最終更新日:2025/09/27

年代順の,年代順に配列した

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元となった辞書の項目

chronological

形容詞

年代順の,年代順に配列した

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イベントは年代順に並べられています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: chronological

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): arranged in the order of time or of events as they occurred

意味(日本語): 時間や出来事が起こった順に並べられた、年代順の

「chronological」は、“出来事や情報を時間の流れに従って配列する”というニュアンスの形容詞です。例えば「chronological order(時系列順)」と言えば、「古いものから新しいものへ」「はじめから終わりに向かって」といった時間の流れに沿った並びを指します。

活用形:

形容詞なので、動詞のような時制変化はありません。副詞形は “chronologically (年代順に)” となります。

別の品詞になった例:


  • 副詞: chronologically (年代順に)

  • 名詞(派生名詞としてはあまり一般的ではないが、例として): chronology (年代記、年表、年次配列)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

→ 日常会話よりはアカデミックや正式な文書、資料などで目にすることが多い単語ですが、海外の記事やレポートを書く際に役立つ単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: chrono-(“時間” を意味するギリシャ語 “chronos”)

  • 語尾・接尾語: -logic(al)(“~に関する学問・理論”や “~の関係にある” という意味を持つ語尾)

このように「chrono-(時間)」 + 「-logical(論理的・関係的)」の組み合わせにより、「時間の流れに関する」「時間順の」といった意味合いになります。

関連語や派生語


  • chronology: 年代順、年代記

  • chronicle: 年代記、歴史的な出来事を時系列に記したもの

  • synchronize: 同時に起こるようにする

よく使われるコロケーション10選


  1. chronological order

    → (日本語)時系列順

  2. chronological sequence

    → (日本語)年代順の連続(並び)

  3. chronological age

    → (日本語)暦年齢(実際の年齢)

  4. chronological list

    → (日本語)年代順のリスト

  5. chronological development

    → (日本語)時間的な発展、時系列的な発展

  6. chronological overview

    → (日本語)時系列的概要

  7. chronological arrangement

    → (日本語)年代順の配置

  8. chronological narrative

    → (日本語)時系列に沿った物語(ストーリー)

  9. chronological gap

    → (日本語)時間的な空白や飛び

  10. chronological table

    → (日本語)年表


3. 語源とニュアンス

語源:

「chronological」の由来は、ギリシャ語の “chronos(時間)” + “-logy(〜の学問、〜の知識)” に由来します。「chrono-」を含む英単語は、“時間” に関係する意味になることが多いです。

歴史的な使用例:

中世のラテン語 (Latin) “chronologicus” を経由して英語に取り入れられ、歴史や科学、学術分野で、「時系列を正確に把握して理解する」という境地で使われてきました。

使用時の注意点・ニュアンス:


  • 文章や学術的な文脈、専門書などではしばしば使われます。

  • 日常会話でも、「時系列に並べる」「時間の順番」ということをわかりやすく伝えたいときに用いられます。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも使われますが、明確な整理や説明をする場面で使うと効果的です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として用いられるため、名詞を修飾する役割を担います。

  • 文章で「chronological order of events」のように前置詞 “of” や「chronological list」という形で、名詞を補足するのが一般的です。

一般的な構文例


  • be + chronological

  • arrange something in chronological order

  • present (information) chronologically


  • 可算/不可算: 形容詞なので可算・不可算の区別はありません。修飾する名詞が可算・不可算どちらであっても使うことができます。



5. 実例と例文

以下、より自然なニュアンスを意識しつつ、3種類の場面に分けて例文を挙げます。

5.1 日常会話での例文


  1. “I organized my photos in a chronological album so I can see how my kids grew up over the years.”

    (日本語)写真を年代順にアルバムにまとめたから、子どもがどんなふうに成長したか順を追って見られるの。


  2. “Could you tell me the story in chronological order? I’m a bit confused.”

