最終更新日:2025/11/27

〈他〉を含む / 《...の中に》...を入れる, を込める《in, among, with ...》

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元となった辞書の項目

include

動詞

〈他〉を含む / 《...の中に》...を入れる, を込める《in, among, with ...》

このボタンはなに?

私はいつも夕食にサラダを入れます。

このボタンはなに?
解説

以下では、動詞 include をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

・意味(英語 / 日本語)


  • 英語: to include ~

  • 日本語: 「~を含む」「~を含める」

「include」は、「何かをグループや全体の一部として組み入れる」イメージの動詞です。必要なものをリストに追加したり、特定の範囲に組み込んだりするときに使われます。「含む」というニュアンスの動詞なので、「Aの中にBも含まれます」などと表現したいときに役立ちます。

・品詞


  • 動詞 (transitive verb: 他動詞)

・活用形


  • 原形: include

  • 三人称単数現在形: includes

  • 現在進行形: including

  • 過去形 / 過去分詞形: included

・他の品詞形


  • inclusion (名詞) : 含まれること、包含

  • inclusive (形容詞) : 包括的な

・CEFRレベルの目安: B1(中級)

日常会話でもよく使われる一般的な動詞ですが、ある程度文脈の幅を理解する必要があるため、中級(B1)レベルと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

・語構成


  • 接頭語: in- (「中に」「中へ」という意味を持つラテン系の接頭語)

  • 語幹: clud(ラテン語 claudere = 「閉じる・囲む」)

  • 接尾語: -e(英単語としての形を整える末尾部分)

「include」は「中に閉じ込める・中に取り込む」といったニュアンスをもつ言葉です。

・派生語・類縁語


  • exclude (動詞) : 除外する

  • conclude (動詞) : 結論づける / 終わる

  • enclosure (名詞) : 囲い、囲むこと

  • inclusive (形容詞) : 全部を含んだ

・よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選


  1. include a list of …(…のリストを含む)

  2. include in the package(パッケージに含める)

  3. include all the details(すべての詳細を含む)

  4. include the following steps(以下のステップを含む)

  5. include shipping costs(発送費用を含む)

  6. please include your contact information(連絡先情報を含めてください)

  7. be included in the group(グループに含まれる)

  8. include taxes and fees(税金や手数料を含む)

  9. fail to include(含めそこなう / 入れ忘れる)

  10. include a wide range of topics(広範囲のトピックを含む)


3. 語源とニュアンス

・語源

ラテン語の includere(in-「中に」+ claudere「閉じる・囲む」)が元となっています。「内部に閉じ込める→~を含む」という意味へと変化してきました。

・ニュアンス・使用上の注意


  • 「内に含める」「中に加える」というニュアンスをもつ。

  • フォーマル/カジュアルどちらでも使える。

  • ビジネスメールや日常会話など幅広い場面で活躍する動詞。


4. 文法的な特徴と構文

1) 典型的な構文


  • include + 目的語

  • be included in + 名詞

  • include A in B

2) イディオム的表現


  • “be included in the loop” (情報共有グループに含まれる)

  • “include something along with …” (…と一緒に何かを含める)

3) 使用シーン


  • フォーマル: ビジネス文書で「Please include all relevant documents(関連書類をすべて含めてください)」というように使う。

  • カジュアル: 日常会話で「I’ll include you in the plan!(計画に入れとくよ!)」のように使う。

4) 他動詞・自動詞の区別


  • 「include」は基本的に他動詞です。目的語(何を含むか)が必要になります。

  • 受け身形(be included)はしばしば使われますが、自動詞的な振る舞いはしません。


5. 実例と例文

① 日常会話での例文


  1. “Should I include cookies in the shopping list?”

    (買い物リストにクッキーを入れたほうがいい?)


  2. “We decided to include our friends in the surprise party plan.”

    (サプライズパーティーの計画に友達も含めることにしたよ。)


  3. “Don’t forget to include your phone charger when you pack.”

    (荷造りするときに、携帯の充電器を入れるのを忘れないでね。)


② ビジネスシーンでの例文


  1. “Please include the sales report in the final presentation.”

    (最終プレゼンテーションに販売報告書を含めてください。)


  2. “We should include additional support documents for our clients.”

    (顧客向けに追加のサポート資料を同封した方がいいですね。)


  3. “The budget needs to include potential marketing costs.”

    (予算には、将来的なマーケティング費用も含める必要があります。)


③ 学術的 / アカデミックな文脈での例文


  1. “We must include these new findings in our research paper.”

    (研究論文にこれらの新発見を含めなければならない。)


  2. “When analyzing historical data, it’s important to include cultural factors.”

    (歴史的データを分析する際には、文化的要因を含めることが重要です。)


  3. “Please include the latest references in your bibliography.”

    (文献リストに最新の参考文献を含めてください。)



6. 類義語・反意語と比較

・類義語(Synonyms)


  1. contain(含む)


    • 通常、物理的な容器や範囲に”入っている”イメージ。

    • 例: “The box contains books.”(その箱には本が入っている。)


  2. encompass(取り巻く、含む)


    • 「全体を取り囲んで含む」イメージが強い。少しフォーマル。

    • 例: “Her responsibilities encompass several departments.”(彼女の責任範囲は複数の部署に及ぶ。)


  3. incorporate(組み入れる、取り入れる)


    • 少しフォーマルで、「何かを統合して一つのものにする」ニュアンス。

    • 例: “We should incorporate user feedback into the design.”(ユーザーフィードバックをデザインに取り入れるべきだ。)


・反意語(Antonyms)


  • exclude(除外する、締め出す)


    • “We decided to exclude weekends from the schedule.”(スケジュールから週末を外すことに決めた。)


  • omit(省く、抜かす)


    • “He omitted the details when he explained the plan.”(彼は計画の詳細を説明するとき省略した。)



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪnˈkluːd/

  • アクセント: 第二音節の「clude」に強勢があります(in-KLOOD)。

  • アメリカ英語 / イギリス英語で大きな違いはありませんが、イギリス英語は “luː” の母音がやや短くなることもあります。

  • よくある間違い: 「in-」の部分を強く発音しすぎたり、/ɪnˈkluːt/ と語尾を「ト」のように発音してしまうなど。語尾は /d/ で「ド」の音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “inlcude”とlとcを間違える、または“includ”で終わらせてしまうなど。

  2. 同音異義語との混同: 特に同音語はありませんが、“include”と“enclose”(同封する)を混同する学習者もいます。

  3. 試験対策では: TOEICのリーディングパートや文法問題などで「include A in B」「be included in …」といった熟語表現がよく出題されます。省略表現 “including ~” の使い方にも注意が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「in + clud(閉じる)」= “内側に閉じ込める” → 何かを仲間に引き入れるイメージ。

  • スペリングでは “in-clu-de” の3つのパーツに分けて考えるとミスを防ぎやすいです。

  • ストーリーで覚える: 「会議に誰かを加える(include)と、その人も中に閉じ込める(in + clud)イメージ」と考えると頭に入りやすいです。


以上が、動詞 include の詳細な解説です。何かを追加して含めたいときに使う、とても便利な動詞なので、ぜひ日常会話からビジネスメール、アカデミックな文章まで幅広く使ってみてください。

意味のイメージ
include
意味(1)

…‘を'含む,包含する

意味(2)

(…の中に)…‘を'入れる,込める《++in(among, with)+

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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