最終更新日:2024/06/18

He made no mention of her request.

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彼は彼女の要求については一言も触れなかった。

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元となった辞書の項目

mention

名詞

〈U〉《...について》簡単に述べること《of ...》 / 〈C〉言及

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解説

以下では、名詞「mention」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: mention

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語):

• An act of referring to something briefly or casually in speech or writing.

意味(日本語):

• 何かについて簡単に、あるいは短く言及すること

「何かに触れる」「話の中でちらっと述べる」という感じで、会話や文章中でちょっとだけ触れることを指します。

あまり長い説明は行わず、名前を挙げたり、ごく軽く触れたりするときに使われます。

活用形(名詞):

• mention (単数形)

• mentions (複数形)

他の品詞になった例(動詞の形など):

• (動詞) to mention – 「〜に言及する」という意味で使います。


  • 現在形: mention, mentions

  • 過去形: mentioned

  • 現在分詞: mentioning

CEFR レベルの目安: B2(中上級)

• B2(中上級):日常会話だけでなく、ビジネスや学術的な会話でも使えるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “mention”

  • 特に明確な接頭語や接尾語がついているわけではありませんが、動詞形“to mention”と語形が同じです。

派生語・類縁語


  • mention (v.): 言及する

  • unmentioned (adj.): 言及されていない

  • honorable mention (n.): 「特別賞」「佳作」のように、特に称賛するほどではないが言及される価値があるときによく使われます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. make mention of ~


    • ~について言及する


  2. an honorable mention


    • 特別賞、佳作


  3. merit a mention


    • 言及される価値がある


  4. worth mention / worthy of mention


    • 触れる価値がある


  5. first mention


    • 最初に出た言及


  6. no mention of ~


    • ~について一切触れない


  7. without (any) mention


    • 何も触れずに


  8. a brief mention


    • 簡単な言及


  9. special mention


    • 特に際立つ言及


  10. get a mention


    • 言及される



3. 語源とニュアンス

語源


  • 語源: ラテン語の “mentio” (mentionem) に由来し、「思い出させること」「呼び起こすこと」を意味します。

  • 中世フランス語を経由して英語に取り入れられました。

使用時のニュアンス・注意点


  • 「mention」は、あくまで“簡単に触れる”ニュアンスが強いという点が重要です。

  • フォーマルでもカジュアルでも使える言葉ですが、長々と説明するのではなく「さらりと言及する」イメージがあります。

  • 文章でも会話でも広く使用されます。スピーチや論文中で何かに軽く触れるときに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable): 「a mention」「some mentions」「several mentions」のように使います。

一般的な構文やイディオム例


  1. “make mention of X”


    • 「Xについて言及する」

    • 例: I should make mention of her contributions.


  2. “deserve a mention”


    • 「言及されるに値する」

    • 例: His efforts deserve a mention in the report.


  3. “only a passing mention”


    • 「ちらっとだけ触れられる言及」

    • 例: The article gave only a passing mention of the new policy.


フォーマル / カジュアル


  • フォーマルな文書: “I would like to make a brief mention of …”

  • カジュアルな会話: “There was a mention of you in last night’s conversation.”


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文 (3例)


  1. “I heard a brief mention of your name in the meeting. What was that about?”


    • 会議であなたの名前がちょっとだけ出てきたんだけど、何だったの?


  2. “There was a mention of a new restaurant opening soon—shall we check it out?”


    • もうすぐ新しいレストランが開くって話があったんだけど、行ってみる?


  3. “He made a quick mention of the trip, but I didn’t catch the details.”


    • 彼は旅行のことをちょっと話していたけど、詳しいことは聞き逃しちゃったよ。


5.2 ビジネスでの例文 (3例)


  1. “I included a mention of our partnership in the latest newsletter.”


    • 最新のニュースレターで、私たちの提携について言及しておきました。


  2. “Your contribution definitely deserves a mention in the final report.”


    • あなたの貢献は、最終報告書で確実に言及されるべきです。


  3. “Before we conclude, I want to make a brief mention of our upcoming product launch.”


    • 終わりにする前に、次回の製品発売について簡単に触れておきます。


5.3 学術的な文脈での例文 (3例)


  1. “The study makes no mention of the control group’s background.”


    • その研究では、統制群の背景についてまったく言及がない。


  2. “It is worth a mention that the data were collected over a five-year period.”


    • 5年にわたってデータが収集されたという点は触れる価値があります。


  3. “Her paper received an honorable mention at the academic conference.”


    • 彼女の論文は、学会で佳作(特別賞)の言及を得た。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. reference (名) – 言及、参照


    • “reference”は具体的に文献や資料を示す場合に使われることが多い。


  2. remark (名) – コメント、発言


    • “remark”はもう少し意見や観察的ニュアンスを含む。


  3. note (名) – メモ、記述、注釈


    • “note”は注意点や短い記述として書き留める場合に多用される。


反意語 (Antonyms)


  • omission – 省略、言及しないこと


    • “omission”はわざと何かを言及しない(または抜け落ちる)場合に使われます。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記:

• 米: /ˈmɛn.ʃən/

• 英: /ˈmen.ʃən/

どちらも第一音節「men」に強勢があります。


  • 米英で大きな差はありませんが、アメリカ英語の方が “e” の発音が若干曖昧に聞こえる場合があります。

  • 「mansion(邸宅)」とスペリングが似ていますが、発音は /ˈmæn.ʃən/(まんしょん)で別なので混同に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “mention”を“menton”や“mension”などと書いてしまう。

  2. 同音異義語との混同: “mansion (邸宅)”に似ているが、つづりも意味も違うので注意が必要です。

  3. 動詞との混同: “to mention” (動詞) と “mention” (名詞) が同じ形なので、文脈をよく見て区別してください。

試験対策での注意


  • TOEICや英検などのリスニング・読解問題で、“mention”が「短い言及」「短く触れる」という意味で使われている場合が多いです。焦って「述べる」「意見する」などと誤訳しないように注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • m (思い出す “memory”) + ention (言及) と関連づけてイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • 一瞬だけ触れるイメージで、“軽く名前を呼ぶ”ように覚えるとよいでしょう。

  • “mansion”と紛らわしいので、「おうち(家について)じゃなく、話題にチラッと触れる方が“mention”」とイメージすると区別しやすくなります。


以上が、名詞「mention」の詳細解説です。学習や会話、文章作成の際にぜひお役立てください。

意味のイメージ
mention
意味(1)

〈U〉(…について)簡単に述べること《+of+(do*ing*)》

意味(2)

〈C〉《単数形で》言及

意味(3)

〈C〉《単数形で》(ほめるために)名を挙げること

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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