encouragement
1. 基本情報と概要
単語: encouragement
品詞: 名詞 (通常は不可算名詞)
意味(英語): The act of giving support, confidence, or hope to someone.
意味(日本語): 人を励ますこと、勇気づけること、または自信や希望を与えること。
「encouragement」は、誰かに「がんばって!」と背中を押してあげるような場面で使われます。「応援・励まし」を表す、温かみのあるニュアンスの単語です。
活用形: 名詞なので時制変化はありませんが、数についてはふつう不可算名詞(数えられない名詞)として扱われます。ただし「encouragements」という形で複数形にする場合もありますが、一般的ではありません。
他の品詞形
- 動詞: encourage (励ます)
- 形容詞: encouraging (励みになる)
- 副詞: encouragingly (励ますように)
- 動詞: encourage (励ます)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
日常会話でも仕事でもよく耳にしますが、中級以上の単語として位置づけられます。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: en-(〜にする、〜の状態を与える)
- 語幹: courage(勇気)
- 接尾語: -ment(動作・状態の結果や過程を表す名詞化)
「人に勇気を与える」という元の動詞 “encourage” に「-ment」がついて名詞になった形です。
派生語・関連語
- encourage(動詞): 励ます
- discourage(動詞): がっかりさせる、やる気を削ぐ
- courage(名詞): 勇気
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- words of encouragement(励ましの言葉)
- a token of encouragement(励ましの印・しるし)
- moral encouragement(精神的な励まし)
- offer encouragement(励ましを提供する)
- provide encouragement(励ます、励みを与える)
- constant encouragement(絶え間ない励まし)
- receive encouragement(励ましを受け取る)
- seek encouragement(励ましを求める)
- heartfelt encouragement(心からの励まし)
- source of encouragement(励みの源)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中フランス語の “encourager” から来ており、さらに “courage” はラテン語の “cor(心)” に由来します。「心に力を与える」のが元々のイメージです。
- 歴史的使用: 古くから「相手の心を勇気づける」行為を表す語として使われてきました。
- ニュアンス・感情的な響き:
- 人をサポートする前向きでポジティブな言葉
- カジュアル・フォーマルどちらでも使えますが、ややフォーマル寄りの文章表現でも違和感なく使われます
- 人をサポートする前向きでポジティブな言葉
- 使用上の注意点:
- 叱咤激励というよりは優しく勇気を与える感じ
- ビジネスメールなどでも相手を応援するときに適切
- 叱咤激励というよりは優しく勇気を与える感じ
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: 一般的には不可算名詞として扱われます。例: “I needed some encouragement.”
- 構文・イディオム
- “(give/offer) encouragement to someone” = 誰かを励ます
- “a word of encouragement” = 一言の励まし
- “(give/offer) encouragement to someone” = 誰かを励ます
- フォーマル/カジュアル:
- フォーマルな文章: “Your encouragement has been instrumental in my success.”
- カジュアル: “He always gives me encouragement before big tests.”
- フォーマルな文章: “Your encouragement has been instrumental in my success.”
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I really appreciate your encouragement. It helps me keep going.”
- (日本語)「励ましてくれて本当に感謝してる。続ける励みになるよ。」
“Sometimes all you need is a little encouragement from a friend.”
- (日本語)「時には友達からのちょっとした励ましが必要なだけなんだ。」
“My parents’ constant encouragement made me believe in myself.”
- (日本語)「両親の絶え間ない励ましのおかげで、自分を信じられるようになったんだ。」
(2) ビジネスでの例文
“Thank you for your encouragement during the project. It kept the team motivated.”
- (日本語)「プロジェクト中に励ましていただきありがとうございました。チームのモチベーション維持に役立ちました。」
“We should provide encouragement to new employees to help them adjust quickly.”
- (日本語)「新入社員が早く慣れるように励ましを提供すべきです。」
“Your words of encouragement at the meeting were truly inspiring.”
- (日本語)「ミーティングでのあなたの励ましの言葉は本当に励みになりました。」
(3) 学術的な文脈での例文
“The researcher emphasized the importance of teacher encouragement in student achievement.”
- (日本語)「研究者は、生徒の成績において教師の励ましの重要性を強調した。」
“Further studies suggest that consistent encouragement can improve mental well-being.”
- (日本語)「さらなる研究によると、継続的な励ましは精神的健康を向上させることが示唆されています。」
“The foundation provided encouragement and funding for innovative research projects.”
- (日本語)「その財団は革新的な研究プロジェクトに励ましと資金を提供した。」
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (Synonyms)
- support(サポート)
- reassurance(安心させること)
- motivation(やる気を与えること)
- inspiration(ひらめき・刺激)
- support(サポート)
例: “Encouragement” はより直接的に相手の気持ちを助けるニュアンスがありますが、“inspiration” は創造性やひらめきを与える含みがあります。
- 反意語 (Antonym)
- discouragement(落胆、やる気をそぐこと)
- criticism(批判、非難)
- discouragement(落胆、やる気をそぐこと)
例: “He felt discouragement from constant criticism.” = 「絶えず批判を受けることで、彼は落胆を感じた。」
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- イギリス英語: /ɪnˈkʌrɪdʒmənt/ または /enˈkʌrɪdʒmənt/
- アメリカ英語: /ɪnˈkɝːɪdʒmənt/
- イギリス英語: /ɪnˈkʌrɪdʒmənt/ または /enˈkʌrɪdʒmənt/
強勢(アクセント): “en-COUR-age-ment”の“COUR”の部分に強勢がきます。
よくある発音ミス: 最初の “en” を弱く発音してしまい、「エン」ではなく「イン」に近くなる場合が多いです。また、真ん中の “cour” の “ou” の音も曖昧にしないことがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “encouragement” の “e” を落として “encouragment” と書いたり、途中で “a” や “e” を入れ間違えるケースがあります。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、動詞“encourage”と綴りを混同しないように注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検などで“encourage”や“encouragement”はよく出題されます。コロケーション(“words of encouragement”など)と合わせて覚えておくと得点につながりやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のイメージ: 「“en”(中に) + “courage”(勇気) + “ment”(名詞化)」→「相手の心の中に勇気を作り出すもの」というイメージで覚えると分かりやすいです。
- ストーリーで覚える: 「友人が落ち込んでいるときに、心に“勇気”を“入れて”(en)あげる“行為”(ment)」と思い浮かべると記憶に残りやすいです。
- 勉強テクニック: 類義語(support, reassurance, motivation)とセットで例文を作り、「何かを応援するときに使う単語」とイメージすると覚えやすいでしょう。
以上が “encouragement” の詳しい解説です。ぜひ参考にして、励ましや応援に関する表現をより自然に使いこなしてください。
〈U〉激励,奨励
〈C〉励みになるもの,刺激