sailing
1. 基本情報と概要
単語: sailing
品詞: 名詞 (主に不可算名詞として扱われます)
意味(英語): the sport or activity of traveling on water in a sailboat or other vessel that is propelled by sails.
意味(日本語): 帆船やヨットなど、帆を使って水上を移動するスポーツや活動のことです。「船に乗って風を受けて移動する」というイメージで、レジャー・競技・移動手段として幅広く使われます。
「週末にヨットに乗って海に出かけるのが大好きなんだ」というときなどに使う、比較的カジュアルでアクティビティそのものを指す単語です。会話や文章でもよく登場する単語で、自然な話題として使われます。
活用形
- この単語は名詞形「sailing」です。動詞形は「sail (帆船で航行する)」で、過去形は「sailed」、進行形は「sailing」、過去分詞は「sailed」です。
- 名詞としては「sailing」は大抵不可算名詞(数えられない)ですが、特定の「出航」や「定期航路」として使われる場合は「a sailing」, 「the sailings」と複数形で言及されることもあります(例: “There are three sailings per day from this port.”)。
他の品詞になったときの例
- 動詞(sail): I will sail across the Atlantic Ocean next month. (来月、大西洋を横断して帆走する予定だ)
- 形容詞(例: sailing-based はあまり一般的ではありませんが、形容詞的に用いるなら:sailing club, sailing competition など)
- 名詞(sail): 「帆」の意。the sails on a sailing boat (帆船の帆)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1(中級): 日常生活や身近な趣味の話題で使われる幅が広がるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: sail
- 接尾語: -ing
- ここでは動作・活動を表す名詞(動名詞的役割)として機能しています。
派生語や類縁語
- sail (動詞): 帆船などで航行する
- sailor (名詞): 船員、水夫
- sailboat (名詞): ヨット、小型帆船
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- go sailing → セーリングに行く
- sailing club → セーリング部/セーリングクラブ
- sailing trip → セーリング旅行
- sailing competition → セーリング競技
- sailing season → セーリングのシーズン
- sailing lesson → セーリングのレッスン・教室
- cruising and sailing → クルージングとセーリング
- sailing gear → セーリング用具
- sailing race → セーリングレース
- day of sailing → セーリング日和
これらの表現は、セーリングをする状況や関連する活動・イベントを指し示すときに使われます。
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「sail」は古英語「seġl」に由来し、さらにゲルマン祖語 *seglą から派生したと言われています。その「sail」に動名詞化する -ing が付いて現在の形になりました。
- 歴史的観点: 帆船を使った航行は古代から行われており、長らく主要な移動手段・貿易手段でした。スポーツやレジャーとしての「sailing」が一般化したのは近代からで、レースやマリンスポーツとしても認知されています。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- カジュアルからややフォーマルまで幅広く使われますが、主に「レジャー・趣味・スポーツ」として言及されることが多いです。
- 公式文書では、船の運航情報として「sailings」という形で「出航情報」を示す場合があります (例: the sailings for the ferry service)。
- カジュアルからややフォーマルまで幅広く使われますが、主に「レジャー・趣味・スポーツ」として言及されることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
名詞(不可算/可算)
- 「sailing」は通常は不可算名詞として扱われ、セーリングという行為や活動そのものを指します。
- ただし、特定の航海や便(״出航便״)を表す場合は可算として複数形にもなります。
- 「sailing」は通常は不可算名詞として扱われ、セーリングという行為や活動そのものを指します。
一般的な構文
- “I enjoy + [名詞]” → “I enjoy sailing.”
- “go + [動名詞]” → “go sailing” (アウトドア活動やレジャーを表す言い方)
- “There are + [名詞の複数形]” → “There are several sailings a day.” (定期便状況などを伝える)
- “I enjoy + [名詞]” → “I enjoy sailing.”
イディオムや関連表現
- “plain sailing” → 「非常に簡単に進む、順風満帆」という言い回し: “It was plain sailing after we solved the initial problem.”
フォーマル/カジュアル
- カジュアル: “Let’s go sailing next weekend!”
- フォーマル: 旅行パンフレットや航行スケジュールで “The sailings depart at 9 AM and 4 PM.”
- カジュアル: “Let’s go sailing next weekend!”
