元となった辞書の項目
post office
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: post office
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A place where mail (letters, packages, etc.) is received, sorted, and sent out.
意味(日本語): 手紙や小包などの郵便物を受け取り、仕分けし、配達するために扱う公共の施設。
「post office」は、いわゆる“郵便局”のことです。手紙や小包を送る、切手を買う、荷物を受け取るといった郵便サービスを受けられる場所です。英語圏では、‘‘post office’’と一言で表現し、街中にある郵便局を指す非常に一般的な単語です。
活用形:
- 単数形: post office
- 複数形: post offices
複数形では「post offices」と -s を付けます。
他の品詞:
- 「post」は名詞・動詞・形容詞など多様な用法がありますが、「post office」としては名詞句です。
- 「office」を単独で名詞としても使えます。例: “office” (事務所)。
CEFR レベルの目安:
- A2(初級): 日常生活でよく使われ、旅行や生活においても覚えておくと役立つ単語。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- post:この場合は「郵便(物)」や「郵便事業」を意味する。
- office:「事務所」や「オフィス」を意味する。
「post office」はこれら2つの語を組み合わせて、「郵便事務所」→「郵便局」という意味になっています。
関連語や派生語
- postal (形容詞) : 郵便の
例: “postal service” (郵便サービス) - postage (名詞) : 郵便料金(切手代など)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- go to the post office(郵便局に行く)
- near the post office(郵便局の近くに)
- post office branch(郵便局の支店)
- post office box / P.O. Box(私書箱)
- main post office(本局・中央郵便局)
- local post office(地元の郵便局)
- post office hours(郵便局の営業時間)
- a line at the post office(郵便局の列)
- pick up a package from the post office(郵便局で荷物を受け取る)
- drop off mail at the post office(郵便局に郵便物を出す)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「post」はラテン語の
ponere
(置く) に由来すると言われることがありますが、郵便に関しては古フランス語の “poste” に由来し、騎馬による郵便輸送の中継所を指すようになりました。 - 「office」はラテン語の “officium”(職務、職場)に由来します。
- 「post」はラテン語の
使用時の注意点・ニュアンス:
- “post office” は非常に一般的な語で、フォーマル・インフォーマル問わず使われます。
- 日常会話やビジネス、公共機関を示すときなど幅広いシーンで使用可能です。
- “post office” は非常に一般的な語で、フォーマル・インフォーマル問わず使われます。
カジュアル / フォーマル度合い:
- 口語でも文章でも違和感なく使える、幅広い場面で使用される中立的な単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞:
「a post office」や「the post office」、「some post offices」のように、可算名詞として扱われます。 - 構文例:
- “I need to go to the post office.”
- “Where is the nearest post office?”
- “I need to go to the post office.”
- イディオムなど:
特に「post office」を使ったイディオムはあまり多くありませんが、「post office box (P.O. Box)」は頻出します。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I’m going to the post office. Do you need anything sent?”
(郵便局へ行くけど、何か送るものある?) - “The post office closes at 5 p.m., so we should hurry.”
(郵便局は午後5時に閉まるから、急がなきゃ。) - “There’s a long line at the post office on Mondays.”
(月曜日は郵便局に長い列ができてるよ。)
ビジネスシーン
- “Please mail these documents at the post office before lunch.”
(昼食前にこの書類を郵便局で送ってください。) - “We use our local post office for most of our international shipping.”
(国際発送の大半は、地元の郵便局を利用しています。) - “You can open a P.O. Box at the post office for your business correspondence.”
(ビジネス用のやり取りには、郵便局で私書箱を開設できます。)
学術的・フォーマル
- “The role of the post office in communication has evolved significantly over the centuries.”
(郵便局の通信における役割は、何世紀にもわたって大きく変化してきた。) - “Historical records indicate the establishment of a central post office system in the 17th century.”
(歴史的記録によると、17世紀に中央郵便局のシステムが確立されたことが示されている。) - “Funding for the national post office infrastructure is a critical element in maintaining efficient mail services.”
(全国的な郵便局インフラへの資金提供は、効率的な郵便サービスを維持する上で極めて重要な要素である。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語:
- “mailing station” (郵便拠点) : あまり一般的ではなく、主に説明的に使われる。
- “postal center” (郵便センター) : 大きな施設を指すことが多い。
- “mailing station” (郵便拠点) : あまり一般的ではなく、主に説明的に使われる。
いずれも “post office” に比べてフォーマルまたは説明的な響きがあります。
- 反意語:
厳密な反意語はありませんが、郵便局と対になるわかりやすい単語としては「private courier (民間の宅配業者)」などが挙げられます。性質として対照的というイメージになります。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- アメリカ英語: /ˈpoʊst ˌɔːfɪs/(poʊst オー-fis)
- イギリス英語: /ˈpəʊst ˌɒfɪs/(pəʊst オ-fis)
- アメリカ英語: /ˈpoʊst ˌɔːfɪs/(poʊst オー-fis)
アクセント:
- “post” の部分にやや強調があり、“office” の “o” にもストレスがややかかります。
- アメリカ英語では「オー」のア音が長め、イギリス英語では「ɒ」の音で少し短めになるのが特徴です。
- “post” の部分にやや強調があり、“office” の “o” にもストレスがややかかります。
よくある発音の間違い:
- “post” の発音を /pɒst/ にならないよう注意
- “office” の /ˈɔːfɪs/(アメリカ英語では /ˈɒfɪs/ ではなく /ˈɔːfɪs/、イギリス英語は /ˈɒfɪs/)を意識する。
- “post” の発音を /pɒst/ にならないよう注意
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「post ofice」と “f” を重ね忘れるなどのミス。
- “post” と “office” を分ける際: “post office” で一つの名詞句なので、文中でハイフンを入れない(“post-office” としない)のが一般的。
- 同音異義語との混同: “post” は「杭」という意味もあり、動詞では「掲示する」や「インターネットに投稿する」などがあるため、文脈理解が必要。
- 試験での出題傾向: 日常生活の単語として扱われるため、TOEIC や英検など初級〜中級レベルで出やすい例題に含まれることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “post” が「郵便物」、 “office” は「事務所」→「郵便を扱う事務所」=「郵便局」と結びつけると覚えやすいです。
- “post office” は街中で誰もが利用する場所なので、実際に見かけたら頭の中で「This is a post office.」と声に出してイメージすると、記憶に定着しやすいです。
以上が「post office」の詳しい解説です。日常生活で非常によく使う単語なので、ぜひしっかり覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
郵便局