最終更新日:2025/10/05

bendの過去・過去分詞 / 曲がった / 《補語にのみ用いて》(…の)決心をした,(…に)熱中した《+on+名(doing)》 / 《英俗》不正直な

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元となった辞書の項目

bent

形容詞

bendの過去・過去分詞 / 曲がった / 《補語にのみ用いて》(…の)決心をした,(…に)熱中した《+on+名(doing)》 / 《英俗》不正直な

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祖母は老齢で腰がくの字に曲がっている。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bent

品詞: 形容詞 (主に「曲がった」「歪んだ」「決心している」などの意味で使われます)

英語での意味


  • bent: curved or twisted; determined or resolved

日本語での意味


  • 「曲がった、歪んだ」という物理的な状態を表す意味

  • 「〜しようと決心している」「〜に熱心である」という、意志や態度を表す意味(例:bent on doing something)

「bent」は、物が物理的に曲がっている状態を示したり、人が何かに強く意志を持って取り組んでいる様子を示します。「手すりが曲がってしまった」や「彼は成功することに没頭している」などの状況で使われます。

活用


  • 原形: bent(形容詞としては変化しません)

  • 比較級: more bent

  • 最上級: most bent

    (ただし「より曲がっている」「最も曲がっている」を表現する機会は少ないです)

他の品詞での形


  • 動詞: bend(「曲げる、曲がる」)


    • bend - bent - bent(bend の過去形・過去分詞形も “bent”)


  • 名詞: bent(「傾向」「性質」などを指す場合もあります)


    • 例:He has an artistic bent.(彼には芸術的な性質がある)


CEFRレベル


  • B2(中上級)


    • 「bend」という動詞はB1あたりでもよく出ますが、「bent」形容詞としての使い方、特に「決心している」「〜に集中している」のような抽象的な意味は、より複雑な表現にあたるため中上級向けです。



2. 語構成と詳細な意味

「bent」は動詞“bend”の過去分詞形が形容詞として定着した形です。


  • bend(曲げる) + -t(過去分詞の形)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. bent pipe(曲がったパイプ)

  2. bent nail(曲がった釘)

  3. bent wire(曲がったワイヤー)

  4. bent on revenge(復讐しようと決心している)

  5. bent on success(成功しようと決意している)

  6. slightly bent(わずかに曲がった)

  7. bent corner(折れ曲がった角)

  8. bent in half(半分に曲げられた)

  9. mentally bent(精神的に歪んだ、比喩的表現で)

  10. bent double(身体を二つに折る/前かがみになる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「bend」という古英語 “bendian” に由来し、元々は「曲げる」「屈する」という意味を持っていました。その過去分詞形が形容詞的に使われるようになり、物理的な「曲がった」状態のほか、意志や精神状態が「〜に曲げられる=向かっている」という比喩的なニュアンスで使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 物理的な「曲がった」意味で使う場合は、単に「歪んでいる」ことを表します。

  • 精神的・意志的な「〜したいと強く意志を持っている」意味はやや強めの表現で、「固執する」「必死になっている」ニュアンスを含むことがあります。

  • 口語・文章ともに使いますが、「bent on〜」という表現は少し堅めまたは強い意志を表す印象があるので、使う場面によっては非常に決意が強いことを示します。


4. 文法的な特徴と構文


  1. bent on + 動名詞/名詞


    • 例: He is bent on winning.(彼は勝つことに没頭している)

    • 意味: 「〜することに没頭している」「〜しようと強く決心している」


  2. 形容詞として名詞を修飾


    • 例: a bent wire(曲がったワイヤー)


  3. 可算・不可算の区別


    • 形容詞ですので可算・不可算の区別自体はありませんが、名詞として “a bent” と使うときは「性質・傾向」(可算) を表すことがあります(例: He has a bent for music.)。


  4. フォーマル/カジュアル


    • 「物理的に曲がっている」意味は日常会話でも使います。

    • 「bent on〜」の用法は日常でも耳にしますが、ややフォーマルな文章でも使われます。



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “Watch out, this hook is bent. It might break.”


