mushroom
1. 基本情報と概要
英語表記: mushroom
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): a type of fungus, typically having a stem, a cap, and gills underneath the cap
意味(日本語): きのこ(多くは茎と傘、裏側にひだを持つ菌類)
「mushroom」は、食用・非食用を問わず、きのこ類全般を指す単語です。会話では特に食用きのこを指すことも多いですが、「mushroom cloud(キノコ雲)」などのように比喩的にも用いられます。また、動詞として使われる場合は“急激に増える・拡大する”というニュアンスになります。
活用形(名詞)
- 単数形: mushroom
- 複数形: mushrooms
他品詞での例(動詞)
- to mushroom(自動詞): 急に増える、急激に広がる
- 例: The number of users has mushroomed in the last two years.
- 例: The number of users has mushroomed in the last two years.
CEFRレベル目安: B1(中級)
- 「mushroom」は料理や自然など、日常会話でも比較的よく登場する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹(mush-): 明確な接頭語・語幹・接尾語の区分ははっきりしていませんが、もともとは古フランス語の mousseron が英語化して変化したとされます。
- -roomという接尾語があるわけではなく、音のイメージとして “mush+room” と区切られているだけで、古い語源は別の形をとっています。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- mushroom soup(きのこのスープ)
- mushroom risotto(きのこのリゾット)
- mushroom sauce(きのこソース)
- edible mushroom(食用きのこ)
- wild mushroom(野生のきのこ)
- mushroom cloud(キノコ雲)
- mushroom hunting(きのこ狩り)
- button mushrooms(マッシュルームのひとつ、ボタンマッシュルーム)
- shiitake mushrooms(椎茸)
- mushroom farm(きのこ栽培場・きのこ農場)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古フランス語 mousseron に由来し、それが中英語 musheron を経て「mushroom」という表記になったといわれています。
- 歴史的用法: 昔から食用きのこ、毒きのこなど、菌類全般を広く指す言葉として使われてきました。
- ニュアンス: 基本的には「きのこ」を指しますが、動詞の “to mushroom” になると「急に増える」「急激に拡大する」という比喩的なニュアンスがあります。中立的でフォーマル・カジュアル両方で使われますが、ビジネスや学術的な文脈でも「急激に増大する」という意味で活用される場合があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「a mushroom」のように可算名詞として数えられます。
- 動詞 (to mushroom): 自動詞で、「急増する」「急に大きくなる」を指します。
- 例: “Sales mushroomed after the campaign.”
- 例: “Sales mushroomed after the campaign.”
- イディオム表現:
- “mushroom out of control”: 物事が予想外に増大して手に負えなくなる
- 日常的にはあまりイディオムとして固定した言い回しは多くなく、比喩として使われる程度です。
- “mushroom out of control”: 物事が予想外に増大して手に負えなくなる
フォーマル・カジュアル問わず、「きのこ」をシンプルに指す場合は日常的に使われます。動詞としてはやや文語やフォーマル文脈でも見られる表現です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I made mushroom soup for dinner tonight.”
- 「今夜は晩ごはんにきのこのスープを作ったよ。」
“Have you ever tried picking wild mushrooms in the forest?”
- 「森できのこ狩りをしたことはある?」
“I love the flavor of shiitake mushrooms in stir-fries.”
- 「炒め物に入れる椎茸の風味が大好きなんだ。」
ビジネスシーンでの例文
“Our advertising expenses have mushroomed in the last quarter.”
- 「直近の四半期で宣伝費が急激に増えました。」
“The demand for organic produce, including mushrooms, is rising rapidly.”
- 「きのこを含む有機農産物の需要が急速に伸びています。」
“We might need to expand our mushroom farm to meet the growing demand.”
- 「増大する需要に対応するため、きのこ農場を拡張する必要があるかもしれません。」
学術・専門的文脈での例文
“Edible mushrooms can provide a valuable source of vitamins and minerals.”
- 「食用きのこはビタミンやミネラルの貴重な供給源となり得ます。」
“Scientists are studying how certain mushroom species can help break down toxins.”
- 「特定のきのこ類が毒素を分解する働きについて科学者たちが研究しています。」
“Mushroom cultivation has become a significant field in agricultural research.”
- 「きのこの栽培は農業研究の重要な分野になっています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- fungus(菌類)
- 一般的には菌類全体を意味し、「mushroom」もその一部です。
- 一般的には菌類全体を意味し、「mushroom」もその一部です。
- toadstool(毒きのこ、または野生できのこっぽい形状のもの)
- “mushroom” と同じく「きのこ」ですが、毒があるものや食用に適さないイメージが強いです。
- fungus(菌類)
反意語
- 直接的な反意語はありませんが、きのこと対比される要素としては「植物(plant)」や「動物(animal)」が挙げられます。
類義語との違いとして、「mushroom」は具体的にきのこ型(傘と茎を持つ)の菌類を指すことが多いのに対し、「fungus」はカビや酵母も含めた菌類全般を意味する、より広い語です。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA(国際音声記号):
- 米: /ˈmʌʃ.ruːm/
- 英: /ˈmʌʃ.ruːm/ (アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません)
- 米: /ˈmʌʃ.ruːm/
アクセント: 最初の音節 “mush-” に強勢があります。
よくある間違い: “mush” と “room” を完全に区切って発音しすぎると不自然になりがちです。あくまで “mʌsh-room” という感じで繋げて発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “mushroom” の綴りを “mushrom” や “muschroom” と間違えることがあるので要注意。
- 同音異義語との混同: 同じ発音を持つ単語は特にありませんが、“mush” (おかゆ・どろどろの状態) などと混同されることがたまにあります。
- 試験対策:
- TOEICでは、ビジネスの文脈で “the market has mushroomed” のように動詞としての使い方が出る場合があります。
- 英検などでも食文化や環境の話題で “mushroom” が登場することがあります。
- TOEICでは、ビジネスの文脈で “the market has mushroomed” のように動詞としての使い方が出る場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「mush(柔らかい) + room(部屋)」のようにイメージして、「ふわっとした部屋」が生えている、という連想で覚えると印象に残るかもしれません。
- 動詞としての “to mushroom” は、「キノコがニョキニョキ生えるイメージで急に増える」とイメージすると覚えやすいです。
- スペリングは “m-u-s-h-r-o-o-m” と “二つの o が連続する” ところをしっかり意識してください。
以上が「mushroom」の詳細解説です。ぜひ、日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使ってみてください。
キノコ,食用キノコ
キノコ状の物
(キノコのように)早く成長するもの
急速に成長する(広がる,ふえる)
キノコ状に広がる
キノコ狩をする