crisp
(また『crispy』)(菓子・揚げものなどが)『かりかり』(『ぱりぱり』)『した』;(野菜などが)新鮮でぱりぱりした;(紙などが)パリパリと音のする / (空気・天候が)+さわやかな』,身の引き締まるような / (動作・返答・表現などが)『てきぱき』(『きびきび』)『した』 / (毛が)縮れた(curly) /
以下では、名詞としての “crisp” を、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
英語: crisp
日本語: (主にイギリス英語で) 薄くてパリパリしたポテトチップス、またはサクサクしたトッピングが上に乗ったフルーツの焼き菓子(例:アップルクリスプ)
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です:
- イギリス英語では “a crisp” と言うと、アメリカ英語でいう “(potato) chip” のような「ポテトチップス」を指します。
- アメリカ英語では “crisp” といえば、りんごなどのフルーツにバターや砂糖を使ったサクサクのトッピングをのせて焼いた「ホームメイド感あるデザート」を指すことがよくあります。
- “crisp” は「パリパリ」「サクサク」といった食感を想起させる名詞です。
- イギリス英語では “a crisp” と言うと、アメリカ英語でいう “(potato) chip” のような「ポテトチップス」を指します。
品詞: 名詞 (countable noun)
活用形: 名詞なので複数形は “crisps” となります。
例) “one crisp” → “two crisps”他の品詞になった場合の例:
- 形容詞: “This toast is really crisp!” (このトーストは本当にサクサクしている!)
- 動詞: “to crisp (up)” (~をカリカリにする・カリッと仕上げる)
CEFRレベル目安:B1(中級)
B1レベル: 基本的な単語でありながら、イギリス英語とアメリカ英語の違いを理解する必要がある、少し踏み込んだ中級の単語として考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
“crisp” は、はっきりした接頭語・接尾語を持たず、もともとラテン語から派生した単語です。
ここでは、名詞として主に以下の2つの意味合いがあります。
- (主にイギリス英語) ポテトチップス:
- パリパリ音がするスナックタイプの食べ物。
- パリパリ音がするスナックタイプの食べ物。
- (アメリカ英語) フルーツの上にサクサクした生地を載せて焼いた菓子の一種:
- バター・砂糖・小麦粉・オーツなどで作ったクランブル状のトッピングが特徴。
よく使われるコロケーション(共起表現)
- “bag of crisps” – 「ポテトチップスの袋」
- “packet of crisps” – 「ポテトチップスの小袋」
- “apple crisp” – 「アップルクリスプ」(アメリカ英語のデザート)
- “fruit crisp” – 「フルーツのクリスプ菓子」
- “crisps and dips” – 「クリスプス(ポテチ)とディップソース」
- “freshly baked crisp” – 「焼きたてのクリスプ菓子」
- “savoury crisps” – 「塩味の効いたポテトチップス」
- “homemade crisp” – 「手作りのクリスプ菓子」
- “crisp topping” – 「サクサクのトッピング」
- “crisp packet” – 「クリスプ(ポテチ)の包装袋」
3. 語源とニュアンス
語源:
“crisp” はラテン語の “crispus”(カールした、巻き毛の)に由来し、中英語を経て “crisp” となりました。当初は「カールしている」「縮れた」といった意味を持ち、派生的に「パリッ、サクッとした食感」を表すようになったと言われています。ニュアンス・使用時の注意:
- イギリス英語では “crisps” は一般的なマス向けスナックの名称として日常会話で非常に頻繁に使われます。
- アメリカ英語ではデザートの “crisp” として使われることもありますが、会話の内容によっては “crisp” が形容詞なのか名詞なのかの区別がやや紛らわしいので注意が必要です。
- どちらかというとカジュアルに使われる単語であり、特に “apple crisp” のような家庭的なデザートはフォーマルなレストランよりは家庭料理やカジュアルなお店でのメニューという印象です。
- イギリス英語では “crisps” は一般的なマス向けスナックの名称として日常会話で非常に頻繁に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞として:
- 可算名詞 (countable noun) なので “a crisp” / “two crisps” のように数えられます。
- イギリス英語で “a packet of crisps” などと言うときには複数形 “crisps” が基本です。
- 可算名詞 (countable noun) なので “a crisp” / “two crisps” のように数えられます。
一般的な構文やイディオムの例:
- “Would you like a crisp?” → 「ポテトチップス一枚いる?」(イギリス英語的発想)
- “He made an apple crisp for dessert.” → 「彼はデザートにアップルクリスプを作った。」
- “Would you like a crisp?” → 「ポテトチップス一枚いる?」(イギリス英語的発想)
フォーマル/カジュアル:
- “crisps” は主にカジュアルな食べ物なので、基本的に日常会話で用いられます。レストランの正式メニュー名では “potato chips” (米) や “crisps” (英) などが書かれることが多いですが、フォーマルな場面で長々と語ることはあまりありません。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Could you pass me the crisps, please?”
(そのポテチとってもらえる?) - “I’m going to bake an apple crisp for the party tonight.”
(今夜のパーティー用にアップルクリスプを焼こうと思っているの。) - “I love snacking on crisps when I watch a movie.”