    • (気をつけて、フックが曲がってるよ。壊れるかも。)


  2. “My phone charger is bent at the plug; I need a new one.”


    • (充電器のプラグが曲がっちゃった。新しいの買わないと。)


  3. “He’s so bent on getting that new game that he talks about it all day.”


    • (彼はあの新しいゲームを手に入れることに夢中で、一日中その話をしてるよ。)


ビジネス (3例)


  1. “The metal rod was bent during transport, so we need to order a replacement.”


    • (金属の棒が輸送中に曲がったため、交換用を注文する必要があります。)


  2. “She’s bent on achieving the sales target this quarter.”


    • (彼女は今期の売上目標を達成しようと固く決心しています。)


  3. “Our strategy is bent on expanding into overseas markets.”


    • (私たちの戦略は海外市場への拡大を主眼に置いています。)


学術的・フォーマル (3例)


  1. “In engineering, even a slightly bent beam can compromise the structural integrity.”


    • (工学では、わずかに曲がった梁でも構造の安全性を損なうおそれがあります。)


  2. “The researcher was bent on finding evidence to support her hypothesis.”


    • (研究者は自分の仮説を裏付ける証拠を見つけようと熱心でした。)


  3. “His argument is bent toward favoring sustainable energy solutions.”


    • (彼の主張は、持続可能なエネルギー解決策を支持する方向に傾いています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. curved(曲線を描いた)


    • bent よりも「曲線の形状」を意識させる表現。


  2. twisted(ねじれた)


    • bent が単に「曲がっている」ニュアンスなのに対し、twisted は「ねじれている」感じが強い。


  3. determined(決心している)


    • bent on〜 の「決心している」ニュアンスをより直接的に表す。


反意語


  1. straight(まっすぐな)


    • 物理的に曲がっていない状態。


  2. indifferent(無関心な)


    • 「bent on〜」の「熱心さ」「決心している」ニュアンスの反対として、「興味を持たない状態」を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /bɛnt/

  • アメリカ英語: [bent](「ベント」に近い音)

  • イギリス英語: [bent](ほぼ同じ発音)

  • アクセント: 1音節なので、特に強勢の移動はなく、全体をひとかたまりで発音します。

よくある発音の間違い


  • /bent/ を /bɛnd/(bend)とごっちゃにしがち。語尾の T をはっきり意識するとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “bent” と “bend” を混同しやすい。過去形として “bended” と誤って書いてしまわないよう注意。

  2. 意味の取り違え: 「bent = 曲がった」とだけ覚えてしまい、文脈によっては「決心している」「集中している」意味があることを見落とさないように。

  3. TOEICや英検などでの出題: 文章中で「He is bent on...」の形を見かけることがある。直訳だけでなく文脈を考慮して「〜する決心をしている」と理解するとよい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “bent” は “bend” の過去分詞で「曲がっている」。そこから派生して、気持ちや進む方向が「曲がって(傾いて)いる」→「一つの方向へ集中している」と覚えるとよいです。

  • 物理的イメージ(針金が曲がった)と精神的イメージ(気持ちがそっちに曲がっている)を結びつけて覚えるのがおすすめです。

  • 語尾の “t” をしっかり意識するとスペルミス(“bend”との混同)を防げます。


以上が形容詞「bent」の詳細な解説です。物理的にも抽象的にも使われる便利な単語なので、例文などに触れながら使い方をマスターしてみてください。

意味のイメージ
bent
意味(1)

bendの過去・過去分詞

彼女は腰をかがめた。

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意味(2)

曲がった

意味(3)

《補語にのみ用いて》(…の)決心をした,(…に)熱中した《+on+名(doing)》

彼女は弁護士になろうと決心している。

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意味(4)

《英俗》不正直な

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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