最終更新日:2025/10/31

泥棒(強盗)をすること;強盗罪

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元となった辞書の項目

robbery

名詞

泥棒(強盗)をすること;強盗罪

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解説

1. 基本情報と概要

単語: robbery

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語): The act of taking someone’s property illegally, often by using force or threats.

意味(日本語): (他人の財産を)違法に奪う行為、特に暴力や脅迫を伴う「強盗」のこと。

「robbery」は「強盗」を表すときに使われる名詞です。誰かに対して暴力や脅迫などの力を用いて財産を奪う場合に主に用いられます。例えばお店に押し入って金品を奪うようなケースなどです。法律や犯罪に関する文脈でよく登場し、深刻な犯罪行為を指すフォーマルな単語でもあります。


  • 活用形:


    • 単数形: robbery

    • 複数形: robberies


  • 他の品詞形:


    • 動詞: rob (例: “to rob a bank” = 銀行を襲って奪う)

    • 活用形: rob - robbed - robbed - robbing

    • 名詞(人を表す): robber (例: “The robber was arrested” = 強盗が逮捕された)


  • CEFRレベル目安: B2 (中上級)

    犯罪関連の用語であり、ニュース記事や映画、ドラマなどでもよく登場しますが、日常の基本単語よりは少し専門的で実際に話題に上る状況は限定的です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • rob(語幹): 「奪う」という意味の動詞

  • -ery(接尾語): 名詞を作るための接尾語として機能し、「~をする行為」や「~の性質」を表す。

詳細な意味


  1. 暴力・脅迫による強盗行為

    例: “Armed robbery” = 銃などで武装した上での強盗行為


  2. 比喩的に大きく損失を被る場合(文芸や比喩表現で)


    • 日常会話ではあまり使われませんが、誇張として「This feels like a robbery!(これは強盗みたいだよ)」のように使う場合もあります。


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “armed robbery”(武装強盗)

  2. “bank robbery”(銀行強盗)

  3. “attempted robbery”(強盗未遂)

  4. “robbery charge”(強盗の容疑)

  5. “robbery suspect”(強盗の容疑者)

  6. “highway robbery”(街道強盗/法外な金額をとる意味での比喩)

  7. “robbery investigation”(強盗事件の捜査)

  8. “in connection with robbery”(強盗事件に関連して)

  9. “victim of robbery”(強盗の被害者)

  10. “report a robbery”(強盗を通報する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中世英語の “robberie” に由来し、さらに古フランス語 “robe(r)”(略奪する)を経由して、ラテン語の “robāre” にさかのぼると考えられています。

  • 元々は「略奪行為」を意味し、主に暴力的に何かを奪うことを指していました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 強い犯罪行為を示すフォーマルな単語: 「盗み」(theft)よりも暴力のニュアンスが強く、重大な犯罪として扱われます。

  • 日常会話からニュース報道、法律文書に至るまで幅広く使われますが、特に司法・警察関連の文脈でフォーマルに用いられます。

  • 比喩的に使うときは、ドラマチックに大きな損失や不当な「奪われ感」を強調します。カジュアルな場面でも時々用いられますが、実際の犯罪行為を連想させるため、被害者などに対して使う際は配慮が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: “a robbery” や “two robberies” と数えられます。

  2. 形容詞的に修飾される場合: “an armed robbery” のように形容詞を前に置いて使うことが多いです。

  3. イディオムなど:


    • “Highway robbery” は文字通り「街道強盗」ですが、「法外に高い料金」の比喩的表現でもよく使われます。(例: “Paying $20 for a bottle of water is highway robbery!”)



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I heard there was a robbery at the convenience store last night.”

    (昨夜コンビニで強盗があったって聞いたよ。)

  2. “The news said the man was arrested for robbery.”

    (ニュースでは、その男が強盗で逮捕されたって言ってた。)

  3. “I was shocked to see a robbery happening in my neighborhood.”

    (近所で強盗事件があったのを見て、ショックだったよ。)

(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company’s insurance policy covers robberies up to a certain amount.”

    (弊社の保険では、強盗被害をある程度まで補償しています。)

  2. “We have installed new security cameras to prevent robberies.”

    (強盗を防ぐために新しい防犯カメラを設置しました。)

  3. “The bank issued a statement about the recent robbery.”

    (銀行は最近発生した強盗事件に関する声明を発表しました。)

(C) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “Statistics indicate that the rate of robberies has declined over the past decade.”

    (統計によれば、過去10年間で強盗の発生率は減少傾向にある。)

  2. “Criminologists suggest that certain socio-economic factors escalate the incidence of robberies.”

    (犯罪学者は、特定の社会経済的要因が強盗件数の増加に関係すると指摘している。)

  3. “Legal scholars debate whether the current sentencing guidelines for robbery are too lenient.”

    (法学者たちは、強盗に対する現在の量刑ガイドラインが甘すぎるのではないかと議論している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. theft(窃盗)


    • 暴力や脅迫を伴わない盗みを指す。


  2. burglary(夜盗/侵入窃盗)


    • 建物に侵入して物を盗む行為を指し、暗黙的に夜間の犯罪を示すことが多い。


  3. mugging(ひったくり強盗)


    • 通りすがりに人から物を強引に奪う行為。「robbery」に近い暴力性がある。


反意語 (Antonyms)


  • donation(寄付)


    • 自発的に与える行為で、財産を奪う「robbery」とは正反対の意味。


  • gift(贈り物)


    • 対象に無償で財産を渡す行為。


使い方の違い


  • “theft” と “robbery” の違い: robbery は脅迫や武力行使が伴う点がポイント。theft は単に盗む行為全般を広く指す。

  • “burglary” は建造物への侵入行為に重点があり、必ずしも暴力の要素はない。

  • “robbery” は被害者との対面や脅迫が想定される場合が多い。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈrɒb.ər.i/ (イギリス英語), /ˈrɑː.bɚ.i/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 最初の音節 “rob-” に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • イギリス: “ロッ(またはロブ)-バ-リ” のように /ɒ/ の音が入る︑r は控えめ。

    • アメリカ: “ラー(またはラーブ)-バ-リ” と /ɑː/ のように伸ばして発音し、r が明確に発音される。


  • よくある間違い: “robbery” のつづりを “robery” や “roberry” としてしまうスペルミス。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “robbery” の “bb” と “r” のつづけ方を間違えやすいです。

  2. 同音異義語との混同: “robber”(強盗犯)と “rubber”(ゴム)を間違えないように。

  3. TOEIC・英検などでの出題傾向: ニュース記事や警察関連のトピックを扱うリスニング・リーディング問題で登場することがあります。


    • 「crime」や「punishment」に関する問題で “robbery” が用いられるケースが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “rob” + “-ery” として、「rob(奪う)」の行為名詞という点をイメージすると覚えやすいです。

  • 二重子音 (bb): 「ロレツが回らなくなるくらいショッキングな“強盗”」と意識して、“bb” を重ねることをイメージするとスペルミスを減らせます。

  • 強盗シーン(銀行やコンビニなど)を頭に思い浮かべると、単語が定着しやすいです。


以上が “robbery” の詳細な解説です。強盗行為を指すフォーマルな名詞であり、脅迫や暴力が伴う点が特徴です。行政・法律の文脈から日常会話まで、正しい用法と文脈で使えるように学習しましょう。

意味のイメージ
robbery
意味(1)

泥棒(強盗)をすること;強盗罪

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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