booking
1. 基本情報と概要
単語: booking
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A “booking” is an arrangement or reservation made in advance, often for a service such as a hotel room, a restaurant, a show, or travel.
意味(日本語): 「予約」「申し込み」という意味です。ホテルに泊まる予約や、レストランの席の予約、飛行機や電車の切符などの予約に幅広く使われます。日常的に「予約を取る」というときに便利な単語です。
- 例: “I have a booking at the hotel for tomorrow.”(私は明日ホテルを予約しています)
- 「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」:先に電話やインターネットなどで日時や人数などの詳細を確保するときによく使われる、一般的な言葉です。ビジネスや日常会話双方で使われます。
活用形
- 「booking」は名詞なので動詞のように時制で変化しませんが、数による変化として「a booking (単数)」「bookings (複数)」という形があります。
- 動詞形「to book(予約する)」の活用:
- 現在形: I/you/we/they book, he/she/it books
- 過去形: booked
- 過去分詞: booked
- 現在分詞: booking (進行形として “I am booking …” もあり)
- 現在形: I/you/we/they book, he/she/it books
他の品詞への派生例
- 動詞: “to book” (予約する)
- 形容詞的表現: “booked” (予約でいっぱいの、または予定がすべて埋まっている状態)
CEFRレベル目安: B1(中級)
「booking」は旅行サイトや日常会話でよく使われるため、やや基本的ではありますが、慣れない英語学習者には少し発展的な単語として位置づけられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語・接尾語: 直接的な接頭語や接尾語はありませんが、名詞の “-ing” 形は動詞 “book” が名詞「予約」という概念として派生したもので、「行為や動作」を名詞化する典型的な形です。
- 語幹: “book”(本来は「本」という意味ですが、そこから「予約する」という動詞にも派生しました)
派生語や類縁語
- book (動詞): 予約する
- booked (形容詞): 予約済みの
- overbook (動詞): 過剰予約を受け付ける
- double-book (動詞): 二重予約をする
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- make a booking(予約を取る)
- confirm a booking(予約を確認する)
- cancel a booking(予約を取り消す)
- amend a booking(予約を変更する)
- online booking(オンライン予約)
- advance booking(事前予約)
- last-minute booking(直前予約)
- group booking(団体予約)
- flight booking(航空券の予約)
- hotel booking(ホテルの予約)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「book」自体は古英語の “bōc” にさかのぼり、もともとは「本」を指す言葉でした。やがて「記録する」という意味合いから、予定や契約を記録に残す「予約する」という動詞となり、その結果として「booking」という名詞形が「予約」の意味で定着しました。
ニュアンス・使用上の注意点:
- “booking” は「予約」というニュアンスを直接的に伝える、シンプルで汎用性が高い言葉です。
- ビジネスでもカジュアルな日常会話でも使えます。
- ただし、大変フォーマルなシーンであれば “reservation” を使う場合もあり、また同じ「予約」でも医師の診療時間の「アポイントメント (appointment)」など用途によって単語を使い分ける点に注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a booking” / “the booking” / “some bookings” のように扱います。
一般的な構文例:
- “make a booking for …” : ~を予約する
- “I need to confirm my booking.” : 予約を確認する必要がある
- “She canceled her booking due to illness.” : 彼女は病気のため予約をキャンセルした
- “make a booking for …” : ~を予約する
イディオムや表現的特徴:
- “double-book” (動): 二重予約してしまうこと
- “overbooking” (名): 航空会社などがやりがちな過剰予約
- “double-book” (動): 二重予約してしまうこと
フォーマル/カジュアルの使い分け:
- カジュアル: “I’ve made a booking for tonight’s dinner.”
- ビジネスやフォーマル: “We have confirmed your booking for the conference room on April 15th.”
- カジュアル: “I’ve made a booking for tonight’s dinner.”
5. 実例と例文
日常会話での例 (3つ)
“I just made a booking at our favorite restaurant for Saturday night.”
- (土曜の夜にお気に入りのレストランを予約したよ。)
“Do we need to make a booking for the movie, or can we just buy tickets at the door?”
- (映画の予約は必要?それとも当日買えるのかな?)
“Can you check if our flight booking is confirmed?”
- (飛行機の予約がちゃんと確認されているか確認してくれる?)
ビジネスシーンでの例 (3つ)
“We’ve received your booking for the seminar and will send you a confirmation email shortly.”
- (セミナーのご予約を承りました。まもなく確認メールをお送りします。)
“Could you forward me the details of our hotel bookings for next week’s conference?”
