最終更新日:2025/10/31

鳥かご;(動物の)おり / 鳥かご(おり)のような物;エレベーターの箱 / 野球の打撃練習用の移動バックネット / 獄舎

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元となった辞書の項目

cage

名詞

鳥かご;(動物の)おり / 鳥かご(おり)のような物;エレベーターの箱 / 野球の打撃練習用の移動バックネット / 獄舎

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鳥はかごの中で楽しそうに歌っています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: cage

品詞: 名詞(verb「to cage」として使われる場合もあり)


  • 英語の意味: A container or enclosure, often made of wire or bars, used to confine or keep animals or objects inside.

  • 日本語の意味: 動物などを閉じ込めるための檻(おり)、または囲い。


    • 動物園で動物を入れておく檻や、鳥かご(birdcage)のようなイメージで使われます。基本的には「何かを閉じ込めておくための構造物」を指し、やや制限・拘束のニュアンスを含む単語です。


  • 活用形:


    • 名詞形: cage(単数形)、cages(複数形)

    • 動詞(他動詞)形: cage(現在形)、cages(三人称単数形)、caged(過去形・過去分詞形)、caging(進行形)


  • 他の品詞の例:


    • 「to cage ~」=「~を檻に入れる」(動詞)。


  • CEFRレベル目安: B1(中級)


    • B1(中級): 日常会話や文章でも登場しやすく、動物や制限・拘束について説明するときによく使われる単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「cage」は、はっきりした接頭語・接尾語があるわけではなく、ラテン語「cavea(かご・囲い・観客席などの意)」から派生しました。

派生語や類縁語など


  • cagey(形容詞): 慎重な、用心深い(口語的に「秘密主義の」というニュアンスも)。

  • cager (名詞・やや稀): バスケットボール選手を指すスラング(昔はバスケコートが金網などで囲まれていたことに由来)。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. bird cage(鳥かご)

  2. cage door(檻の扉)

  3. wire cage(金網の檻)

  4. lion’s cage(ライオンの檻)

  5. keep in a cage(檻に入れておく)

  6. locked cage(施錠された檻)

  7. cage match(檻の中で行われる試合、主に格闘技)

  8. cage-free(檻に入れない飼育形態・放し飼い)

  9. cleaning the cage(檻の掃除)

  10. escape from the cage(檻から逃げ出す)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語で「洞穴・囲い」を意味する「cavea」から派生し、フランス語「cage」を経由して英語に入りました。

  • 歴史的用法: もともとは動物を閉じ込めるものだけでなく、人を監禁する牢屋的な意味合いでも使われることがありました。

  • 微妙なニュアンス: 「自由を奪われる」「閉じ込められた」という否定的な感情やニュアンスを含むことがあります。比喩的に、人の精神的な「閉鎖感」「制限」を表すときにも使われます。

  • 使用シーン:


    • 口語・日常会話: 「ペットのかご」「動物園の檻」

    • 比喩や文章表現: 自由が奪われた状態を象徴する表現(「心の檻」など)。

    • カジュアル/フォーマル: どちらでも使うが、比喩や文学表現ではややフォーマルに響く場合も。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての可算・不可算: cage は基本的に可算名詞です。「1つの檻」「2つの檻」と数えられます。

  • 動詞としての使い方: 「to cage something」=「何かを檻に入れる・閉じ込める」。他動詞として目的語が必要です。


    • 例: They caged the wild animals. (彼らは野生の動物を檻に入れた)


  • 一般的な構文例:


    • “(Subject) put (Object) in a cage.”(SがOを檻に入れる)

    • “(Subject) feels caged (in).”(Sが閉じ込められたように感じる)※比喩的表現


  • イディオム的表現: 比較的少ないですが、“rattling someone’s cage” は相手を苛立たせる・挑発するというイディオムとして使われることがあります。



5. 実例と例文

ここでは、日常会話、ビジネス、学術的文脈ごとに3つずつ例文を紹介します。

日常会話での例文


  1. “I just cleaned the bird’s cage this morning.”