    (日本語)順を追って時系列で話してくれる? ちょっと混乱してしまって。


  3. “I like to watch the movie series in chronological order to get the full story.”

    (日本語)シリーズ映画は時系列順に見るのが全ストーリーを把握しやすくて好きなんだ。


5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “For the presentation, please prepare the sales data in chronological order from Q1 to Q4.”

    (日本語)プレゼンのために、Q1からQ4までの売上データを時系列で準備してください。


  2. “We need a chronological breakdown of the project milestones to track our progress accurately.”

    (日本語)プロジェクトのマイルストーンを時系列に分解して、進捗を正確に把握する必要があります。


  3. “The report should include a chronological summary of key events leading to the merger.”

    (日本語)合併に至るまでの主要な出来事を年代順にまとめたサマリーをレポートに含めてください。


5.3 学術的な文脈での例文


  1. “The historian’s paper offers a chronological examination of the empire’s rise and fall.”

    (日本語)その歴史学者の論文は、その帝国の興亡を年代順に検証したものです。


  2. “Researchers often use a chronological approach to trace the development of linguistic patterns.”

    (日本語)研究者は言語構造の発展をたどるために、しばしば時系列的なアプローチを用います。


  3. “A chronological catalog of medieval manuscripts helps scholars compare stylistic changes over time.”

    (日本語)中世写本の年代順のカタログは、学者が時代とともに変化する文体を比較するのに役立ちます。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. sequential(連続的な)


    • “chronological” よりも単に「順序がある」という意味合いで、時間軸に限らず論理的順序にも使える。


  2. consecutive(連続的な)


    • 順番が途切れず続いている状況を指す。こちらも時間以外でも通用するが、特に数日連続などの文脈でも使われる。


  3. ordered by time(時系列順に並んだ)


    • 「chronological」をくだけた表現で言い換えただけとも言える。


  4. historical(歴史的な)


    • 「歴史に関する」という意味で、必ずしも時系列順というニュアンスではないので要注意。


反意語 (Antonyms)


  • random(無作為の)


    • 時間や順序をバラバラにした場合。


  • unordered(順序がない)


    • 明確な整列や配列がなされていないときに使われる。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • イギリス英語(BrE): /ˌkrɒn.əˈlɒdʒ.ɪ.kəl/

  • アメリカ英語(AmE): /ˌkrɑː.nəˈlɑː.dʒɪ.kəl/

アクセントの位置


  • “chronological” のアクセントは “-log-” の部分に置かれます

    (chro-no-lo-gi-cal の「lo」に強勢)。

よくある発音の間違い


  • 最初の “ch” を /k/ でなく /ʃ/ などで発音してしまう

  • “-logi-” のところを 「ロジ」ではなく 「ロギ」或いは 「ロジカル」と正確に発音することに注意


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “chronlogical” と “o” を抜かしてしまったり、 “chronoligical” のように “i” と “o” を混同してしまうケースがある。


  2. “historic” との混同


    • “historic” は「歴史上重要な」という意味であって、年代順とは関係がない。


  3. 同音異義語との混同


    • 同音異義語は特にありませんが、 接頭語 “chrono-” を「chrono」ではなく “crono” とスペルを誤る人がいるため要注意。


試験対策

TOEICや英検などで出題される際は、レポートや文章の一部として「時系列の概念」を説明する際に目にする可能性があります。例文や文脈から判断しやすい問題が多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “chrono” → “time” をキーワードに覚える(“chronometer(クロノメーター)= 精密な時計”から連想)。

  • 「ロジカル(logical)に時を扱う=“chronological”」と語感で結びつけるとイメージしやすい。

  • スペリングの際は “chron” + “o” + “logical” と3つに分けて覚えるとミスを減らせます。

「chronological」は、レポートやプレゼンで “時系列順” を説明するときにとても役立つ単語です。ぜひコロケーションや例文とあわせて覚えてみてください。

意味のイメージ
chronological
意味(1)

年代順の,年代順に配列した

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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