garlic
名詞 garlic
の詳細解説
1. 基本情報と概要
単語: garlic
品詞: 名詞 (countable/uncountable いずれも使われる場合があるが、主に不可算名詞として用いられることが多い)
意味(英語): A strong-smelling bulb used as a seasoning in cooking.
意味(日本語): 料理の風味付けに使われる、強い香りをもつ球根(ニンニク)のことです。
「garlic」は、食材として最もよく使われるスパイス・ハーブの一種です。炒め物や煮込み料理、パスタやスープなど、さまざまな料理にパンチやコクを加えるために使われます。臭いは強いですが、その風味は世界中で愛されています。
- CEFRレベルの目安: B1(中級)
-> 日常会話でよく出てくる食材の単語なので、ある程度英語に慣れている学習者なら自然な文脈で覚えられます。
活用形
- 「garlic」は可算名詞としては「a clove of garlic(ニンニクのひとかけら)」のように部分的に数えられますが、「garlic itself(ニンニクそのもの)」は不可算として扱われることが一般的です。このため gars, garlicks などの複数形は日常的には使いません。
- 動詞形や形容詞形としての一般的な派生はありません。
他の品詞例(あまり一般的ではありませんが参考として)
- 「garlicky」は形容詞。例えば “garlicky flavor” のように「ニンニクの風味が強い」という意味で使われます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 元々は古英語の “gārlēac” (gār + lēac) に起源があり、単純に「ニンニク」の意味を持つ単語。
派生語や類縁語:
- 「garlicky」(形容詞):「ニンニクのように臭い/味がする」
- 「garlic bread」(複合語):「ガーリックブレッド」
よく使われるコロケーション(共起表現)10選:
- garlic clove – ニンニクのひとかけら
- garlic bulb – ニンニクの鱗茎(丸ごとの房)
- minced garlic – みじん切りにしたニンニク
- crushed garlic – 潰したニンニク
- garlic paste – ニンニクペースト
- garlic sauce – ガーリックソース
- garlic bread – ガーリックブレッド
- garlic oil – ニンニク風味のオイル
- roasted garlic – ローストしたニンニク
- garlic powder – ガーリックパウダー
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語の “gārlēac” (gār「槍」+ lēac「リーキ・ネギ類」) に由来します。形が槍のようにとがっているネギ科の植物というニュアンスがあったと言われています。
ニュアンス・使用時の注意点:
- ニンニクは香りが強く、メニュー名や料理の説明だけでなく、匂い自体を表すときにも使われます。
- ニンニクの匂いを嫌がる人もいるため、料理の説明や会話の中で「garlic-free」「no garlic」などが使われることも。
- カジュアルやフォーマルの区別なく使われますが、どちらかというと日常会話や料理の話題で頻繁に利用されます。
4. 文法的な特徴と構文
- 「garlic」は主に 不可算名詞 として使われるので、「some garlic」「a lot of garlic」「a piece of garlic(ひとかけら)」などの表現になります。
- ただし、「a clove of garlic(ニンニクの一片)」や「three cloves of garlic(3片のニンニク)」のように具体的な単位を示す場合に数えられる形になります。
- 他動詞/自動詞などの活用はありません(名詞なので不要)。
よくある構文:
- “Add (some) garlic to the sauce.”
- “The smell of garlic lingered in the kitchen.”
イディオム例:
- “Too much garlic” → ニンニクが多すぎる(風味が強すぎる、というニュアンスで料理に対してよく言う)
5. 実例と例文
日常会話での例文
“Could you pass me the garlic? I want to add some to the soup.”
(そのニンニク取ってもらえる?スープに少し加えたいんだ。)“I love the smell of garlic frying in olive oil.”
(オリーブオイルでニンニクを炒める香りが大好きなんだ。)“This dish might be too garlicky for some people.”
(この料理はニンニクが強すぎるかもしれないよ。)
ビジネスシーンでの例文
“Our restaurant’s signature dish is a garlic-infused steak.”
(当店の看板料理はガーリックを効かせたステーキです。)“Could you reduce the garlic in the recipe? Some customers have requested a milder flavor.”
(レシピのニンニクを減らしてもらえますか?もっとあっさりした味を求めるお客様がいるんです。)“We’re planning to launch a new garlic sauce next month.”
(来月に新しいガーリックソースを発売予定です。)
学術的 (食品科学や栄養学) での例文
“Garlic has been studied for its potential health benefits, including its antibacterial properties.”
(ニンニクは、その抗菌作用を含む健康効果の可能性について研究されてきました。)“The sulfur compounds in garlic are responsible for its pungent smell and flavor.”
(ニンニクに含まれる硫黄化合物が、その強い香りと風味のもとになります。)“Excessive consumption of raw garlic may cause irritation in some individuals.”
(生のニンニクを過度に摂取すると、人によっては刺激を引き起こすことがあります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- onion (タマネギ)
- ニンニクほどにおいは強くありませんが、同じネギ科の食材。
- ニンニクほどにおいは強くありませんが、同じネギ科の食材。
- leek (リーキ)
- ネギの一種で、ニンニクほど香りは強くなく、マイルド。
- ネギの一種で、ニンニクほど香りは強くなく、マイルド。
- shallot (エシャロット)
- タマネギとニンニクの中間のような味と香り。
- タマネギとニンニクの中間のような味と香り。
ニュアンスの違い:
- 「garlic」は強烈な香りと味をもつ食材を指し、同じネギ科でも玉ねぎやリーキなど、風味や使い方が異なります。
反意語:
- 食材そのものの反意語はありませんが、「bland (風味がない)」のように、風味の強さを対比する表現はあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈɡɑːrlɪk/ (米・英ともに概ね同じ)
- アクセント: 最初の “gar-” の部分が強く読まれます(GAHr-lic)。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはあまりありませんが、アメリカ英語は /ˈɡɑːr.lɪk/ のようにア「ガーリック」と発音し、イギリス英語でも大まかに同様です。
- よくある間違い: /r/ の音を在るべきところで抜かしたり、/lɪk/ の部分を /rɪk/ と混同する誤りなど。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “garlic” の “a” と “i” の順番を入れ替えて “girlic” や “garlick” と書いてしまうことがあるので注意。
- 同音異義語との混同: “garlick” という形はほぼ使われないので、書き間違いに注意。
- 試験対策:
- TOEICや英検などのリスニングで料理に関する会話が出るときに聞き取れるようにしておくとよいです。
- スペルが比較的短いので、スペリング問題にはあまり頻出しませんが、「a clove of garlic」のように部分を表す表現が問われることがあります。
- TOEICや英検などのリスニングで料理に関する会話が出るときに聞き取れるようにしておくとよいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「gARlic」の中に “AR” という文字があるので、「アール(R)が入った臭い食材=garlic」というイメージで覚えてみるとおもしろいかもしれません。
- ギリシャやイタリア料理など、地中海式の料理をイメージするとガーリックが多用されるので、そこから想像すると覚えやすいです。
- 「garlic」の音が「ガーリック」と日本語でほぼ同じため、親近感を持ちやすい単語です。
料理好きの方や海外に行ったときにレストランで注文する場合など、非常に使い勝手のよい単語です。ぜひ活用してみてください。
ニンニク