lemon
〈C〉;レモン;レモンの木 / 〈U〉レモン色(lemon yellow) / 〈C〉《米》無価値な物;商品、製品などの「はずれ」・不良商品・欠陥商品・《英俗》だめな人,魅力のない物(人) / レモンの(入りの,色の)
1. 基本情報と概要
単語: lemon
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A yellow citrus fruit with a sour taste.
意味(日本語): 酸っぱい味が特徴的な黄色い柑橘類の果物
「lemon」は日常生活でもよく使われる単語で、「レモン」という果物そのものを指します。料理やドリンクに酸味を加えたり、爽やかな香りを味わうために用いられます。また「lemon」という単語には、「欠陥品」や「はずれ商品」という比喩的ニュアンスで使われる場合もあります(中古車などを買ったら不具合が多かった場合に「this car is a lemon」というように使います)。
活用形:
- 複数形: lemons
他の品詞形:
- 形容詞: lemony (レモンのような/レモン味の)
- レモン味やレモン風のニュアンスを指す際に使われます。
CEFRレベルの目安
- A2(初級): 日常的に扱う果物なので、A2レベル程度でも理解しやすい単語です。比喩的表現として使われる意味(欠陥品)は、もう少し上のレベルで学ぶこともあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「lemon」は一つの語根からなり、はっきりした接頭語や接尾語がついていません。
派生語・類縁語
- lemonade(名詞):レモネード(甘くしたレモン風味の飲み物)
- lemony(形容詞):レモン風味の、レモンに似た
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ
- lemon juice(レモン汁)
- lemon zest(レモンの皮のすりおろし)
- slice of lemon(レモンのスライス)
- fresh lemon(新鮮なレモン)
- lemon flavor(レモン味)
- lemon wedge(くし形に切ったレモン)
- lemon peel(レモンの皮)
- lemon tree(レモンの木)
- squeeze a lemon(レモンを搾る)
- a lemon of a car(欠陥のある車=はずれ車)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「lemon」は中東方面から伝わった言葉で、フランス語(limon)やアラビア語( لَيْمُون / laymūn)などを経由して英語に取り入れられたと言われています。もともとは柑橘類全般を広く指す語として使われていたようです。
ニュアンス・使用時の注意
- 果物そのものを指す時: 料理、飲み物、フレーバーの話題で広く使います。
- 比喩的に“はずれ”や“欠陥品”を指す時: 主に口語で、相手に対する不満を強調する表現として使われます(“I bought a new phone, but it turned out to be a lemon.”)。
- フォーマルな文書よりはカジュアルな場面や日常会話でよく見られます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞(countable noun): “one lemon,” “two lemons,” のように数えられます。
- イディオム / 一般的な構文
- “When life gives you lemons, make lemonade.”(人生がレモンをくれるならレモネードを作ろう=逆境をチャンスに変えよう、という諺のような表現)
- “This car is a lemon.”(この車ははずれだ/欠陥品だ)
- “When life gives you lemons, make lemonade.”(人生がレモンをくれるならレモネードを作ろう=逆境をチャンスに変えよう、という諺のような表現)
- フォーマルよりもカジュアルな表現が多いですが、レシピや料理の場面など、文章でも幅広く使われます。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Could you pass me a slice of lemon for my tea?”
「お茶に入れるレモンスライスを取ってくれる?」 - “I love adding fresh lemon to my salad dressing.”
「サラダドレッシングに新鮮なレモンを加えるのが大好きなんだ。」 - “Do we have any lemons left in the fridge?”
「冷蔵庫にレモン、まだ残ってる?」
ビジネスシーンでの例文
- “Our restaurant’s best-selling drink is homemade lemonade.”
「当店の一番人気のドリンクは自家製レモネードです。」 - “Please note that the lemon slices should be served chilled.”
「レモンスライスは冷やした状態で提供してください。」 - “We received complaints that the new product turned out to be a lemon.”
「新製品が不具合だというクレームを受けました。」
学術・専門的な文脈での例文
- “Citrus limon (lemon) is high in vitamin C and antioxidants.”
「レモン(学名:Citrus limon)はビタミンCと抗酸化物質が豊富である。」 - “The study examined the antibacterial properties of lemon oil.”
「その研究はレモンオイルの抗菌作用を調査しました。」 - “We tested the acidity of the lemon juice in the laboratory.”
「実験室でレモン汁の酸度を測定しました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語(近い意味の単語)
- lime(ライム): 緑色の柑橘類。味わいは似ているが、香りや酸味が微妙に異なる。
- citrus(シトラス): 柑橘類を広く指す総称。
- lime(ライム): 緑色の柑橘類。味わいは似ているが、香りや酸味が微妙に異なる。
反意語(単に対義語ではないが、真逆の味を連想させる果物)
- sweet orange(甘いオレンジ): レモンとは対照的に甘みが強い。
- sugar apple(シュガーアップル): 非常に甘い果物で、レモンの酸味とは対照的。
- sweet orange(甘いオレンジ): レモンとは対照的に甘みが強い。
「欠陥品」という比喩的意味の反意語としては “quality product” や “winner” などが挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈlɛm.ən/
- 強勢(アクセント)の位置: 最初の音節
lem
に強勢があります。 - アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い: 大きな差はありません。アメリカ英語では “レメン”寄り、イギリス英語でもほぼ同じですが、母音の微妙な差がある程度です。
- よくある発音の間違い: [li-mon] と「リモン」のように読まないよう注意が必要です。母音は [e] で、アクセントは前の音節です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “lemmon” や “lemonn” と重ねてしまうミスに注意。
- 同音異義語との混同: “lemon” と同音異義語は特にありませんが、「German(ドイツ人)」などと音が少し似ているため初学者は発音に注意が必要です。
- 比喩表現: レモン自体の意味だけでなく、「欠陥品」という意味が試験などで問われることがあります。TOEICや英検でも語彙問題で出題される場合があるため、把握しておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語感から覚える: “レモン”の爽やかな酸っぱさをイメージしながら覚えると記憶に残りやすいです。
- 有名なフレーズ: “When life gives you lemons, make lemonade.” を覚えると、“lemon”の単語も一緒に覚えやすいです。
- スペリング: “le” から始まり “mon” で終わる、とシンプルな構成なので、「レ・モン」と区切って意識すると覚えやすいでしょう。
以上が名詞 “lemon” の詳細な解説です。料理や日常会話からビジネス上の比喩的表現まで、幅広く使われる単語ですので、ぜひ覚えて使ってみてください。
〈C〉;レモン;レモンの木
〈U〉レモン色(lemon yellow)
レモンの(入りの,色の)
〈C〉《米》無価値な物;商品、製品などの「はずれ」・不良商品・欠陥商品・《英俗》だめな人,魅力のない物(人)