brand-new
1. 基本情報と概要
単語: brand-new
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): Completely new; unused and in perfect condition.
意味(日本語): 「完全に新しい」「まったく使われていない」という意味の形容詞です。例えば、新品の靴や買ったばかりのアイテムなどに使われます。「新品でピカピカ」「まだ全然使われていない」というニュアンスを持ちます。
CEFR レベル: B1(中級)
・「brand-new」は日常会話でもよく使われる単語ですが、ややカジュアルな響きがあるため、B1レベル程度には習得しておきたい表現です。
活用形
形容詞なので、直接の活用(動詞のような変化)はありません。ただし、比較級や最上級を作りたい場合は以下のように表現されることがありますが、実際にはめったに使われません:
- more brand-new
- most brand-new
しかし「brand-new」は「新品の」という単体の意味を強調するため、ほとんど比較級や最上級で使われることはありません。
他の品詞への用法:
「brand-new」は、ほとんど形容詞としてのみ使われ、名詞や副詞の形はありません。ただし、名詞的に“the brand-new”のように使う表現は文芸的表現としてまれに見られますが、一般的ではありません。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- brand: 「ブランド」「商標」「銘柄」などの意味を持ちますが、古い英語では「焼き印」や「新鮮な」という概念と結びついていました。
- new: 「新しい」。
「brand-new」は、「まったくの新品」という意味を強調するために組み合わされた語です。「brand」の部分が「新しい印を押したばかり」といった古いイメージから来ているとも言われますが、現在では単純に「新品」というイメージで使われます。
関連語や派生語
- brand: 名詞(ブランド)。
- new: 形容詞。「新しい」。
- brand name: 名詞。「ブランド名」。
- newly: 副詞。「最近、新しく」。
- renew: 動詞。「更新する、再び新しくする」。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- brand-new car(新品の車)
- brand-new phone(新しい携帯電話)
- brand-new laptop(新品のノートパソコン)
- brand-new day(新しい一日)
- brand-new idea(斬新なアイデア)
- brand-new outfit(新品の服装)
- brand-new product(新作の商品)
- brand-new look(まったく新しい外観)
- brand-new house(新築の家)
- brand-new version(新しいバージョン)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古い英語では「brand」とは「焼き印をつける棒」や「火をつけた棒」を意味しており、「brand-new」が「炉から出したばかりのように新しい」というイメージを持って使われていたと言われます。
- 時代の中で「brand」が「商標・ブランド」を意味するよう変化しましたが、「brand-new」は形容詞として一括りで「新しい」という強いニュアンスを表す表現になりました。
使用時の注意点・ニュアンス
- 口語的にも文章的にも使われますが、少しカジュアル~フレンドリーな印象を与えることが多いです。
- 「新品感」を強調したいときに使われ、「ただの新しい(new)」よりも目新しさを強く強調する表現です。
- フォーマルな文章でも使える場合はありますが、ビジネス文書でより硬い印象を与えたいときは「completely new」「brand spanking new」のようなバリエーションを使うこともあります(ただし “brand spanking new” はさらにカジュアルな響きがあります)。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として名詞を修飾します。たとえば “I got a brand-new phone.” のように、名詞(phone)の前で「新品の」という意味を付与します。
- 不可算名詞にも「brand-new」をつけることは可能ですが、主に具体物(モノ)やはっきりしたイメージのある対象に使われます。抽象的な概念にはあまり使われません。
- 例: “brand-new information” は文法上可能ですが、「情報は新品」という感覚があまり合わないため、日常的にはあまり使われません。
- 例: “brand-new information” は文法上可能ですが、「情報は新品」という感覚があまり合わないため、日常的にはあまり使われません。
- 定冠詞 the や不定冠詞 a と併用することが多いです。
- 例: “a brand-new computer” / “the brand-new laptop you bought yesterday.”
5. 実例と例文
ここでは以下の場面ごとに例文を提示します。
(1) 日常会話
- “I just bought a brand-new shirt for the party tonight.”
- (今夜のパーティー用に新品のシャツを買ったよ。)
- (今夜のパーティー用に新品のシャツを買ったよ。)
- “Check out my brand-new sneakers! Aren’t they cool?”
