最終更新日:2024/06/18

The museum had an impressive display of ancient artifacts.

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その博物館には、古代の遺物の素晴らしい展示があった。

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元となった辞書の項目

display

名詞

(…を)見せること, (感情などを)表に出すこと;(能力などの)発揮《+of+名》 / 誇示,見せびらかし / (商品・作品などの)展示,陳列《+of+名》;展示品

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解説

1. 基本情報と概要

単語: display

品詞: 名詞 (動詞としても使われる)

意味(英語・日本語)


  • 英語: An arrangement or presentation of something to be looked at or admired; also, the part of a device that visually shows information.

  • 日本語: 何かを見せるために並べたり提示すること、または情報が表示される部分(画面)を指す。見せる・陳列するというニュアンスで、店頭の「ディスプレイ」や、パソコンなどの「表示装置」を指すときにも使われる。

「イベントの陳列や商品を並べる」というイメージから、視覚的に見せるもの全般に対して幅広く使われる単語です。

活用形


  • 名詞形: display (複数形: displays)

  • 動詞形: (to) display (三人称単数形: displays, 過去形/過去分詞形: displayed, 現在分詞形: displaying)

他の品詞


  • 動詞: “to display” → 「展示する、見せる、表示する」

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 日常やビジネスでよく使われる単語ですが、意味や用法に幅があるのでやや上級寄りの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • dis-: ラテン語由来の接頭辞で、「離れて」「広がって」などのニュアンスを持つことが多い

  • -play: 中世英語で「展開する、広げる」を意味する “pleier” などに由来

関連語や派生語


  • display (動詞): 展示する、見せる

  • displayer (名詞): 陳列する人 / 物(あまり一般的ではない)

  • displayable (形容詞): 表示が可能な、表示に適した

よく使われるコロケーション(10個)


  1. window display (ウィンドウディスプレイ・ショーウィンドウ)

  2. display board (掲示板や発表用ボード)

  3. digital display (デジタル表示/ディスプレイ)

  4. display of affection (愛情表現)

  5. display cabinet (陳列用キャビネット)

  6. fireworks display (花火大会)

  7. impressive display (印象的な展示/表示)

  8. on display (展示中)

  9. display screen (ディスプレイ画面)

  10. display unit (ディスプレイ装置)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “displicare” (広げる、展開する)に由来し、フランス語 “despleier” を経て英語に入ってきました。「見えるように広げる・並べる」というイメージが基本にあります。

ニュアンス・使用上の注意


  • 展示・推薦・強調など、見せる意図が強いイメージがあります。

  • 文章でも口語でも使用可能ですが、ビジネス文書などややフォーマルにも使いやすい単語です。

  • テクノロジーの文脈(ディスプレイデバイスなど)では非常に一般的に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としては可算名詞(可算・不可算両方の扱いが見られますが、多くは可算)。


    • 例: “There is an impressive display of artworks.” (可算)

    • ただし、抽象的に「行為」を指す場合に不可算扱いすることもあります。


  • 動詞としては他動詞: 「何かを展示する・表示する」の意味。

一般的な構文


  • 名詞: “The display of the new product attracted many customers.”

  • 動詞: “They displayed the paintings in the main hall.”

イディオム


  • put on a display: 「展示(実演)を行う」「見せびらかす」


    • 例: “They put on a great display of talent at the festival.”



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I love the window display at that toy store.”

    (あのおもちゃ屋のウィンドウディスプレイが好きなんだ。)

  2. “Could you help me fix the display on my phone?”

    (スマホの画面を直すのを手伝ってくれる?)

  3. “They have a huge display of different chocolates right at the entrance.”

    (入口にいろんな種類のチョコが大量に並んでるよ。)

ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “Our company’s booth will feature a state-of-the-art display of our latest products.”

    (当社のブースでは最新製品の最先端ディスプレイを展示予定です。)

  2. “The marketing team organized a clever window display to attract more customers.”

    (マーケティングチームはより多くのお客様を引きつけるために巧妙なウィンドウディスプレイを企画しました。)

  3. “A new electronic display has been installed in the lobby to show announcements.”

    (ロビーにアナウンスを表示するための新しい電子ディスプレイが設置されました。)

学術的な文脈 (フォーマル)


  1. “The scientific display at the conference illustrated the latest findings on climate change.”

    (学会での科学展示は、気候変動に関する最新の研究成果を示していた。)

  2. “Students are required to prepare a display of their research data for the symposium.”

    (学生はシンポジウムのために自分たちの研究データを展示する必要がある。)

  3. “The museum’s interactive display engages visitors in hands-on learning experiences.”

    (その博物館のインタラクティブディスプレイは、来館者に体験型の学習機会を与えている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. exhibit (展示、出品する)


    • 「展示会で展示する」など、芸術作品や歴史的資料を見せる文脈でよく使われる。


  2. show (見せる、展示する)


    • 「見せる」というややカジュアルな表現。硬さはあまりない。


  3. presentation (プレゼン、提示)


    • スライドや情報をまとめて提示するニュアンスがあり、ビジネスや学術の場面で使われることが多い。


  4. demonstration (実演、デモ)


    • 何かの機能や作業手順を見せて説明するイメージ。


反意語 (Antonyms)


  • conceal (隠す)


    • 「見えないようにする」「公開しない」という点ですべて逆の意味。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /dɪˈspleɪ/

  • アクセントは「後ろ(spleɪ)の部分」に強勢があります。

  • アメリカ英語イギリス英語とも [ディスプレイ] とほぼ同じ発音になりますが、米英で [dɪ] の部分がやや短く、英英で少し伸びる傾向があるかもしれません。

  • 発音の間違いで「ディスプライ」のように「プライ」で区切ってしまう学習者がいますが、「display」で一続きとして発音するように気をつけてください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “diplsay” や “disply” など、母音や子音を入れ替えてしまうミスに注意。

  • 動詞と名詞の使い分け: “display” には「見せる(動詞)」と「展示(名詞)」の両方があるが、文脈でどちらか確認する必要あり。

  • 試験対策: TOEICや英検などで、主にビジネスシーンにおける展示や画面表示に関する文脈で出題される可能性があります。また、コロケーション “on display” も頻出。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ディスプレイ」は日本語でも同じように使われています。

  • 「見せるために“広げる”」というイメージを持つと、品詞違いでも意味を結びつけやすいでしょう。

  • スペリングのポイント: d + i + s + p + l + a + y。あいまいになりがちな -i--a- の順番に注意して覚えましょう。

  • 「見せびらかす」イメージと「表示装置」のイメージをセットにすると記憶しやすくなります。


以上が、名詞「display」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的シーンまで幅広く使われる非常に便利な単語です。ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
display

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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