最終更新日:2025/08/14

We have to be respectful to our seniors.

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上長者には敬意を払わなければ、いけない。

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元となった辞書の項目

senior

名詞

〈C〉《one's~》年長者 / (地位・身分上の)先輩,先任者,上役 / 《米》(高校・大学の)最上級生

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私たちは先輩たちに敬意を払わなければならない。

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解説

以下では、英単語「senior」(名詞) を、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: senior

品詞: 名詞 (形容詞としても使われる)

意味(英語): an older person; someone who holds a higher position or rank; a student in the final year of high school or college (主に米国で)

意味(日本語): 年上の人、より高い地位や職位にある人、高校や大学の最終学年の学生

「senior」は「年上の人」や「上役」を指すとき、または「最終学年の学生」を指すときに使われる名詞です。日常的に「上司」「先輩」「高齢者」といったニュアンスを含む、とてもよく使われる単語です。

活用形:


  • 単数形: senior

  • 複数形: seniors

他の品詞形:


  • 形容詞: senior (例: a senior manager「上級管理職」, senior staff「先輩スタッフ」)

  • 名詞形: seniority「年功、年功序列」 (例: He has a lot of seniority in the company.「彼は会社で高い年功(長い勤続年数)を持っています。」)

CEFR レベルの目安: B2(中上級)

・B2: 日常会話から一歩進んだレベル。熟語や文脈でちゃんと使い分けができるレベル。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: sen- (「年上の、古い」を意味するラテン語 senex 「年老いた人」が由来)

  • 接尾語: -ior (「比較的に上位の」などの比較級を表すラテン系語尾)

関連語や派生語


  • seniority (名詞): 年功、長く勤めていることによる地位

  • senior citizen: 高齢者

  • seniority system: 年功序列制度

コロケーション(よく使われる共起表現)10選


  1. senior citizen → 「高齢者」

  2. senior manager → 「上級管理職」

  3. senior staff → 「先輩スタッフ、上の立場のスタッフ」

  4. senior partner → 「(会社などの) 上席パートナー」

  5. senior year → 「(高校・大学の) 最終学年」

  6. senior adviser/advisor → 「上級顧問」

  7. senior engineer → 「上級エンジニア」

  8. senior executive → 「(企業の) 上級役員」

  9. senior colleague → 「先輩社員、年上の同僚」

  10. senior discount → 「シニア割引(高齢者割引)」


3. 語源とニュアンス

「senior」はラテン語の “senex” (年老いた人) から派生した語で、元々は「年上・年長」の概念を指していました。歴史的には「地位が上である人」や「より古いもの」を指すニュアンスで使われてきました。


  • フォーマル/カジュアル: 「senior」を「上司」「先輩」としてニュアンスを出す場合は、ビジネス文書や会話でも比較的フォーマルに使われます。また、高校や大学の「最終学年の学生」を指すのはアメリカ英語圏で一般的です。

  • 感情的・微妙なニュアンス: 相手を「お年寄り」と呼ぶ際、「senior citizen」と表現すると比較的丁寧な響きがあります。単に「old people」と言うとラフで失礼に感じられることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての可算・不可算: 「senior」は可算名詞として使われます。たとえば “He is a senior.”「彼は最属学年の学生だ」/「彼は年長者だ」のように単数形で使います。複数形は “seniors” になります。

  • 他動詞 / 自動詞の使い分け: 動詞ではありませんが、形容詞「senior to ~」で「〜より上位である」と比較を表すことがあります (She is senior to me.「彼女は私より上の立場にある」)。

  • よくある構文


    • “He is my senior.” → 「彼は私の先輩です。」

    • “I’m a senior in college.” → 「私は大学4年生(最終学年)です。」

    • “She is senior to me by two years.” → 「彼女は私より2年先輩だ。」



5. 実例と例文

5-1. 日常会話での例文 (3つ)


  1. “Are you a senior citizen? You can get a discount here.”

    「あなたは高齢者ですか? ここでは割引が受けられますよ。」

  2. “My grandfather joined a senior hiking club.”

    「祖父はシニア向けのハイキングクラブに入りました。」

  3. “I’m a senior in high school, so I have a lot of college applications to do.”

    「私は高校の最終学年なので、大学への出願がたくさんあります。」

5-2. ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “He was promoted to a senior manager last year.”

    「彼は昨年、上級管理職に昇進しました。」

  2. “I’ll introduce you to our senior partner at the meeting.”

    「会議で、うちの上席パートナーを紹介しますね。」

  3. “As a senior member of the team, she often mentors the new employees.”

    「チームの先輩社員として、彼女はよく新入社員に指導をしています。」

5-3. 学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “The study focused on seniors aged 65 and older.”

    「その研究は65歳以上の高齢者を対象としました。」

  2. “Senior students are required to complete a thesis before graduation.”

    「最終学年の学生は卒業前に論文を完成させる必要があります。」

  3. “The senior faculty members collaborated on the new curriculum.”

    「ベテラン教員たちは新カリキュラムの作成に協力しました。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. elder (名詞: 「年上の人」、形容詞: 「年長の」)


    • “elder” は古めかしい響きや家族内で使われることが多い。


  2. older person (名詞フレーズ: 「年配者」)


    • 比較的カジュアル。「senior」に比べ丁寧度がやや低い印象。


  3. veteran (名詞: 「ベテラン、経験豊富な人」)


    • 年齢ではなく経験年数を強調する場合が多い。


反意語 (antonyms)


  • junior (名詞: 「年下の人」, 形容詞: 「下位の、年少の」)


    • A junior employee (下級社員)、He is my junior (彼は私の後輩)


「senior」は「立場や序列が上」という意味合いをもつため、「junior」はその逆で「立場や序列が下」を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈsiː.njər/ (シーニャー/スィーニャー)

    • イギリス英語: /ˈsiː.ni.ər/ (シーニア)


  • 強勢 (アクセント): 最初の音節「see」にアクセントがあります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 末尾の「r」の発音がアメリカ英語ではハッキリ発音され、イギリス英語では曖昧もしくはほとんど発音されない場合が多いです。


  • よくある発音ミス: “se” を [se] ではなく [siː] と正しく長い “イー” で発音しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “senior” の i と o の順番を間違えて “senoir” としてしまうケース。

  • 同音異義語との混同: “seigneur” (仏語系の単語で「領主」) などは通常英語学習では出てきませんが、スペルが似ているため注意。

  • TOEICや英検での出題傾向: ビジネスシーンの単語として「senior manager」や「senior leadership」はTOEICでも頻出。また、社会問題として「senior citizens」の話題(少子高齢化など)が英検などで問われやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源から想起する: ラテン語の “senex” → “senior” → 「年上」と覚えてしまう。

  • つづりのポイント: “se + ni + or” の3つに区切ると綴りミスが減ります。

  • 対義語とのセット学習: “senior – junior” で覚えるとわかりやすい。

  • イメージ: 「混雑を避けて利用できるシニア割引」や「学生最終学年で卒業直前の姿」を頭に描くと覚えやすいです。


以上が名詞「senior」の詳細な解説です。仕事で「先輩・年長者」を指す場合にも、学生として「最終学年」を指す場合にも、とても頻繁に使われる語ですので、上のポイントを参考にしながら使い分けをマスターしてみてください。

意味のイメージ
senior
意味(1)

《one's~》年長者,年上の人

意味(2)

(地位・身分上の)先輩,先任者, 上官, 上役 , 上級者

意味(3)

《米》(高校・大学の)最上級生(高校3年生または4年生;大学4年生)

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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