元となった辞書の項目
uniform
解説
1. 基本情報と概要
単語: uniform
品詞: 名詞 (※形容詞としても使われる場合があります)
活用形: 普通名詞なので、主に単数形 (uniform)・複数形 (uniforms) で使われます。
意味(英語・日本語)
- 英語: A distinctive or official outfit worn by members of the same organization or group.
- 日本語: 同じ組織や集団に属する人々が着用する共通の服や制服。
「学校の制服」「軍隊の制服」など、あるグループに属する全員が同じものを着用します、というニュアンスの名詞です。また、形容詞としては「一様な」「均一な」という意味になります。人気のある単語で、日常的に学校や仕事の現場で使われます。
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 学校や職場での会話に必要な単語としては中級レベルで習得が望ましい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- uni-: 「一つの」「一つにまとまった」を意味する接頭語。
- form: 「形」や「型」を意味する語源。
→ 組み合わさって「一つの形」「同じ形」というニュアンスになります。
派生語・品詞変化
- uniform (形容詞): 「均一の」「同一の」という意味で使われる。
例: “They applied a uniform color to all walls.”(すべての壁に均一な色を塗った。) - uniformity (名詞): 「一様性」「均一性」
- uniformly (副詞): 「均一に」「一様に」
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- school uniform(学校の制服)
- military uniform(軍の制服)
- police uniform(警察の制服)
- wear a uniform(制服を着用する)
- full uniform(正装の制服)
- in uniform(制服を着ている状態で)
- out of uniform(制服を脱いだ状態で)
- uniform policy(制服に関する規定)
- dress code and uniform(ドレスコードと制服)
- brand-new uniform(新品の制服)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の「uniformis」から来ており、 “uni-” (一つ) + “forma” (形) が合わさって生まれた言葉です。
- 歴史的には軍事や修道士の服装など、ある集団が同じ形状の衣服を着る行為とともに発展しました。
ニュアンス・使用時の注意
- formal/カジュアル: 「uniform」は文章でも日常会話でも広く使われ、服装を指す意味としては一般的。軍装や業務上の制服などフォーマルなニュアンスが強め。
- 特定の集団に属することを前提とした「統一感」「一体感」を想起させる単語なので、何らかの組織やチームで絆や責任感を示す場面でよく用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): a uniform / uniforms(複数形)
- 構文:
- be in uniform(制服を着ている)
- wear one’s uniform(自分の制服を着用する)
- be in uniform(制服を着ている)
イディオムや表現例
- “in full uniform” で「正装の制服をきちんと身につけている」のニュアンス。
- “out of uniform” は「普段着でいる」「制服を着ていない」というカジュアルな表現です。
5. 実例と例文
(1) 日常会話の例文
- “Do you have to wear a uniform at your part-time job?”
(バイト先で制服を着なきゃいけないの?) - “My little sister is excited to wear her new school uniform.”
(妹は新しい学校の制服を着るのを楽しみにしているよ。) - “I prefer being out of uniform on weekends; it feels more relaxed.”
(週末は制服を着たくなくて、楽な格好でいたいんだ。)
(2) ビジネスシーンの例文
- “Our company has recently introduced a new uniform to align with the brand image.”
(当社はブランドイメージに合わせて新しい制服を導入しました。) - “Please make sure your uniform is clean and presentable at all times.”
(常に制服は清潔で見栄えが良い状態にしておいてください。) - “Employees in our service department have different uniforms than those in sales.”
(サービス部門の従業員は、営業部門とは異なる制服を着用しています。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈の例文
- “Historical documents show that the first military uniform dates back centuries.”
(歴史的な記録によれば、最初の軍服は何世紀も前にさかのぼります。) - “The use of a standardized uniform fosters unity and reduces social barriers within the institution.”
(標準化された制服の使用は結束を高め、組織内の社会的障壁を減らすのに役立ちます。) - “Uniforms are considered part of organizational culture, influencing perceptions of professionalism.”
(制服は組織文化の一部とみなされ、プロフェッショナリズムの認識に影響を与えています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- “outfit” (衣装)
- 一般に使われる服や衣装全般を指す。特定の制服かどうかは関係ない。
- 一般に使われる服や衣装全般を指す。特定の制服かどうかは関係ない。
- “attire” (装い)
- フォーマル・ビジネスの文脈で「服装」を意味するやや硬めの単語。
- フォーマル・ビジネスの文脈で「服装」を意味するやや硬めの単語。
- “costume” (コスチューム)
- 舞台衣装や仮装など、特定の場面や目的のために着る服装を指す。
- 舞台衣装や仮装など、特定の場面や目的のために着る服装を指す。
反意語 (antonym)
- “casual clothes” (普段着、カジュアルな服)
- 制服の対極として、決まった服装の規定のない普段着・私服を指す。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- アメリカ英語: /ˈjuː.nɪ.fɔːrm/
- イギリス英語: /ˈjuː.nɪ.fɔːm/
- アメリカ英語: /ˈjuː.nɪ.fɔːrm/
- どちらも第一音節 “u” に強勢がきます。
- よくある間違いとして、後半 “form” の部分を /fɚm/ のように誤って発音する人がいるので注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “unifom” や “unifrom” といったタイプミスがよく起こります。
- 同音異義語との混同: 似た発音を持つ語はあまりありませんが、uni- の付く単語(universe, unique など)と混ざって覚えないように注意してください。
- 試験対策: TOEICや英検では「職場の規則」「サービス業の描写」や「学校生活」に関連する長文問題などで出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「uni- = 一つ」+「form = 形」 → みんなが同じ形・同じ格好をしているイメージで覚えやすいです。
- 制服姿が頭に浮かぶよう、学校や軍隊など、具体的な場面と結びつけてイメージすると定着しやすいでしょう。
- スペリングでは「uni + form」を意識し、「uni = 1つ / form = 形」と考えると間違いが減ります。
以上が名詞 “uniform” の詳細解説です。学校や職場など生活のいろいろなシーンで使われる単語なので、ぜひ覚えて使ってみてください。
意味のイメージ