元となった辞書の項目
pea
解説
以下では、英単語 pea
について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味
- 英語: pea
- 日本語: エンドウ豆
「pea」は、エンドウ豆という野菜のことを指します。小さくて丸い豆で、さやの中に複数入っています。野菜として料理に使われることが多い、とても基本的な単語です。
品詞
- 名詞 (noun)
活用形
- 単数形: pea
- 複数形: peas
「pea」は可算名詞なので、通常 “a pea” / “two peas” のように数えられます。
他の品詞形
厳密には動詞や形容詞の形はありませんが、以下のように複合語・派生形で使われる例があります。
- pea-green (形容詞) : 「エンドウ豆のような緑色」という意味で、色を形容するときに使われる。
CEFRレベルの目安
- A1(超初心者): 食べ物の単語であるため、早い段階で学習する単語の一つです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: pea
- 特に接頭語・接尾語はついていません。
関連性のある単語
- peapod(えんどう豆のさや)
- peas (複数形)
- mushy peas(ポテトのように潰したエンドウ豆料理, 特にイギリス料理で有名)
- split peas(乾燥して割ったエンドウ豆)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- pea soup(エンドウ豆のスープ)
- pea pods(エンドウのさや)
- fresh peas(新鮮なエンドウ豆)
- frozen peas(冷凍エンドウ豆)
- split peas(割ったエンドウ豆)
- pea salad(エンドウ豆のサラダ)
- pea protein(エンドウ豆由来のプロテイン)
- pea puree(エンドウ豆のピューレ)
- pea shoots(エンドウの若芽)
- pea dish(エンドウ豆を使った料理)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「pea」は、古英語の “pise (pease)” に由来し、さらにラテン語の “pisum”、ギリシャ語の “pison” にさかのぼるといわれます。
- もともと英語では “pease” が単数・複数両方に使われていましたが、のちに “pea” が単数形として確立しました。
ニュアンスと使用時の注意
- 「pea」は非常にシンプルで日常的な単語です。カジュアルな場面・フォーマルな場面を問わず、食材として話題にするときに使われます。
- 感情的な響きや特別なニュアンスはあまりなく、「豆の一種」というニュートラルな言葉です。
4. 文法的な特徴と構文
- 「pea」は可算名詞なので、冠詞 (a / the) や複数形 (peas) で扱います。
例: a pea / the peas / a handful of peas - 複合名詞として「pea soup」のように他の名詞とつながる場合があります。
- 口語でも文章でもほぼ同じように扱われます。フォーマル・カジュアルを問わず、「エンドウ豆」の意味が必要なときに普通に使います。
5. 実例と例文
A. 日常会話(カジュアル)
- “Can you pass me the peas?”
(そのエンドウ豆を取ってくれる?) - “I love adding fresh peas to my salad.”
(サラダに新鮮なエンドウ豆を入れるのが好きなんだ。) - “We grew peas in the garden this summer.”
(今年の夏は庭でエンドウ豆を育てたんだ。)
B. ビジネスシーン(フォーマルでも使用可能)
- “The catering service recommended a pea puree as a side dish.”
(ケータリング業者は付け合わせにエンドウ豆のピューレを提案してくれました。) - “Our new product line features organic frozen peas.”
(当社の新製品ラインには、オーガニックの冷凍エンドウ豆が含まれています。) - “Please finalize the nutrition facts for the canned peas.”
(缶詰エンドウ豆の栄養成分表示を最終決定してください。)
C. 学術的・専門的文脈
- “Peas are a valuable source of plant-based protein.”
(エンドウ豆は植物性タンパク質の貴重な供給源です。) - “Recent studies indicate that pea-derived protein can be beneficial for sustainable diets.”
(最近の研究では、エンドウ豆由来のタンパク質は持続可能な食生活に有益であると示唆されています。) - “In genetic research, peas played a crucial role in Gregor Mendel’s studies on heredity.”
(遺伝学の研究において、エンドウ豆はグレゴール・メンデルの遺伝の研究で重要な役割を果たしました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- bean(豆全般)
- 「pea」はエンドウ豆を特に指すのに対し、「bean」は大豆・インゲン豆など、より広い意味で使われます。
- lentil(レンズ豆)
- 同じ豆類ですが、形状や調理法が異なります。
反意語
食材として直接的な「反意語」はありません。ただし、以下のように対比で覚えるとよいです。
- fruit(果物)
- meat(肉)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /piː/
- イギリス英語: /piː/
- アメリカ英語: /piː/
- 強勢(アクセント)は単音節なので単純に「ピー」と発音します。
- よくある間違いとして、「pee(おしっこをする、の俗語)」と同じ音で綴りが違う点に注意が必要です。スペルが違うだけで、意味が大きく変わります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: 「pea」と書くべきところを「pee」と書いてしまうなど。
- 同音異義語: “pea” と “pee” が同じ発音ですが意味がまったく異なります。エンドウ豆と尿の動詞で混乱しないように注意しましょう。
- 試験対策: TOEICや英検など、語彙問題のパートで「食べ物」に関する基本単語として出題されることがあります。特に初級レベル(A1〜A2)で頻出です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 音で覚える: “pea” と “P”は同じ音で始まるので、「Pの形の豆」とイメージすると覚えやすいでしょう。
- 童話「The Princess and the Pea(えんどう豆の上に寝たお姫さま)」を読むと、印象に残りやすいです。
- スペリングのコツ: 「pea」は最後が “a” で終わる点に注意。
- 「豆」の一種であることから、他の豆類(bean, lentil)と一緒にまとめて覚えると、関連づけがしやすくなります。
以上が名詞 pea
の詳細解説です。エンドウ豆は日常生活でもよく耳にする語彙ですので、食事や栄養、料理に関する会話などで活用してください。
意味のイメージ
意味(1)
エンドウ;エンドウ豆