最終更新日:2025/09/19

身体障害の不具の,無能力になった

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元となった辞書の項目

disabled

IPA(発音記号)
形容詞

身体障害の不具の,無能力になった

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彼女は車いすレースで競技する身体障害のアスリートです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: disabled

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): lacking one or more abilities, especially physical or mental, or having restricted abilities.

意味(日本語): 身体的または精神的に何らかの機能障害がある状態を示す形容詞です。人が「障がいをもっている」「機能が制限されている」という意味合いで使われます。また、デバイスやシステムなどが「無効化されている」「使用不能になっている」状態を示す場合にも用いられます。

「disabled」は主に人に対して使うときは、「障がい者の/障がいをもつ」といったニュアンスを持ち、少しセンシティブな言葉です。一方で、機能や設定がオフになっている、あるいは動作できない状態にも使われます。

活用形: 形容詞なので、通常は変化しません(比較級や最上級はあまり用いられません)。


  • disabled (原形)

    ※ただし、副詞形にする場合はほとんど使われません(disabledlyといった形は一般的ではありません)。

他の品詞形


  • 名詞形「disability」(障がい、機能障害)

  • 動詞形は「disable」(無効にする、動作を不能にする) です。

CEFRレベル: B2 (中上級)

英語学習でも比較的よく出てくる単語です。身体的・精神的障がいを表す語彙として社会的文脈やアカデミックな文脈で使うため、B2レベル相当と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (dis-): もともと「反対」「否定」を表す接頭語。

  • 語幹 (able): 「能力がある」という意味の形容詞 able

  • 接尾辞 (-ed): 過去分詞形/形容詞化に使われる接尾辞。

「dis + able + -ed」で、「能力を奪われた・機能が無効になった」という原義を持ちます。

関連語や派生語


  • disability (名詞): 障がい、機能が制限された状態

  • disable (動詞): 機能を無効にする、動作を止める

  • abled (形容詞): 健常の、能力を持っている(あまり一般的ではない)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. disabled person(障がいのある人)

  2. disabled access(障がい者用アクセス・バリアフリー設備)

  3. disabled parking(障がい者用駐車スペース)

  4. physically disabled(身体障がいのある)

  5. mentally disabled(精神障がいのある)

  6. disabled veterans(退役軍人の障がい者)

  7. temporarily disabled(一時的に機能が止まっている / 一時的に障がいのある)

  8. disabled account(無効化されたアカウント)

  9. disabled functionality(無効化された機能)

  10. disabled user(利用制限がかかったユーザー)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「dis-」はラテン語の「〜を否定する」「反対する」の意味。

  • 「able」はフランス語由来で「可能な」という意味。

  • それに英語の形容詞化を示す「-ed」がついた形です。

ニュアンスと使い方の注意


  • 人物に対して使用する場合、「障がいがある人・障がい者」を意味するときがありますが、近年では尊厳を重んじる、いわゆる“Person First Language” (例: “people with disabilities”) を推奨する動きが広まっています。一部では「disabled people」という言い方も使われますが、文脈や文化的配慮が必要です。

  • システムや機械などに対しては「機能が無効、利用不可」という意味でカジュアルに使われます(例: “Bluetooth is disabled” など)。

  • フォーマル・インフォーマルを問わず幅広く使われますが、人に対して使うときは、その人の状態や尊厳に留意する必要があります。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・イディオム


  • “be disabled” → 状態を説明する基本的な形

  • “become disabled” → ある時点で障がいを得る、あるいは機能が失われる

  • “remain disabled” → その障がいの状態が続く

  • ※ 機械やシステムの文脈だと「被動」で「was disabled by the administrator」(管理者によって無効化された) のようによく使われます。

使用シーン


  • フォーマル: 公的文書、病院、公式レポートなど

  • カジュアル: 会話でも特にシステム関連では「It’s disabled.」と気軽に使われます。

文法上のポイント


  • 形容詞としてのみ機能し、名詞を修飾するときは「disabled children」のように直前に置きます。

  • 不可算・可算の区別はなく、名詞ではないため複数形にはならない。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “My phone’s Wi-Fi is disabled, so I can’t connect to the internet.”