- (新しいスニーカー見てよ!カッコよくない?)
- (新しいスニーカー見てよ!カッコよくない?)
- “My phone is brand-new, so I don’t want to drop it.”
- (携帯は買ったばかりだから、落としたくないな。)
(2) ビジネスシーン
- “We’ve launched a brand-new product line this season.”
- (今シーズンは新品の製品ラインを発売しました。)
- (今シーズンは新品の製品ラインを発売しました。)
- “I need a brand-new computer to handle the heavy data processing.”
- (大量のデータ処理をこなすために、新しいコンピュータが必要だ。)
- (大量のデータ処理をこなすために、新しいコンピュータが必要だ。)
- “Our brand-new office design is much more efficient for team collaboration.”
- (新オフィスのデザインは、チーム協力にとても効果的です。)
(3) 学術的・アカデミックな文脈
- “The researcher presented a brand-new approach to data encryption.”
- (その研究者はまったく新しいデータ暗号化のアプローチを発表した。)
- (その研究者はまったく新しいデータ暗号化のアプローチを発表した。)
- “We’re exploring a brand-new hypothesis regarding climate change adaptation.”
- (気候変動適応に関して、新しい仮説に取り組んでいます。)
- (気候変動適応に関して、新しい仮説に取り組んでいます。)
- “His brand-new findings could shape future studies in neuroscience.”
- (彼の全く新しい発見は、今後の神経科学研究に影響を与えうるでしょう。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- “new” - 「新しい」
- 「brand-new」は「完全な新品」を強調するニュアンスが強いが、「new」はより一般的で幅広い意味を持つ。
- 「brand-new」は「完全な新品」を強調するニュアンスが強いが、「new」はより一般的で幅広い意味を持つ。
- “fresh” - 「新鮮な/新しい」
- 食品やアイデアなどが「新鮮」という意味で使われやすい。物に対しては「brand-new」の方が物理的な新品感が強い。
- 食品やアイデアなどが「新鮮」という意味で使われやすい。物に対しては「brand-new」の方が物理的な新品感が強い。
- “unused” - 「未使用の」
- 状態としては似ているが、全面的な新品さを強調するのは“brand-new”。“unused”は使われてはいないが古い話などにも使える。
- 状態としては似ているが、全面的な新品さを強調するのは“brand-new”。“unused”は使われてはいないが古い話などにも使える。
反意語 (antonyms)
- “old” - 「古い」
- “used” - 「使われた、中古の」
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- アメリカ英語 (AE): /ˈbrænd ˈnuː/
- イギリス英語 (BE): /ˈbrænd ˈnjuː/
強勢(アクセント)
- “brand” の [brænd] にアクセントが置かれやすく、その後 “new” [nuː / njuː] をつなげます。
- イギリス英語では “new” の部分が [njuː] となり、アメリカ英語では [nuː] と比較的母音がシンプルになる傾向にあります。
よくある発音の間違い
- “brand” の最後の子音 [d] を落とさないように注意。
- “new” を [nʊ] や [nə] のように弱くしすぎないように気をつける。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “brandnew” とつなげて書いてしまう間違い。正しくは “brand-new” か “brand new” とハイフンを入れるか分けます。
- “brandnew” とつなげて書いてしまう間違い。正しくは “brand-new” か “brand new” とハイフンを入れるか分けます。
- 同音異義・類似表現との混同:
- “brand name” など「ブランド」と誤解しがちですが、「brand-new」は「新品」という別の意味を持ちます。
- “brand name” など「ブランド」と誤解しがちですが、「brand-new」は「新品」という別の意味を持ちます。
- 試験対策:
- TOEICなどでは広告文や商品レビューなどで見かけることがあります。英検でも商品説明文や日常会話の文中などに出る可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「炉から出したてのように新しい」というイメージを頭に描くと覚えやすいです。
- 「brand」の音と「new」をしっかり区別して、ハイフンを忘れずにするとスペルミスを防ぎやすいでしょう。
- 「brand-new」は「ピカピカの新品」と捉えてイメージすると、記憶に残りやすいです。
以上が「brand-new」の詳細解説です。完全に使われていない「新品」の状態を強調したいときに是非活用してみてください。
《よい意味で》真新しい