最終更新日:2025/10/24

『致命的な』,命にかかわる(fatal) / 《名詞の前にのみ用いて》殺そう(滅ぼそう)とねらっている;生かしておけない / 《名詞の前にのみ用いて》死(死人)のような / 《名詞の前にのみ用いて》はなはだしい,過度の / 耐えられないほど退屈な

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元となった辞書の項目

deadly

IPA(発音記号)
形容詞

『致命的な』,命にかかわる(fatal) / 《名詞の前にのみ用いて》殺そう(滅ぼそう)とねらっている;生かしておけない / 《名詞の前にのみ用いて》死(死人)のような / 《名詞の前にのみ用いて》はなはだしい,過度の / 耐えられないほど退屈な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: deadly

品詞: 形容詞 (一部で副詞として使われる場合もあります)

意味 (英語)


  • “causing or able to cause death; extremely dangerous or lethal”

意味 (日本語)


  • 「致命的な」「命にかかわるほど危険な」という意味です。たとえば「deadly poison(致命的な毒)」や「deadly weapon(致命的な武器)」のように使われます。非常に重大なリスクや被害をもたらす状況を強調する際によく使われます。

形容詞としては、「(ある行為や物が)人を死に至らしめるほど危険な」場面や、「極端に深刻な」ニュアンスを表します。

副詞的用法(「非常に」「極度に」など)として使われる例もありますが、やや文語的・強調的です。

活用形


  • 原級: deadly

  • 比較級: deadlier

  • 最上級: deadliest

他の品詞形


  • 名詞: deadliness(致死性・致命的な性質)

  • 副詞的表現: “He was deadly serious.”(彼は冗談抜きで本気だった)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    日常会話で比較的使われる形容詞ですが、少し抽象的で強いニュアンスを伴うため、中上級レベルあたりで適切に使えるようになるイメージです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • dead(死んだ)+ -ly(形容詞・副詞を作る接尾語)

    古英語由来で、「死」を意味する語根に形容詞化する接尾語が付いた形です。

よく使われる派生語


  • deadly(形容詞): 致命的な、命取りになる

  • deathly(形容詞/副詞): 「死のように」や「死んだかのように」を強調する表現(ニュアンスがやや異なる)

  • deaden(動詞): (感覚などを)鈍らせる、和らげる

10個の主なコロケーション(共起表現)


  1. deadly weapon(致命的な武器)

  2. deadly poison(致命的な毒)

  3. deadly virus(致死性ウイルス)

  4. deadly wound(致命傷)

  5. deadly impact(致命的な影響)

  6. deadly silence(死のような静寂)

  7. deadly accuracy(驚くほど正確)

  8. deadly sin(大罪)

  9. deadly trap(命取りになる罠)

  10. deadly serious(冗談抜きで深刻)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “dēadlīc” にさかのぼり、古英語の “dēad”(死んだ)と“līc”(~のようなもの)から成り立ちます。時代を経て “deadly” の形になり、「死に関連する・死を引き起こすほどの」という意味が定着しました。

ニュアンスや使用上の注意


  • 大きなリスクや危険性を示す際に使い、感情的なインパクトが強い表現です。

  • 比喩的に「極度に」「非常に」と強調表現で使う場合は、やや口語的または文学的ニュアンスを含みます。

  • フォーマルからカジュアルまで幅広く使われますが、「笑い事ではない深刻さ」を表現したいときに特に有効です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞として名詞の前に置く場合

    例: “a deadly virus” / “a deadly mistake”

    (それぞれ「致命的なウイルス」「致命的なミス」)


  2. 述語として使う場合

    例: “That poison is deadly.”

    (「その毒は致死的だ」)


  3. 副詞的に用いる場合 (やや文語的・強調表現)

    例: “He looked deadly serious.”

    (「彼は死ぬほど真剣に見えた / 冗談抜きで真剣だった」)


使用シーン


  • フォーマル/カジュアル: 両方の文脈で使用可。ニュースや論文などでも見られますし、日常会話でも強調表現として用いられます。

他動詞/自動詞


  • 「deadly」は主に形容詞(および時に副詞)であり、動詞としての用法はありません。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Be careful with that snake; its bite can be deadly.”