- (来週の会議用のホテル予約の詳細を私に転送してもらえますか?)
“Our booking system has been updated to handle international payments.”
- (当社の予約システムは、国際的な支払いにも対応できるようにアップデートされました。)
学術的・公的な文脈での例 (3つ)
“Please note that space is limited; advanced booking is highly recommended for the workshop.”
- (定員に限りがありますので、ワークショップは事前予約を強くおすすめします。)
“A statistical analysis was conducted on the booking records of major airlines over the last decade.”
- (過去10年間の主要航空会社の予約記録について統計分析を行いました。)
“All event bookings must be approved by the university administration in advance.”
- (大学当局による事前承認がない限り、イベントの予約はできません。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
reservation (予約)
- 使い方: アメリカ英語では“reservation”を使うことが多く、ホテルやレストランなどの予約に幅広く使えます。
- ニュアンス: 「予約」という意味は“booking”とほぼ同じですが、フォーマルさの度合いがやや高い、または地域的に好まれる場合があります。
- 使い方: アメリカ英語では“reservation”を使うことが多く、ホテルやレストランなどの予約に幅広く使えます。
appointment (アポイント、予約)
- 使い方: 医者や美容院など、個人的なサービスの時間枠を予約する場合に使うことが多い。
- ニュアンス: 人と会う(対面やオンラインなどで)約束をするイメージが強い。
- 使い方: 医者や美容院など、個人的なサービスの時間枠を予約する場合に使うことが多い。
arrangement (手配)
- 使い方: 単にスケジュール調整や段取りをするというニュアンスが強い。
- ニュアンス: 人と会う以外にも、物事の手配全般に使えるため、予約以外も含む広い概念。
- 使い方: 単にスケジュール調整や段取りをするというニュアンスが強い。
反意語
- cancellation (キャンセル)
- 「予約などを取り消す」ことを指す名詞。 “booking” の反対の行為にあたります。
- 「予約などを取り消す」ことを指す名詞。 “booking” の反対の行為にあたります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- イギリス英語 (British English): /ˈbʊk.ɪŋ/
- アメリカ英語 (American English): /ˈbʊk.ɪŋ/
- イギリス英語 (British English): /ˈbʊk.ɪŋ/
アクセントの位置:
- “boo” の部分 (最初の音) に強勢があります。 “BOOK-ing” のイメージで発音します。
- “boo” の部分 (最初の音) に強勢があります。 “BOOK-ing” のイメージで発音します。
よくある発音の間違い:
- 母音 /ʊ/ を /uː/ のように伸ばし過ぎて「ブーキング」と長くしてしまう場合。
- /b/ と /v/ を混同する場合は稀ですが、注意しましょう。
- 母音 /ʊ/ を /uː/ のように伸ばし過ぎて「ブーキング」と長くしてしまう場合。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “booking” を “bookin” や “boooking” と誤って書くことがあります。
- “booking” を “bookin” や “boooking” と誤って書くことがあります。
- 同音異義語との混同:
- 同じように聞こえる単語はあまり多くありませんが、“cooking”(料理をすること)と丸ごと混ざって聞き取ってしまうなどのミスに注意。
- 同じように聞こえる単語はあまり多くありませんが、“cooking”(料理をすること)と丸ごと混ざって聞き取ってしまうなどのミスに注意。
- 試験対策上のポイント:
- TOEICや英検でも「予約」の文脈で “booking” や “reservation” は頻出します。メールや案内文での用法・コロケーションを押さえておくと得点に繋がります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「book(本)」から「book(記録する・予約する)」
- 「本に書き込む(書き留める)」イメージが転じて「予約を記録する」という意味になりました。
- 「本に書き込む(書き留める)」イメージが転じて「予約を記録する」という意味になりました。
- スペルと音から連想
- “book” の形を少し長くして “-ing” をつけただけ、と覚えると簡単です。
- “book” の形を少し長くして “-ing” をつけただけ、と覚えると簡単です。
- 旅行やイベントをイメージする
- “booking” は旅行やイベントのワクワク感とセットでよく使われる言葉なので、ポジティブな印象が残りやすいです。
- “booking” は旅行やイベントのワクワク感とセットでよく使われる言葉なので、ポジティブな印象が残りやすいです。
以上が、名詞 “booking” の詳細解説です。旅行やレストランの予約などの日常シーンやビジネスシーンでも多用される、便利な単語なのでぜひ使ってみてください。
(座席や切符などの)予約;(芸能人の)出演契約