    (スマホのWi-Fiが無効になっていて、インターネットに接続できないんだ。)

  2. “We need to find disabled-friendly restrooms in this building.”

    (このビルに障がい者対応のトイレがあるか探そう。)

  3. “He is disabled but very independent and lives on his own.”

    (彼は障がいがあるけれどとても自立していて、一人で暮らしています。)

ビジネス (ややフォーマル)


  1. “The account was disabled due to security reasons.”

    (そのアカウントはセキュリティ上の理由で無効化されました。)

  2. “Our company ensures equal opportunities for disabled applicants.”

    (当社は障がいのある応募者に対しても均等な機会を保証しています。)

  3. “Certain functions remain disabled until the license is renewed.”

    (ライセンスが更新されるまで、一部の機能は無効のままです。)

学術的・専門的 (フォーマル)


  1. “The new policy addresses the needs of disabled individuals seeking higher education.”

    (新しい政策は、高等教育を求める障がいを持つ人々のニーズに対応します。)

  2. “Disabled veterans often require specialized healthcare services and rehabilitation programs.”

    (障がいを負った退役軍人は、専門的な医療サービスやリハビリプログラムを必要とすることが多いです。)

  3. “Once the function is disabled, it can no longer be invoked by any process.”

    (いったんその機能が無効化されると、どのプロセスからも呼び出すことはできません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “handicapped” (障がいのある) – 昔から使われてきた言葉ですが、現在はやや古い・失礼な印象を与えることがあります。

  2. “impaired” (損なわれた) – 視覚障がい(vision-impaired)、聴覚障がい(hearing-impaired)などの形でよく使われます。

  3. “invalid” (身体障がいのある、無効な) – 「身体障がい者」という意味でも使われる歴史がありますが、現在の用法では不適切・侮蔑的なニュアンスを含むこともあるため、注意が必要です。システム面では「無効」でよく使われます。

反意語 (Antonyms)


  1. “enabled” (有効化された) – 機能などを「有効にする」という意味。

  2. “able-bodied” (身体的障がいがない) – 「健常者」という意味。ただし、文脈によっては無神経と取られる可能性もあるため注意が必要です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /dɪˈseɪ.bld/ (アメリカ英語), /dɪˈseɪ.b(ə)ld/ (イギリス英語)

  • アクセントの位置: 第2音節「-seɪ-」に強勢がきます (di-SAY-bled)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、イギリス英語で /ə/ (曖昧母音) が入りやすい場合があります。

  • よくある発音ミス: 強勢位置を間違えて “ˈdɪs.eɪ.bld” と発音してしまうこと。「ディス-エイブールド」とならないように注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “disable” と “disabble” のように、bを重ねてしまう間違いが時々あります。正しくは “disable / disabled”。

  • 同音異義語との混同: “enabled” (有効化された) と混同しないように。

  • 敬意への配慮: 人に対して「disabled」と言うときは、文脈と相手の受け取り方を考慮しましょう。近年は “person/people with a disability” という言い方が好まれることも多いです。

  • 試験対策: TOEICや英検などで、企業の福利厚生・手助けの表現に登場することがあります。またシステムや機器設定の問題文で “disabled features” が登場することもよくあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「dis- (否定) + able (できる) + -ed (形容詞)」という流れを思い出すと「能力が止められた・機能しない状態」につながります。

  • スペルのコツ: “dis-” のあとは “able” をそのまま書いてから “-ed”をつける、と把握すると覚えやすいです。

  • 覚えやすい語呂合わせ: “dis + able + d = ableが失われた、機能停止” とイメージする。

以上が形容詞 “disabled” の詳細解説です。人や物・機能などが「無効」または「不自由」になっている状態を表す形容詞で、社会的・技術的に幅広く使われる語ですが、特に人に対する用法では言葉の選び方に配慮する必要があります。

意味のイメージ
disabled
意味(1)

身体障害の不具の,無能力になった

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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