(映画を観るときはポテチをつまむのが大好きなんだ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “We’ll serve crisps and sandwiches during the informal networking session.”
(インフォーマルなネットワーキングセッションでは、ポテチとサンドイッチを出します。) - “The client mentioned they prefer healthier snack options, so perhaps we should replace crisps with fruit.”
(クライアントはもっと健康的なスナックを好むそうなので、ポテトチップスの代わりにフルーツにした方がいいかもしれません。) - “We can provide individually packaged crisps for hygiene purposes.”
(衛生面のため、個別包装のポテチを用意できます。)
(3) 学術的・専門的文脈での例文
- “Analysing the fat content in various crisps can offer insight into the dietary impact of snack foods.”
(さまざまなポテトチップスの脂肪分を分析することで、スナック食品の食事への影響に関する知見が得られます。) - “A study on consumer preferences showed that texture plays a crucial role in crisp selection.”
(消費者嗜好に関する調査では、食感がポテチの選択において非常に重要な役割を果たすことが示されました。) - “The microbiological stability of fruit crisps relies on effective dehydration and moisture controls.”
(フルーツクリスプの微生物学的安定性は、効果的な脱水と水分管理に依存します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “chips” (米) – 「チップス」
- アメリカ英語ではポテトチップスそのものを指すが、イギリスで “chips” はフライドポテトを意味するので注意。
- アメリカ英語ではポテトチップスそのものを指すが、イギリスで “chips” はフライドポテトを意味するので注意。
- “snack” – 「スナック、おやつ」
- より広範な意味で、ポテチも含むスナック類全般。
- より広範な意味で、ポテチも含むスナック類全般。
- “crackle” – 「パリパリした、パチパチと音がする」
- 食感ではなく音に焦点を当てた形容。名詞としてはあまり一般的でない。
- 食感ではなく音に焦点を当てた形容。名詞としてはあまり一般的でない。
- “crumble” (デザート) – 「クランブル、そぼろ状トッピングの菓子」
- フルーツの上にそぼろ状の生地を載せて焼く菓子。アメリカの “crisp” に似たものだが、やや違う食感・レシピが使われる。
反意語 (Antonyms)
- “stale” – 「湿気た、古くなった」
- “crisps” が劣化するとパリパリ感が失われて “stale” な状態になる。
- “crisps” が劣化するとパリパリ感が失われて “stale” な状態になる。
- “soft” – 「柔らかい」
- “crisps” のパリパリ感と対照的な食感。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /krɪsp/
- アメリカ英語 (AE) とイギリス英語 (BE) の発音で大きな違いはありません。両方とも [クリスプ] というイメージです。
- アクセント: 1音節の単語なので特別な強勢の移動はありません。 /krɪsp/ 全体をやや強めに発音します。
- よくある発音の間違い:
- 母音を伸ばしすぎて “kuri~sp” のようになってしまう例。
- 子音を脱落させて “cris” のようになってしまう例。しっかり “[p]” を意識して終わらせましょう。
- 母音を伸ばしすぎて “kuri~sp” のようになってしまう例。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “crips” や “crisp” の d 版 “crispd” などの誤植が起きることがあります。スペルは “c-r-i-s-p” で終わりに “s-p” の並びがある点を確認しましょう。
- 同音異義語との混同:
- “crisps” と “chips” のイギリス英語・アメリカ英語の混同による誤解。
- “crisp” と “crispy” は品詞や文脈で混同しやすい。形容詞の「カリッとした」が “crispy” と表現されることも多いですが、名詞として「ポテチ・菓子」は “crisp” です。
- “crisps” と “chips” のイギリス英語・アメリカ英語の混同による誤解。
- 試験対策の出題傾向:
- TOEICなど、イギリス英語が出る可能性のあるテストでは “crisps” の意味を知っておくと有利。
- 英検などでもフード関連の単語として出題されることがあるので、米英の違いに注意するとよいです。
- TOEICなど、イギリス英語が出る可能性のあるテストでは “crisps” の意味を知っておくと有利。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ:
- “C” から “SP” まで コンパクトに詰まっていて “パリッ” と切れる語感をイメージすると、食べるときの「パリッ、サクッ」という音を思い出しやすくなります。
- イギリス英語を勉強する方は “crisps” が「ポテチ」であることをしっかり押さえましょう。
- アメリカ式の “apple crisp” は、家庭のオーブンで作るシンプルで香ばしいデザートというビジュアルを浮かべると記憶しやすいです。
- “C” から “SP” まで コンパクトに詰まっていて “パリッ” と切れる語感をイメージすると、食べるときの「パリッ、サクッ」という音を思い出しやすくなります。
以上が、名詞 “crisp” の詳細解説です。イギリス英語とアメリカ英語で指すものが異なる点に気をつけつつ、日常で活用してみてください。サクサクした食感を想像しながら学習すると、より記憶に定着しやすいでしょう。
(またcrispy)(菓子・揚げものなどが)かりかり(ぱりぱり)した;(野菜などが)新鮮でぱりぱりした;(紙などが)パリパリと音のする
(空気・天候が)+さわやかな**,身の引き締まるような
(動作・返答・表現などが)てきぱき(きびきび)した
(毛が)縮れた(curly)
=potato chip