duvet
1. 基本情報と概要
単語: duvet
品詞: 名詞 (可算名詞)
英語の意味: A soft quilt filled with down, feathers, or a synthetic substitute, used on a bed.
日本語の意味: 羽毛布団や合成繊維で中綿を詰めたかけ布団のこと。薄くても保温性が高く、ベッドの上に掛ける大きな布団です。「ふわっとした布団で、主にベッドにかけるもの」をイメージしてください。
- 「duvet」は、主にヨーロッパで一般的に使われてきた、ふわふわと軽い掛け布団を指します。日本語では「羽毛布団」に相当し、最近では日本でも馴染みがある単語ですよ。
活用形
- 名詞のため、複数形はduvets となります。
- 他の品詞(動詞・形容詞)に転じることはほとんどありません。
CEFRレベル: B1 (中級)
- B1レベルの学習者が寝具や生活用品のボキャブラリーとして学ぶにはちょうどよいレベルの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「duvet」はフランス語に由来する単語で、英語として定着した借用語です。接頭語や接尾語など英語独自の分解は特にありません。
他の単語との関連性(派生語・類縁語など)
- 類語としては、comforter(アメリカでよく使われる掛け布団の呼称)やquilt(キルト、パッチワークの掛け布団)などがあります。
よく使われるコロケーション10選(日本語訳付き)
- a warm duvet(暖かい羽毛布団)
- a fluffy duvet(ふわふわの羽毛布団)
- a duvet cover(布団カバー)
- change the duvet cover(布団カバーを取り替える)
- sleep under the duvet(布団の下で眠る)
- feather-filled duvet(羽毛入りの掛け布団)
- synthetic-filled duvet(合成繊維入りの掛け布団)
- a luxurious duvet(高級な羽毛布団)
- store the duvet(布団を収納する)
- duvet and pillows set(掛け布団と枕のセット)
3. 語源とニュアンス
語源
- フランス語の「duvet」から借用されました。もともとフランス語で「柔らかい羽毛」を意味しており、英語圏では軽い布団として用いられています。
ニュアンスや使用時の注意
- 「duvet」はイギリスをはじめとしたヨーロッパで多用される掛け布団を指す言葉として定着しています。アメリカ英語では「comforter」のほうが一般的に使われることが多いです。
- カジュアルな日常会話でも、寝具を指すときに気軽に使いますが、正式な文章で「寝具」の種類を説明するときにもよく登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 「duvet」は可算名詞ですので、数えるときは a duvet / two duvets のように使います。
- 一般的に掛け布団を指す文脈で登場し、動詞と一緒に使うときは「use a duvet」「change a duvet cover」などです。
一般的な構文やイディオム
- “Have you got a spare duvet?” (予備の羽毛布団はありますか?)
- “I need to fluff up my duvet.” (私の羽毛布団をふかふかにしなきゃ。)
- “It’s so cold, I’m sleeping with two duvets.” (とても寒いので、羽毛布団を2枚重ねます。)
- フォーマルでもカジュアルでも使えますが、寝具の文脈の場合はどちらかといえば日常的な語彙といえます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I just bought a new duvet for winter; it’s incredibly warm!”
(冬用に新しい羽毛布団を買ったんだ。すごく暖かいよ。)“Don’t forget to wash the duvet cover regularly.”
(布団カバーは定期的に洗うのを忘れないでね。)“Could you help me put the duvet in the cover?”
(布団カバーに掛け布団を入れるのを手伝ってくれる?)
(2) ビジネスシーンでの例文
“Our hotel provides high-quality duvets in every room for added comfort.”
(当ホテルでは、各部屋に高品質の羽毛布団を備えており、快適にお過ごしいただけます。)“We should consider offering a selection of duvets for guests with allergies.”
(アレルギーを持つお客様のために、いくつかの種類の羽毛布団を用意することを検討すべきです。)“Could you email the supplier about the delayed duvet shipment?”
(掛け布団の出荷が遅れている件で、サプライヤーにメールしてもらえますか?)
(3) 学術的な文脈 / プレゼンなど
“Studies show that using a down-filled duvet can improve sleep quality due to its light weight and thermal properties.”
(研究によると、羽毛の掛け布団は軽さと保温性により睡眠の質を向上させることが示されています。)“The environmental impact of sourcing materials for duvets varies depending on whether they are feather or synthetic.”
(掛け布団の素材調達による環境への影響は羽毛か合成繊維かによって異なります。)“Recent innovations include antimicrobial duvet fillings for enhanced hygiene and comfort.”
(最近の技術革新として、衛生面と快適性を高める抗菌性の掛け布団中綿が開発されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- comforter(アメリカで一般的な掛け布団)
- quilt(キルティングが施された布団)
- blanket(ブランケット、薄手の毛布)
- bedspread(ベッド全体を覆う広い布)
- “duvet” と “comforter” は、アメリカとイギリスで異なる言い方をされることが多いという違いがあります。
- “quilt” はキルトだから、パッチワークや刺し子などの装飾が特徴的な布団です。
- “blanket” は薄手の毛布や敷掛兼用のようなものを指し、保温性はduvetほど高くないことが多いです。
反意語(Antonyms)
- 寝具の反意とは言いにくいですが、清涼感重視なら “sheet” (シーツ) が掛け布団ほどの保温性がないため、ある意味では対極にある寝具とも言えます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈduːveɪ/
- アクセントは「du・vet」の前の音節「du」に置かれます。
- アメリカ英語・イギリス英語ともにおおむね同じ発音ですが、イギリス英語ではやや「デューヴェイ」のように発音されることがあります。
- よくある間違いとして、語末の “t” をはっきり発音しないように注意しましょう。「du-vey」と「t」の音が目立たず、曖昧に終わる感じです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 綴りの混同: “duvet” の後半を “-vet” ではなく “-vate” と書いてしまうミスが起こりやすいので注意してください。
- 同音異義語ではありませんが、発音が似たフランス由来の単語 “bouquet” (ブーケ) と混同する人もまれにいるかもしれません。
- 試験対策 (TOEIC / 英検など): 日常生活の語彙問題として、寝具関連の単語を問われる可能性があります。特にホスピタリティ分野の英語テキストやリスニングパートで出る場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Duvet”は、フランス語っぽい響きから「上品な羽毛布団」というイメージを持つと覚えやすいです。
- “Down comforter” とほぼ同義なので、ダウン(羽毛)を形成しているイメージで関連付けるとよいでしょう。
- スペリングは “du + vet”。「デュ+ヴェット」のように区切り、フランス語からの借用であると意識すると忘れにくくなります。
以上が “duvet” の詳細な解説です。寝具の単語としてぜひ押さえておきましょう。
羽根ぶとん