最終更新日:2025/08/04

〈U〉《…に対する》愛情,好意, 《しばしば複数形で》恋情 《for, toward ...》 / 〈C〉(体のある部分の)病気

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元となった辞書の項目

affection

名詞

〈U〉《…に対する》愛情,好意, 《しばしば複数形で》恋情 《for, toward ...》 / 〈C〉(体のある部分の)病気

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彼女は愛情に飢えている。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: affection

品詞: 名詞 (noun)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

意味(英語): A feeling of liking or caring for someone or something; a gentle feeling of fondness.

意味(日本語): 好意、愛情、優しい気持ちを持つこと。「誰かや何かに対して好感や愛情を持つ」というニュアンスの名詞です。家族や友人、ペットなどに向けられるような、深いけれど穏やかな情感を表します。

活用形:


  • 名詞なので、基本的には「affection」の形をとります。

  • 複数形は「affections」ですが、単数で使われることが多いです。

他の品詞:


  • 形容詞: affectionate (愛情深い)

  • 副詞: affectionately (愛情をこめて)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「af-」: ラテン語由来の接頭語(ad-が転じたもの)

  • 「fect」: 「する、影響を与える」という意味のラテン語“facere”に由来

  • 「-ion」: 名詞を作る接尾語

派生語や関連語


  • affectionate (形容詞): 愛情深い、人を愛する気持ちをよく表す

  • affectionately (副詞): 愛情をこめて、優しく

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. show affection (愛情を示す)

  2. express affection (愛情を表す)

  3. seek affection (愛情を求める)

  4. genuine affection (真の愛情)

  5. deep affection (深い愛情)

  6. maternal affection (母性の愛情)

  7. affection toward someone (誰かへの愛情)

  8. shower someone with affection (誰かに愛情を惜しみなく注ぐ)

  9. mutual affection (相互の愛情)

  10. have a great affection for (〜に対して非常に強い愛情を持つ)


3. 語源とニュアンス

語源:
「affection」は、ラテン語の “affectio”(働きかけ、影響)に由来しており、そこから「心を動かすもの」というニュアンスが生まれました。歴史的には「感情」「気分」「影響」といった様々な領域で使われていましたが、現在では主に「好意」や「愛情」を表す言葉として定着しています。

使用時のニュアンスや注意点:


  • 「love(愛)」よりは少し穏やかな、しかし温かな感情を含む表現。

  • 家族や恋人だけでなく、友人や動物に対しても使える汎用性のある言葉です。

  • 口語・文章どちらでも比較的カジュアルからフォーマルまで広く使われますが、ビジネスよりは日常的な場面でよく登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算: 原則として不可算名詞(an affection と言わない方が自然)が多いですが、「affections」と複数形で「さまざまな愛情の形」と表現することもできます。

  • 一般的な構文・イディオム:


    • to have affection for someone/something

    • 例: “I have great affection for my old school.”

    • to show affection

    • 例: “He showed affection by giving her a hug.”


フォーマル/カジュアルな usage:


  • カジュアル: 友人との会話で「I really have a lot of affection for her.」のように使われます。

  • フォーマル: 書き言葉やスピーチでも「We hold a deep affection for our mentors.」のように十分使えます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I can feel the affection you have for your cat when you talk about her.”

    (あなたが猫について話すとき、あなたの愛情を感じるよ。)


  2. “My grandmother always showed me affection by telling me stories from her childhood.”

    (祖母はいつも自分の子供の頃の話をして、私に愛情を示してくれました。)


  3. “I have deep affection for this old neighborhood because I grew up here.”

    (この古い近所には本当に強い愛着があるんだ。ここで育ったからね。)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “Though our work is strictly professional, I can sense a genuine affection among the team members.”

    (仕事は純粋にプロフェッショナルな関係ですが、チームメンバーの間に本物の愛着があるのを感じます。)


  2. “The manager treats everyone with affection, which fosters a positive work environment.”

    (マネージャーはみんなを愛情をもって接するので、良い職場環境が育まれます。)


  3. “We hope our customers develop an affection for our brand through our dedicated service.”

    (私たちは真摯なサービスを通じて、お客様が私たちのブランドに愛着を持ってくださることを望んでいます。)


学術的・公的な文脈での例文(3つ)


  1. “Many psychological studies explore the connection between affection and emotional well-being.”

    (多くの心理学的研究は、愛情と感情的健康の関係を探求しています。)


  2. “Affection is considered one of the fundamental human emotions that strengthens social bonds.”

    (愛情は社会的な絆を強める基本的な人間の感情のひとつだと考えられています。)


  3. “Sociologists often investigate the various cultural expressions of affection in different communities.”

    (社会学者たちはさまざまな共同体における多様な愛情の表現をしばしば研究します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. fondness (好意、優しい思い)


    • 「affection」に近く、相手を好ましく思う感情だが、やや軽いニュアンスになることもある。


  2. love (愛)


    • 「affection」よりも強い感情を含む場合が多い。ロマンチックな意味合いでも使われる。


  3. attachment (愛着)


    • 物や場所など、特定の対象に対して強く結びつきを感じるときに使われる。


  4. warmth (温かみ)


    • 相手へ向ける親しみや優しさを示す。


反意語 (Antonyms)


  1. dislike (嫌悪)


    • 好きではない、嫌いという感情。


  2. hate (憎しみ)


    • より強い嫌悪感や憎悪を示す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈfek.ʃən/

  • アメリカ英語 (GenAm): アフェクション(「ア」に近い音で始まる)

  • イギリス英語 (RP): アフェクション(アメリカ英語とほぼ同じですが、母音のニュアンスが少し短め)

  • アクセント: 「-fec-」の部分に強勢が置かれます。

  • よくある発音ミス:


    • 先頭を「エフェクション」としてしまう

    • 「shun」の部分を「チョン」と発音せず、「ション」に近い曖昧母音を使う。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: effectと間違えて「affecton」と書いてしまうなど。

  2. 意味の取り違え: “affection” は「優しく好意的な感情」であって、単に「影響」という意味はありません(“affect”と混同しがち)。

  3. 試験対策: TOEICや英検では、読解パートで “affection for 〜” の意味を問われたり、類義語と混同しないかを確認する問題が出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「affection」は “a (向かって) + fect (作る)”のイメージから「何かへ向ける気持ちを作る」と捉えると覚えやすいです。

  • 「愛情を示すとき(to show affection)」など、自分の日常に取り込みやすいフレーズから覚えましょう。

  • 人に抱くソフトであたたかい感情を連想すると、スペルと発音の両方で混同しにくくなります。


以上が名詞 「affection」 の詳細な解説です。家族や友人の間からビジネスシーンの結束感まで広く使われる便利な単語なので、ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
affection
意味(1)

〈C〉(体のある部分の)病気

意味(2)

〈U〉(…に対する)愛情,好意,《しばしば複数形で》恋情《+for(toward)+

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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