最終更新日:2025/10/03

むかつくような,吐き気を催させる;実にいやな

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元となった辞書の項目

disgusting

IPA(発音記号)
形容詞

むかつくような,吐き気を催させる;実にいやな

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解説

1. 基本情報と概要

単語: disgusting

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): extremely unpleasant and causing a strong feeling of dislike or disgust

意味(日本語): 「とても不快で嫌悪感を与える、気持ち悪い」という意味です。人が嫌いだと感じるようなものや行為を指すときに使われます。ネガティブな感情を強調するときに使われるため、会話では「本当に気持ち悪い」「むかつくほど嫌だ」という印象を持ちます。

活用形

形容詞としては直接的な活用(時制変化)はありませんが、同じ語幹から派生する形として次のものがあります。


  • 名詞: disgust(嫌悪感)

  • 動詞: disgust(嫌悪感を与える ※主に受動態で使われることが多い ”I was disgusted by 〜”)

  • 形容詞: disgusted(嫌悪感を抱いた、うんざりした)

CEFRレベル(目安): B1(中級)

日常会話やメディアでもよく耳にする単語ですが、ネガティブな感情を強調するときに使うため、状況に応じて適切に使うことが大切です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • dis-: 逆や否定を表す接頭語。

  • gust: ラテン語の「味わう(gustus)」に由来し、「味・好み」を意味する語幹。

  • -ing: 形容詞を形成する接尾語。

“disgusting” は、元々「味わう」という感覚に「否定(dis-)」を加えた “disgust” (嫌悪) に形容詞の語尾 “-ing” がついた形です。「不快な味わいを持つ(→とても嫌だ)」というニュアンスがあります。

派生語や類縁語など


  • disgusted (形容詞): うんざりしている、嫌悪感を抱いている

  • disgust (名詞/動詞): 嫌悪感、嫌悪感を与える

  • disgustingness (名詞): 嫌悪の感情を起こさせる状態(フォーマルにはあまり使われない)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. disgusting smell(ひどく不快なにおい)

  2. absolutely disgusting(まったく気持ち悪い)

  3. find something disgusting(何かを嫌悪感を覚えるほど嫌だと思う)

  4. disgusting behavior(むかつくほど非常識な行動)

  5. utterly disgusting(完全に嫌悪感を覚えるほど気持ち悪い)

  6. disgusting taste(ひどく不快な味)

  7. disgusting remark(不快な発言)

  8. pretty disgusting(かなり嫌な感じ)

  9. disgusting scene(目を背けたくなるようなシーン)

  10. disgusting food(食べるのが嫌になるような食べ物)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「disgust」は、ラテン語の “gustus(味)” から派生したフランス語 “desgouster” を由来としています。

  • 「味わうことに否定的な感情が加わった語」というイメージがそのまま現在の「嫌悪感を与える」という意味につながっています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「disgusting」はとても強い嫌悪の気持ちを示すため、フランクな場面ですると相手の気持ちを傷つけたり、失礼にあたる可能性があります。

  • 口語でカジュアルに「やだ、気持ち悪い!」というニュアンスで使うほか、文章で嫌悪感を表現する際にも使われますが、フォーマルな文書ではあまり好まれない表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞(disgusting): 修飾する名詞の前に置いて使います。

    例)A disgusting smell / That’s disgusting.


  • 他の語形(disgust, disgusted)


    • disgust (動詞): “It disgusts me.”(それは私に嫌悪感を抱かせる)

    • disgusted (形容詞): ~に嫌悪感を抱いている

      例)I was disgusted by his behavior.(彼の行動に嫌悪感を抱いた)


  • “disgusting” は口語でよく使われますが、距離感のあるフォーマルな場面では、もう少し穏やかな表現(unpleasant, offensive など)にすることもあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “That food looks disgusting! I can’t believe you’re eating it.”

    (その食べ物、本当に気持ち悪いよ!よく食べられるね。)

  2. “Did you see that disgusting mold in the fridge?”

    (冷蔵庫のあのカビ見た?あれ本当に気持ち悪いよ。)

  3. “Ugh, that’s disgusting! Please throw it away.”

    (うわ、それ気持ち悪い!捨ててよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The workplace hygiene situation is disgusting. We really need to clean up.”

    (職場の衛生状態がひどいですね。早急に掃除すべきです。)

  2. “I found the client’s remarks about our staff disgusting.”

    (クライアントのうちのスタッフへの発言には嫌悪感を覚えました。)

  3. “Some employees described the smell in the storage area as disgusting.”

    (何人かの従業員が、倉庫のにおいは本当に気持ち悪いと感じていました。)

学術的な文脈・フォーマルな場面


  1. “Certain parasitic behaviors in insects can be deemed disgusting from a human perspective.”

    (昆虫のある寄生行動は、人間の視点から見ると嫌悪すべきものと考えられます。)

  2. “The article addresses how social norms categorize particular taboos as morally disgusting.”

    (その論文は、いかに社会規範が特定のタブーを道徳的に忌むべきものとみなすかを論じています。)

  3. “Researchers investigated why people perceive certain odors as disgusting and avoid them.”

    (研究者たちはなぜ人々が特定のにおいを嫌悪すべきものと認識して避けるのかを調査しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • gross (とても気持ち悪い・キモい)

    → 口語的で砕けた表現。「うわっ、キモい!」というニュアンスが強い。

  • nasty (不快な、嫌な)

    → 「disgusting」ほど強烈ではないが、十分に不快感を表すときに使う。

  • repulsive (嫌悪感を催す)

    → ややフォーマルで、「拒絶したくなるような嫌悪感」を含む。

  • revolting (吐き気を催すほど不快な)

    → 「disgusting」とほぼ同程度に強い嫌悪を示す。

反意語


  • delightful (愉快な、楽しい)

  • pleasant (心地よい、好ましい)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dɪsˈɡʌstɪŋ/

  • アクセント: 「dis-GUS-ting」のように、第二音節「gust」にストレスがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな相違はありませんが、/ʌ/(アメリカ英語)と /ʌ/ の微妙な違い程度です。

  • よくある発音の間違い: “dis-gus-ting” の “gus” を “gus” ではなく “gas” のように発音してしまうことがあります。アクセント位置と母音をしっかり意識するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「disguisting」と “u” を重複させたり、「disg*u*sting」の “u” を抜かすミス(“disgsting”のように)などに注意。

  • 同音異義語との混同: とくに “disgust” との使い分けに気をつける。形容詞は “disgusting”、名詞/動詞は “disgust”。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも「ネガティブな感情を示す形容詞」として出題される可能性があります。意味や用法だけでなく、派生形「disgusted」「disgust」も合わせて覚えておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「味(gust)に“dis”マークが付いている → 食べたくもないほどムカつく味や感覚」という連想。

  • 勉強テクニック: 「dis-」が付くと否定・逆の意味になる単語は多数存在(dislike, disagree など)。“gust” は味に関係する、というセットで覚えると印象に残りやすいです。

  • 音のポイント: 「ディス-gus-ティング」というリズムを意識し、真ん中の “gust” をはっきり発音する練習をすると聞こえもよくなります。


以上が形容詞 “disgusting” の詳細な解説です。感情を強く表す言葉なので、使用場面に気をつけながら便利に使いこなしてください。

意味(1)

むかつくような,吐き気を催させる;実にいやな

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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