最終更新日:2025/11/01

〖A to B/BA〗AをBに割り当てる,課す,配分する;指定する;譲渡する

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元となった辞書の項目

assign

動詞

〖A to B/BA〗AをBに割り当てる,課す,配分する;指定する;譲渡する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: assign

品詞: 動詞 (transitive verb)

意味(英語)


  • To give a particular job, role, or task to someone

  • To allocate a resource or duty

意味(日本語)


  • 仕事やタスクを“割り当てる”

  • 責任や役割を“任命する”

「assign」は、人に仕事や任務・役割を振り分けるときによく使われる動詞です。また、モノや席などを指定する場面や責任を負わせる場面でも使われます。

活用形


  • 原形: assign

  • 三人称単数現在: assigns

  • 現在分詞: assigning

  • 過去形・過去分詞: assigned

他の品詞形


  • assignment (名詞): 「割り当て(られた仕事)」、「宿題」

  • assignee (名詞): 「任命された人」

  • assignable (形容詞): 「割り当て可能な」

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ビジネスや学術的な文脈でも使いこなす必要があるレベルです。ある程度英語に慣れ、抽象的またはオフィシャルな場面での表現ができるようになると使いやすい動詞です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭辞: as-(語源的には「~へ、に」というニュアンス)

  • 語幹: sign(ラテン語の “signare” = 「印をつける」から来ているとされる)

この組み合わせから、「(印をつけるように)仕事やものを振り分ける・指定する」という意味を持つようになりました。

派生語・類縁語


  • reassign (再び割り当てる)

  • resign (辞任する) ※つづりの似ている別単語ですが、re + sign ではなく「再び署名する」からの派生ではありません。

  • signals (合図する/信号) など、signを含む語は「印」・「合図」のニュアンスが強い単語です。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. assign tasks(タスクを割り当てる)

  2. assign a role(役割を割り当てる)

  3. assign homework(宿題を出す)

  4. assign a seat(席を指定する)

  5. assign responsibility(責任を割り当てる / 負わせる)

  6. assign a project(プロジェクトを割り当てる)

  7. assign a priority(優先順位を割り当てる)

  8. assign a resource(リソースを割り当てる)

  9. assign blame(過失を負わせる)

  10. assign a number(番号を割り当てる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語: “assignare” (ad「~へ」 + signare「印をつける」)

  • フランス語 “assigner” を経て、中英語に取り入れられました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 公式/フォーマル寄り: 「仕事・責任の割り当て」でオフィシャルな響きが強い

  • カジュアルシーンでも「席を割り当てる」「宿題を出す」など日常的な場面で使われます

  • 「責任を押し付ける」という否定的な用法 (assign blame) では少し感情的になることもあるので注意してください。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 「assign + 目的語」のように、何を、だれに割り当てるのかを明示する必要があります。

  • 典型的な構文:


    • assign + 目的語 + to + 人

    • 例: “The manager assigned the new tasks to me.”

    • be assigned + to + (役職 / 場所)

    • 例: “I was assigned to the research team.”


イディオム


  • assign someone to do something: 人に~するように割り当てる

  • be assigned liability/responsibility: 責任を負わされる / 割り当てられる

フォーマル・ビジネス文脈でしばしば使われますが、日常会話としても問題なく使用できます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “My teacher assigned us a short essay for tomorrow.”


    • (先生が明日までの短いエッセイを出しました。)


  2. “Could you assign me a seat near the stage?”


    • (ステージの近くに席を割り当ててもらえますか?)


  3. “I assigned different household chores to each family member.”


    • (家族それぞれに別々の家事を割り当てました。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The manager assigned the final report to our team.”


    • (マネージャーは最終レポートの作成を私たちのチームに割り当てました。)


  2. “We need to assign tasks more efficiently to meet the deadline.”


    • (締め切りに間に合うように、もっと効率的にタスクを割り当てる必要があります。)


  3. “He was assigned to lead the new product launch.”


    • (彼は新製品のローンチを率いるように任命されました。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The professor assigned a research paper on cultural differences.”


    • (教授は文化の差異に関するリサーチペーパーを課題として出しました。)


  2. “Students are assigned to groups at the beginning of the semester.”


    • (学期の始めに学生たちはグループに振り分けられます。)


  3. “The committee assigned me to review the recent study.”


    • (委員会は最近の研究を吟味するように私に任務を割り当てました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. allocate (割り当てる)


    • 資金やリソースを割り振るニュアンスが強い。


  2. allot (割り当てる)


    • 分配、配当などで形式的に分け与える感じ。


  3. designate (指定する、指名する)


    • 役職や場所を「正式に指名・指定する」イメージ。


  4. appoint (任命する)


    • 役職や任務へ“公式に”人を就かせる場合に多用。


反意語


  • withdraw (引き下げる・撤回する)

  • remove (取り除く)

  • 割り当てられたものを「取り消す」「回収する」ような意味合いで使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /əˈsaɪn/

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに /əˈsaɪn/ が一般的です。

  • アクセント位置: “a*ssign*” の「-sign」の部分に強勢があります。

  • よくある間違い: “as-sign” と区切って読む、または “a-sin” のように母音が抜けてしまうなどの混同。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “asign” と “s” をひとつ落としてしまう間違い。

  • 同音異義語との混同: “a sign” (一つの看板/合図) と誤解しないように注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネス/学術的文脈のリーディングパートで頻出。単語の置き換え問題などで “allocate” と区別する問題が出ることもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “assign” = “(印を)つけて割り当てる” とイメージしてみると覚えやすいです。

  • 動詞の “sign”(署名する)のように何かを“印”つけるイメージと組み合わせると、 “assign”=「誰かに明確に仕事を“割り当てる”」という意味が思い出しやすくなります。

  • “As soon as you assign a task, you can sign out!” のようなリズム・語呂で覚えるのもおすすめです。


以上が「assign」の詳細な解説です。実社会ではビジネスや学術的な場面での使用頻度が高いので、例文を参考にしながら使い方を練習してみてください。

意味のイメージ
assign
意味(1)

〈物・仕事など〉'を'割り当てる,あてがう,与える

意味(2)

(…のために)〈日時・場所〉'を'指定する,決める《++for+

意味(3)

(…に)〈原因など〉'を'帰する《++to+

10人の警官がその地域のパトロールについた。

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意味(4)

〈人〉'を'任命する,選任する,指名する

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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