最終更新日:2025/10/24

『率直な』,隠しだてをしない

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元となった辞書の項目

frank

IPA(発音記号)
形容詞

『率直な』,隠しだてをしない

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率直に言って、私はその考えが好きではありません。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: frank

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): honest, direct, and straightforward.

意味 (日本語): 「正直な」「率直な」「遠慮なくはっきり言う」というニュアンスを持ちます。物事を隠さずに、ありのままを伝えるときに使われる形容詞です。また、相手に対してオープンに意見を示すときに使われます。

活用形/他の品詞:


  • 形容詞: frank

  • 副詞: frankly (率直に)

  • 名詞: frankness (率直さ)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・ある程度複雑な内容でも、自分の意見をストレートに伝えられるようになるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: frank


    • 特段目立った接頭語・接尾語はなく、シンプルに「frank」で形容詞として機能します。


  • 派生語・類縁語:


    • frankly (副詞、率直に)

    • frankness (名詞、率直さ)


よく使われるコロケーション10選


  1. be frank with someone → (人に対して)率直である

  2. a frank discussion → 率直な議論

  3. frank opinion → 率直な意見

  4. frank assessment → 率直な評価

  5. speak frankly → 率直に話す

  6. perfectly frank → 全く率直な/正直な

  7. brutally frank → (時に失礼なほど)正直な

  8. frank exchange → 率直なやりとり

  9. to be perfectly frank → 率直に言うと

  10. frank conversation → 率直な会話


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「Frank」は、中世フランク族(西ヨーロッパに興った民族)の名前に由来すると言われます。古フランス語やラテン語で「自由な」「率直な」といった意味に関連した語があり、それが現代英語の「frank(率直な)」につながっています。

  • ニュアンス:


    • 自分の本音や考えを隠さずに伝える、オープンで誠実な印象です。

    • ただし、場合によっては「他人の気持ちを考慮しない失礼さ」が伴うこともあるので、状況に応じて使い方に注意が必要です。

    • カジュアルな会話でも使われやすい一方で、ビジネスの場面でも比較的フォーマルに「率直な」という意味を伝えるときに使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として人や物事の性質を説明するときに使います。


    • 例: He was very frank about his mistakes. (彼は自分のミスについてとても率直に話した)


  • 可算・不可算: 名詞ではありませんのでこの区別はありません。

  • 使用シーン: フォーマル・カジュアル問わず、正直に物事を述べる場合に使われます。カジュアルな会話でも登場しますが、ややフォーマルなレターやビジネスシーンでも使えます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. To be frank, I don’t really like this restaurant.

    (正直に言うと、このレストランあまり好きじゃないんだ。)

  2. I appreciate your frank feedback about my new hairstyle.

    (私の新しい髪型についての率直な感想を言ってくれてありがとう。)

  3. Let’s have a frank talk about what went wrong.

    (何がうまくいかなかったのか、率直に話そうよ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. The boss was frank about the company’s financial situation.

    (上司は会社の財政状況について率直に話しました。)

  2. We need a frank discussion on our marketing strategy.

    (私たちのマーケティング戦略について率直な議論が必要です。)

  3. To be perfectly frank, we should invest in better customer service.

    (率直に申し上げると、より良い顧客サービスに投資すべきです。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. The researcher gave a frank assessment of the study’s limitations.

    (研究者は、その研究の限界について率直に評価を述べました。)

  2. In his paper, he was frank about the potential biases in the data.

    (論文の中で、データに潜む潜在的なバイアスについて率直に言及していました。)

  3. The professor encouraged frank questioning to deepen our understanding.

    (教授は理解を深めるために率直な質問をするよう促しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. honest (正直な)


    • 「隠し事をしない」という点でほぼ同じですが、honestは「誠実さ」により重点を置き、時に気遣いを含むこともあります。


  2. straightforward (単刀直入な)


    • 簡潔さと明確さに重きを置き、「回りくどくない」というニュアンスが強いです。


  3. candid (率直な、ありのままの)


    • 「カジュアルに本音を言う」というイメージが強く、写真の「スナップ写真」(candid photo)のように演出しない素直さも含みます。


  4. direct (直接的な)


    • 話し方が遠回りせずストレートであることを強調しますが、必ずしも相手を思いやるニュアンスは含みません。


反意語


  1. dishonest (不正直な)

  2. evasive (はぐらかす)

  3. secretive (秘密にしたがる)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /fræŋk/

  • 強勢(アクセント)の位置: 単音節のため「frank」全体が重なって発音されます。

  • アメリカ英語イギリス英語: 大きな違いはほぼなく、両方とも「フランク」に近い発音です。


    • アメリカ英語: [fræŋk] (「æ」はやや口が開く音)

    • イギリス英語: [fræŋk] (ほぼ同じ音価)


  • よくある間違い: “frank”を /frʌŋk/ のように発音してしまう人がいますが、正確には /fræŋk/ のエ段に近い母音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「frank」を「fra*nk」ではなく、「fra*nk」と覚える必要があります。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語はあまりありませんが、「Frank(フランク)さん」という人名(固有名詞)と混同しないように注意。

  • 試験対策: 「率直な意見」「正直な物言い」を表す語彙として、TOEICや英検などの読解問題でも登場する可能性があります。文脈から「誠実に話す」「隠しごとをしない」と読み取れるかどうかがポイントです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方の工夫: 「フランクに話す=ざっくばらんに話す」というイメージで覚えると定着しやすいでしょう。

  • イメージ: 「遠回りせずに切り込む」人の姿を思い浮かべると、”frank”のニュアンスがイメージしやすいです。

  • 勉強テクニック: 短い例文「To be frank, …」をそのまま口癖のように覚え、いつでも使える表現にしておくと便利です。


以上が、形容詞「frank」の詳細な解説です。日常・ビジネス・アカデミックなど多くの場面で使える便利な語なので、ぜひ使い方を練習してみてください!

意味のイメージ
frank
意味(1)

率直な,隠しだてをしない

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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