元となった辞書の項目
earache
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: earache
品詞: 名詞 (countable noun)
活用形: earache (単数形), earaches (複数形)
- 英語での意味: Pain in the ear.
- 日本語での意味: 耳の痛み。
「earache」は「耳が痛む」という状態を指す名詞です。日常生活で「耳が痛い」ときや、耳の内部に不調を感じるときに使われる単語です。医師や看護師に症状を伝える際にもよく使われます。
CEFRレベル: A2 (初級: 比較的早い段階で学んでおくと便利な単語です)
ほかの品詞
この単語は基本的には名詞のみで使われます。他の品詞(動詞や形容詞)としての派生はありません。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語 (prefix): なし
- 語幹 (root): ear(耳) + ache(痛み)
- 接尾語 (suffix): なし
「earache」の語源はそのまま「ear(耳)+ache(痛み)」という2つの語を組み合わせたものです。主に「耳の痛み」という意味で使われます。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- have an earache(耳が痛い)
- suffer from an earache(耳の痛みに悩む)
- a severe earache(ひどい耳の痛み)
- treat an earache(耳の痛みを治療する)
- chronic earache(慢性的な耳の痛み)
- complain of an earache(耳の痛みを訴える)
- sudden earache(突然の耳の痛み)
- earache remedy(耳の痛みに効く治療法)
- persistent earache(治まらない耳の痛み)
- earache caused by infection(感染による耳の痛み)
3. 語源とニュアンス
「earache」は「ear(耳)+ache(痛み)」からできており、古くから英語圏で「耳が痛んでいる状態」を簡潔に表現する言葉として使われてきました。
- ニュアンス・使用時の注意:
- 医療シーンや日常会話でよく登場し、カジュアルにもフォーマルにも使えます。
- 「痛み」という否定的なニュアンスではありますが、ネガティブすぎる表現ではなく、単に症状を示す言葉です。
- 医療シーンや日常会話でよく登場し、カジュアルにもフォーマルにも使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「I have an earache. (耳が痛い)」のように「an」を伴って使われます。複数形は「earaches」ですが、あまり日常会話で複数形を使う機会は多くありません。
- 構文例:
- “I have an earache.”
- “She is suffering from a severe earache.”
- “I have an earache.”
フォーマルな文章でも、カジュアルな日常会話でもほぼ同じ形で使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “I think I have an earache. It started this morning.”
(耳が痛いみたい。今朝からなんだ。) - “Do you have any medicine for an earache?”
(耳の痛みに効く薬はある?) - “I often get earaches when I catch a cold.”
(風邪をひくとよく耳が痛くなるんだ。)
(2) ビジネスシーン
- “I’m sorry, but I need to go home early. I have a terrible earache.”
(申し訳ありませんが、ひどい耳の痛みがあるので早退しなければなりません。) - “He called in sick with an earache today.”
(彼は今日は耳の痛みで欠勤の連絡をしてきました。) - “If you’re experiencing an earache during the flight, try swallowing frequently.”
(フライト中に耳が痛いなら、こまめに唾を飲み込むといいですよ。)
(3) 学術的な文脈
- “An earache can be a symptom of various infections, such as otitis media.”
(耳の痛みは中耳炎など、さまざまな感染症の症状である場合があります。) - “Researchers are exploring new treatments for chronic earaches caused by fluid buildup.”
(研究者たちは、体液の貯留が原因の慢性的な耳の痛みに対する新たな治療法を探究しています。) - “Accurate diagnosis is crucial for determining the cause of an earache.”
(耳の痛みの原因を特定するには、正確な診断が重要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- ear pain(耳の痛み)
「earache」とほぼ同じ意味ですが、より直接的な表現です。 - otalgia(耳痛)
医学的・専門用語。一般会話ではあまり使われません。
反意語
耳の痛みに対する明確な「反意語」は存在しませんが、一般的に「解放感」や「快適さ」を表す語と対比的に捉える場合があります。たとえば「comfort(快適さ)」「no pain(痛みがない状態)」など。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈɪəreɪk/ (イギリス英語), /ˈɪr.eɪk/ (アメリカ英語)
- アクセント: 最初の音節 “ear” に強勢がきます (EAR-ache)。
- よくある発音の間違い:
- “ear” の部分を弱く発音してしまう。
- “ache” の「ケイ」の部分を正しく「エイク」と発音しない。
- “ear” の部分を弱く発音してしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: earake と書いてしまうなど、「ache」を「ake」と書き間違えることがあります。
- 同音異義語との混同: “ear” と “year” は発音が異なるので注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検などで直接問われることは少ないかもしれませんが、身体状態を表す語彙問題やリスニングで登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ear(耳)」+「ache(痛み)」という組み合わせなので、直訳で「耳の痛み」という意味を思い出しやすいです。
- “earache” は “headache(頭痛)” の構造と同じなので、「耳(ear)か頭(head)の違いだけ」と覚えると混同しにくいでしょう。
- 覚える際には「チクチク痛い耳」というイメージを思い浮かべるのも効果的です。
「earache」は、日常生活でも医療現場でもよく出てくる大切な単語です。シンプルに「耳が痛い」という症状を伝えたいときはもちろん、「どういう痛みか伝えたい」場合に、ぜひ活用してみてください。
意味(1)
耳痛