    朝、鳥かごを掃除したばかりだよ。

  2. “Please make sure the rabbit’s cage is locked before you leave.”

    出かける前にウサギの檻に鍵がかかっているか確認してね。

  3. “It feels like I’m living in a cage with all these restrictions.”

    こんなに制限されていると、まるで檻の中にいるみたい。

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our lab stores sensitive materials in a secure metal cage.”

    うちの研究所では、扱いに注意が必要な資料を安全な金属の檻で管理しています。

  2. “We designed a prototype cage for shipping fragile goods.”

    壊れやすい商品を輸送するための試作の檻を設計しました。

  3. “Employees must return all tools to the storage cage by closing time.”

    従業員は閉店時までにすべての工具を保管檻に戻さなければなりません。

学術的(学会・論文など)の例文


  1. “The experiment involved placing lab rats in a temperature-controlled cage.”

    その実験では、実験用ラットを温度管理された檻に入れる手法を用いました。

  2. “Observations showed that the primates exhibited stress-related behaviors when caged.”

    観察の結果、霊長類は檻に入れられるとストレス関連行動を示すことがわかりました。

  3. “Researchers tested various cage designs to enhance animal welfare.”

    研究者たちは動物福祉を向上させるため、さまざまな檻のデザインを試験しました。


6. 類義語・反意語と比較

類義語(synonyms)


  1. enclosure(囲い、囲い地)


    • cageよりも広い場所を囲う場合にも使える。


  2. pen(小さな囲い、家畜用の柵など)


    • 家畜を囲うスペースのニュアンスが強い。


  3. crate(木箱、ケース)


    • 運搬に使う箱。必ずしも鉄格子とは限らない。


  4. corral(家畜用の囲い)


    • 主に馬や牛などの大きな家畜のための囲い場。


  5. coop(ニワトリなど鳥類を入れる小屋)


    • 鳥小屋のニュアンスが強い。


反意語(antonyms)


  • freedom(自由)


    • 「檻に入れる」ことへの反意語として「解放する、自由」という流れで対比される。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /keɪdʒ/

  • アメリカ英語: [ケイジ](/keɪdʒ/)

  • イギリス英語: [ケイジ](/keɪdʒ/)

  • アクセント: 「cage」の1音節目 /keɪ/ に強勢がありますが、全体としては1音節の単語です。

  • よくある発音の間違い: /kæg/ や /kɑːdʒ/ など、母音を誤って発音してしまうケースが多いです。「ケイジ」とはっきり伸ばして発音するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「gage」や「cagge」と誤記してしまうことがあります。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、語感が似ている「cave(洞窟)」や「page(ページ)」とは混同しないようにしましょう。

  • 試験対策(TOEIC・英検など): 動物や施設管理関連のリーディング・リスニングで出題される可能性あり。「檻」「囲い」を指す文脈で正確に意味を押さえることが大切です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージ: ラテン語「cavea(洞穴や囲い)」から来ていると覚えると「閉じ込めるもの」というイメージが付きやすいです。

  • 視覚的連想: “Cage”=“鳥かご”のイメージを頭に浮かべるとわかりやすいでしょう。

  • 勉強テクニック:


    • 「~が檻に入れられる(be caged)」→「制限されたイメージ」を連想することで比喩表現にも使えることを思い出せます。

    • スペルは “c + age” と分解し、年齢(age)がCで囲まれていると覚えるとミスが減ります。



以上が名詞「cage」の詳細解説です。「閉じ込められる・制限される」という心理的イメージも含む点が⽐喩表現にも活用される、大変便利な単語です。

意味のイメージ
cage
意味(1)

鳥かご;(動物の)おり

意味(2)

鳥かご(おり)のような物;エレベーターの箱

意味(3)

獄舎

意味(4)

野球の打撃練習用の移動バックネット

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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