    (そのヘビには気をつけてね。かまれると命にかかわるよ。)

  2. “This dish has such a spicy sauce that it’s deadly to people who don’t like chili.”

    (この料理はとても辛いソースが入っていて、辛いのが苦手な人にはかなり危険だよ。)

  3. “He was deadly serious about quitting his job.”

    (彼は仕事を辞めることに冗談抜きで本気だった。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “A small mistake in this project could have deadly consequences for our reputation.”

    (このプロジェクトでの小さなミスが、我が社の評判に致命的な影響を及ぼす可能性があります。)

  2. “The data breach proved deadly to the company’s finances.”

    (そのデータ流出は会社の財務状況に致命的な打撃を与えたことがわかった。)

  3. “We must avoid deadly errors during the product launch.”

    (製品の発売時に致命的なエラーは避けなければなりません。)

学術的な文脈での例文


  1. “Researchers are studying how to neutralize this deadly virus before it spreads further.”

    (研究者たちはこの致死的ウイルスがこれ以上拡散しないように、無力化する方法を研究しています。)

  2. “The phenomenon poses a deadly threat to marine ecosystems.”

    (その現象は海洋生態系に致命的な脅威をもたらす。)

  3. “In high doses, the chemical can be deadly to laboratory animals.”

    (高用量では、その化学物質は実験動物に対して致命的になり得ます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. fatal(致命的な)


    • 場合によっては死を招く結果を暗示しますが、事故や病気など「運命的・避けられない死」を指すニュアンスが強いです。


  2. lethal(致死的な)


    • DEADLY に非常に近い意味で用いられますが、科学的・軍事的な文脈などフォーマルかつ直接的に「死の危険性」を言及するときに使われがちです。


  3. mortal(致命的な、死すべき運命の)


    • 「死すべき存在」という哲学的ニュアンスや、「命取りになる可能性がある」という文脈を含みます。


反意語


  • harmless(無害な)

  • safe(安全な)

  • benign(良性の、害のない)

たとえば “deadly poison(致命的な毒)” と対比して “harmless substance(無害な物質)” のように使えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈdɛd.li/

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに [déd-li] に近い音です。

  • 強勢は第1音節 “dead-” に置かれます。

  • よくある間違い: “dead-ly” の “ly” を強く発音しすぎたり、 “dead” と “deadly” を混同してしまう学習者が多いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリング: “deadly” の後半は “-ly”。形容詞としては “deathly” と混同しがちですが、スペル・意味が微妙に異なるので注意しましょう。

  • “deadly” (致命的な/極度に) と “deathly” (死んだように/不気味に) は使い分けます。

  • 同音異義語との混同: “dead”(死んだ)、“die” (死ぬ)、“death” (死)など、綴りや品詞が多い単語群なので、文脈に合わせて区別が必要です。

  • 試験対策: TOEIC、英検などで「致命的なエラー」や「致命的な損害」といったビジネス・安全性の文脈で頻出語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “dead” + “ly” → 「死んだかのように危険なニュアンス」と押さえると覚えやすいです。

  • 視覚イメージ: 「ドクロマーク」や「危険表示」を思い浮かべると、致命的なイメージを記憶に結びつけやすくなります。

  • “deadly serious” という表現を先に覚えると、会話で強い真剣さをアピールするのに使えます。

  • 発音は “dead” + “ly” で区切って覚えると混同しにくいです。


以上が形容詞 “deadly” の詳細な解説です。致命的な意味合いだけでなく、比喩や強調としても使われる多彩な単語なので、文脈に合わせて使い分けましょう。

意味(1)

致命的な,命にかかわる(fatal)

意味(2)

《名詞の前にのみ用いて》殺そう(滅ぼそう)とねらっている;生かしておけない

意味(3)

《名詞の前にのみ用いて》死(死人)のような

意味(4)

《名詞の前にのみ用いて》はなはだしい,過度の

意味(5)

耐えられないほど退屈な

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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