・目立つ」へ連想すると覚えやすいです。

  2. スペルの最初の “fl-” は「ふっと起こる一瞬の動き」をイメージできる頭文字。

  3. 何かが一気に光る、または目に飛び込んでくる「派手さ」をイメージすると、意味をしっかり頭に残せます。

  4. 実際に目立つファッションに袖を通したときの感覚を思い出すと“flash”という単語が思い出しやすいでしょう。


以上が形容詞 “flash” の詳細解説です。主にイギリス英語の口語で、「派手・目立つ」というニュアンスを伝える際によく用いられます。普段はあまりフォーマルな文脈では使われないため、会話や軽い文章表現で目にしたり耳にしたりするときに理解できるようにしておくとよいでしょう。

意味のイメージ
flash
意味(1)

急で短い,瞬間的な

意味(2)

《英話》(現代ふうで)気のきいた

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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