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I love sailing on the weekends; it helps me relax.”
(週末にセーリングをするのが大好きなんだ。リラックスできるからね。) - “We’re planning to go sailing next summer. Want to join us?”
(来年の夏にセーリングに行く予定なんだけど、参加しない?) - “Sailing gives me a sense of freedom that’s hard to find elsewhere.”
(セーリングは、ほかでは味わえない自由な感覚を与えてくれるんだ。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “Our travel agency offers weekend sailing tours for company retreats.”
(弊社の旅行代理店では、企業研修向けの週末セーリングツアーを用意しています。) - “The ferry company has increased the number of daily sailings to meet demand.”
(フェリー会社は需要に対応するため、1日の出航便を増やしました。) - “Due to weather conditions, tomorrow’s sailings will be postponed.”
(天候の影響により、明日の出航は延期となります。)
学術的・専門的な文脈での例文 (3つ)
- “Sailing requires an understanding of wind patterns and tidal flows.”
(セーリングには、風のパターンや潮流を理解することが必要です。) - “Recent studies show that sailing can improve problem-solving skills through navigation challenges.”
(近年の研究によると、セーリングは航行上の課題を解決することで問題解決能力を高める可能性があるそうです。) - “The development of sailing technology has significantly influenced global trade throughout history.”
(セーリング技術の発展は、歴史を通じて世界貿易に大きな影響を与えてきました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- boating (ボート遊び・怪船など船に乗る全般)
- sailing が帆で航行する明確なイメージを伴うのに対し、boating はモーターボートや手漕ぎボートも含む幅広い意味。
- sailing が帆で航行する明確なイメージを伴うのに対し、boating はモーターボートや手漕ぎボートも含む幅広い意味。
- yachting (ヨット遊び)
- こちらはやや高級感や趣味性があるニュアンスで、豪華ヨットなどをイメージしやすい。
- こちらはやや高級感や趣味性があるニュアンスで、豪華ヨットなどをイメージしやすい。
反意語
- 明確な反意語はあまりないが、あえて言えば “motor boating” のように「帆を使わない船の移動」は sailing の反対的イメージになるかもしれません。
両者とも「船に乗る」意味合いはありますが、sailing は「帆を活用する」ことが中心である点が最も大きな違いです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈseɪ.lɪŋ/
- アメリカ英語: 「セイ(l)リング」のように発音し、第一音節 “SAY” に強勢がきます。
- イギリス英語: 同じく /ˈseɪ.lɪŋ/ ですが、 “ɪ” の母音がやや短めに発音される傾向があります。
- よくある間違い: “sailing” の “ai” を “ei” のように正しく伸ばせず、/sə/ のように弱く発音してしまう。最初の音 “seɪ” をしっかり伸ばすのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: sail → saile と余計な “e” を付ける、saling のように “i” を抜かしてしまうなど。
- 同音異義語との混同:
- “sale” (セール・売り出し) と発音が異なるが、スペルが似ているため混乱しやすい。
- “ceiling” (天井) と発音は少し似ていますが、しっかり最初の子音 “s” / “c” の違いと母音を区別してください。
- “sale” (セール・売り出し) と発音が異なるが、スペルが似ているため混乱しやすい。
- 試験対策: TOEICや英検で「旅行や趣味」「交通手段」のトピックで出る可能性があります。「出航便数」や「趣味のレジャー」として出るケースがよくあるので、読み間違い・聞き間違いに注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源からイメージ: 「帆 (sail) + -ing (活動)」で「帆を利用して航海する活動」と覚えましょう。
- 視覚的イメージ: 風を受けてヨットが進む様子をイメージすると、単語の意味が浮かびやすくなります。
- 勉強テクニック: “go sailing” のように “go + -ing” でアウトドア系アクティビティを表す表現はセットで覚えると便利です(例: “go fishing”, “go hiking” などと同じ感覚)。
「sailing」は、レジャーとしてもビジネスの船便としても使える単語です。風を受けて帆走するイメージを頭に置くことで、単語のスペルと音のイメージをつかみやすくなるでしょう。
〈U〉帆走,ヨット遊び
〈C〉航海
〈C〉〈U〉出航,出帆
〈U〉航海術